作品レシピ
2024年01月10日

シンプルなシルエットが可愛い!キルト芯でふわっと仕上げる、ファスナーポケット付きショルダーバッグの作り方

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今回はちょっとしたお出かけの時に便利なショルダーバッグの作り方をご紹介いたします。シンプルなシルエットで、スマホとお財布が入る程度のサイズ感。少しお出かけする時などにとっても便利です。内側にちらっと見える見返しが可愛いデザインです。 

 

接着芯ではなく、キルト芯を表布の裏側に貼って仕上げます。薄手だけどふんわりとした触り心地で、見た目よりも軽い設計。くりぬいて付けているファスナーポケットには、鍵などとっさに取り出したいものを入れることができます。 

 

ショルダーベルトは付け外しができるので、ポーチとしても使うことができます。別のバッグに付け替えができるので、市販のショルダーベルトはいくつかあると便利です。 

 

Dカンを通すタブの作り方やくりぬきポケットの付け方など、ソーイング小物作りの楽しみが広がるテクニックもいくつか含まれるレシピです。上手に作るポイントなども合わせ、ファスナー付きショルダーバッグの作り方を詳しくご説明いたします。  

ジャンル:
ソーイングソーイング

目次

  1. 1.材料と道具
  2. 2.作り方
  3. 3.まとめ

1.材料と道具

お好きな布

〈表布〉   22×25cm 2枚

〈裏布〉   18×25㎝  2枚

〈見返し布〉  6×25㎝  2枚

〈ポケット布〉 22×17㎝ 1枚

〈タブ布〉    6×6㎝  2枚

接着芯

キルト芯 

仮止めクリップ

まち針

12㎝ファスナー

お好きなショルダーベルト

お好きなボタン

裁断バサミ

ミシン

アイロン

2.作り方

布を裁断します。表布のサイズは22×25cm。2枚用意します。

1

キルト芯のサイズは42×25㎝。片面のり付きのものを1枚用意します。

2

裏布は、見返し布と本体布を接ぎ合わせて作ります。見返し布のサイズは6×25㎝。2枚用意します。

3

見返し布にのみ、裏面に接着芯を貼ります。

4

裏布のサイズは18×25㎝。2枚用意します。

5

タブ布のサイズは6×6㎝。2枚用意します。タブの横幅はDカンのサイズに合わせましょう。今回は横幅が1.2㎝のDカンを使用しています。ボタンはスナップタイプや縫い合わせるタイプなど、お好きなものを用意しましょう。

6

ポケット布のサイズは22×17㎝。1枚用意します。

7

ファスナーは12cmのものを1つ用意します。

8

市販のショルダーベルトを用意します。

9

表布を中表に重ねて固定し、底を縫い代1㎝で縫い合わせます。

10

アイロンで縫い代を割ります。

11

表布の裏にキルト芯を貼ります。キルト芯ののり面を上にして表布を重ね、アイロンを当てて貼ります。

12

ポケットを表布に付けます。表布とポケット布を中表に重ねます。表布の布端の中心から2cm測ったところにポケットの布端の中心がくるように合わせて待ち針などで固定します。

13

ポケットの布端の上から3cmの位置に1x13cmの長方形を描きます。長方形の真ん中に横線を引き、角に向かって三角形になるように長方形の両端にくの字を描きます。

14

長方形の線上を縫います。

15

布を折って切り込みを入れ、真ん中の横線とくの字をカットします。縫い目を切らないように注意しながらぎりぎりのところまで切りましょう。

16

ポケット布を切り込みから裏側に返し、ポケット口の形をアイロンで整えます。

17

ファスナーは開くと片側が離れてしまうので、最初に端をミシンで縫い止めておきます。手縫いでも構いません。

18

ポケット口とファスナーの位置を固定して縫い付けます。ポケット口の端から2~3mmのところを縫います。ポケット口の中心にファスナーがくるように形を整えながら縫い進めましょう。ファスナーの金具を開け閉めしながら施すことがポイントです。

19

ポケット布を中表に重ねて固定し、縫い代1cmで左、上、右をコの字に縫います。表布を一緒に縫い合わせないよう気を付けましょう。

20

ファスナーポケットが出来ました。

21

表布を中表に重ねて固定し、サイドを縫い代1㎝で縫います。

22

8㎝のマチを作ります。サイドの縫い目と底の中心を合わせて三角に折り、中心から4㎝になるように8㎝の線を引きます。

23

線の上を縫います。

24

タブを作ります。タブ布を中心に向けて両端から折り込み、更に半分に折って4つ折りにします。サイドを縫い代2mmで縫います。

25

Dカンを通して布端を合わせ、縫い代5㎜で縫います。これをもう1つ作ります。

26

表布のサイドの縫い目とタブの中心を合わせ、タブの端を表布の布端から1㎝出して固定します。縫い代5㎜で仮縫いしましょう。

27

裏布と見返し布を中表に重ねて固定し、上側を縫い代1㎝で縫い合わせます。

28

裏布を中表に重ねて固定し、縫い代1cmで右、下、左をコの字に縫って袋状にします。サイドに返し口を付けましょう。

29

表布と同様に8㎝のマチを作ります。

30

返し口から表に返します。

31

表布の中に裏布を入れ、中表に重ねて固定します。

32

袋口を縫い代1cmで縫います。

33

袋口を中心に向かい合う表布と裏布のマチを重ねて縫い合わせます。

34

余分な布をカットします。

35

返し口から表に返します。返し口はミシンで閉じましょう。

36

アイロンで袋口の形を整えます。

37

袋口をぐるりと1周縫い押さえます。

38

袋口のお好きな位置にボタンを付けましょう。

39

完成です。

40

3.まとめ

ちょっとしたお出かけの時に便利なショルダーバッグの作り方をご紹介いたしました。シンプルなシルエットでスマホとお財布くらいしか入りませんが、少しお出かけする時などにとても便利なサイズ感です。

内側にちらっと見える見返しが可愛いですね。くりぬいて付けているファスナーポケットには、鍵などさっと取り出したいものを入れることができます。

今回は接着芯ではなく、表布の裏側にキルト芯を貼りました。薄手ではありますが、綿なのでふんわりと触り心地がよく、軽やかに仕上がりました。片面にのりの付いたタイプのキルト芯は縫い付ける必要がなく、アイロンの熱で簡単に貼ることができます。

くりぬく方法で付けているファスナーポケットは一度作り方を覚えてしまえば簡単ですし、バッグやポーチ類への応用にとても便利です。アイロンで形を整えながらゆっくり作業すれば、ソーイング初心者の方でも簡単に作ることができます。

マチを作る際はごろごろしないよう余分な布地をカットしてすっきりと仕上げましょう。ちょっとした手間をかけることで綺麗な形のバッグを作ることができます。

タブの横幅はDカンのサイズに合わせましょう。今回は横幅が1.2㎝のDカンを使用しています。ボタンやショルダーベルトはお好きなものを用意してアレンジを楽しみましょう。

ちょっとしたお出かけに最適なファスナーポケット付きのショルダーバッグ。ぜひ作ってみてはいかがでしょうか?

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