作品レシピ
2024年07月10日

ゆるふわなシルエットがポイント!雑誌も入るのに見た目は大きすぎない、だけど内ポケット付きで収納力抜群なトートバッグの作り方

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ちょっとしたお出かけやレッスンの時についつい荷物が多くなる・・・でもあまりにも大きいバッグは持ちたくない。そんな時はありませんか?今回は雑誌が縦にぴったり入るくらいの寸法なのに見た目は大きすぎない、絶妙なサイズ感のトートバッグの作り方をご紹介いたします。 

 

このレシピの最大のチャームポイントは、ゆるふわなシルエット。底の角が角ばっておらず、ふんわりと丸みを帯びたデザインです。花柄の生地デザインに合わせたい、柔らかな雰囲気のトートバッグです。 

 

バッグを作ったり買ったりする際、肩掛けが可能かどうかを基準にされる方って意外と多いはず。今回作るトートバッグは、薄手の服装なら肩掛けOK!これからの季節にぴったりです。 

 

表布、裏布、そしてポケット布まで同じサイズなので裁断が簡単。初心者さんにも安心のレシピです。大きな内ポケットもついて、収納力も抜群!ゆるふわなシルエットが可愛い、肩掛けOKのトートバッグの作り方をご紹介いたします。 

ジャンル:
ソーイングソーイング

目次

  1. 1.材料と道具
  2. 2.作り方
  3. 3.まとめ

1.材料と道具

USAコットン

接着芯

断ちばさみ

仮止めクリップ

まち針

定規

アイロン

ミシン

2.作り方

布を裁断します。表布のサイズは38×34cm。2枚用意します。

1

裏面に接着芯を貼ります(接着芯の選び方と貼り方はこちら)。

2

裏布のサイズは38×34cm。2枚用意します。

3

ポケット布のサイズは38×34cm。1枚用意します。

4

持ち手布のサイズは10×50cm。2枚用意します。

5

裏面に接着芯を貼ります。

6

持ち手を作ります。布地を中心に向けて両端から折り込み、4つ折りの紐状にします。アイロンを使ってピシッと折り目を付けます。

7

サイドを縫い代2mmで縫います。

8

ポケットを作ります。布を中表に合わせて固定します。

9

縫い代1cmで縫います。

10

縫い代の角を斜めにカットします。

11

表に返してポケット口を縫い押さえます。

12

裏布の布端の中心から8cm測ったところにポケット口の中心が来るように合わせます。

13

中心を真っ直ぐ縫います。

14

サイドを縫い代5mm、ポケット底は布端から2mmくらいのところを縫います。

15

持ち手を仮縫いします。表布の中心から左右にそれぞれ5cmのところに持ち手の端を5mm出して固定します。

16

縫い代5mmで仮縫いします。

17

表布の底を縫い合わせます。表布を中表に合わせて固定します。

18

縫い代1cmで縫い合わせます。

19

縫い代をアイロンで開きます。

20

裏布も同様に中表に合わせて固定し、底を縫い代1cmで縫い合わせます。縫い代はアイロンで開きます。

21

表布と裏布を中表に重ねて固定し、袋口を縫い代1cmで縫い合わせます。

22

表布同士、裏布同士を合わせて固定し、サイドを縫い代1cmで縫います。裏布側に1か所返し口を作ります。縫い代は表布側に倒しましょう。

23

マチを作ります。サイドと底の縫い目を合わせて固定します。

24

サイドの縫い目の中心に向かって両端を折って固定します。

25

幅4cmのところに線を引きます。表布、裏布の底4か所全てを同様に施します。

26

線の上を縫います。

27

袋口を中心に向かい合う表布と裏布のマチを重ねて縫い合わせます。余分な布はカットしましょう。

28

返し口から表に返します。返し口は手縫いかミシンで閉じましょう。

29

アイロンで袋口の形を整えます。

30

袋口をぐるりと1周縫い押さえます。

31

完成です。

32

3.まとめ

雑誌が入るほどの寸法ではあるけれど見た目はそれほど大きくない、絶妙なサイズ感のトートバッグの作り方をご紹介いたしました。チャームポイントはなんといってもゆるふわなシルエット!底が角ばっておらず、丸みのある柔らかい雰囲気のおかげでとても可愛く仕上がります。

裁断が楽なのがこのレシピの利点でもあります。表布、裏布、そしてポケット布はすべて同サイズ。間違えにくいので初心者さんでも安心して進められます。表布に貼り付ける接着芯も同サイズです。薄手の生地を使う場合は接着芯を貼ることでよりしっかりと完成させられます。

ポケット布がかなり大きいのが気になる方もいらっしゃるかもしれません。本体と同じ幅のポケットです。内ポケットを大きく作る場合、中心がたわんで使いにくくなってしまう可能性があります。そこでここでは真ん中を縫って2つのコンパートメントに分けました。ミシンで縫う方法が簡単ですが、お好みでボタンなど付けても良いでしょう。

バッグを作ったり買ったりする際、肩掛けが可能かどうかを基準にされる方も多いことでしょう。このトートの持ち手は、薄手の服装ならぎりぎり肩掛けできる長さです。これからの季節にぴったりですね。持ち手にも接着芯を貼っているので、握り心地や掛け心地もしっかり。アイロンでピシッとさせながら作りましょう。

底の部分のゆるふわなシルエットは、マチの作り方にあります。通常通りに底の角に幅を付けた後、さらに中央線に向けてもうひと折り。そうすると表に返して形を整えた時にふわっと丸みのあるコーナーに仕上がるのです。覚えておくと便利なマチの作り方です。

ポケットも大きくて小物も収納しやすく、そして雑誌が入るくらいの大きすぎず小さすぎず、ちょうどよいサイズのトートバッグ。肩掛けもOK!ちょっとしたお出かけや大人のレッスンバッグに作ってみてはいかがでしょうか?

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