ベルベットのような光沢をレジンで表現、こっくり秋冬カラーで作るシンプルエレガントなレジンピアス

1．材料と道具

・作家のためのレジン

・作家のためのレジン ぷっくりタイプ

・シリコンモールド ベーシック

・竹串

・作家のためのレジン 着色剤（オーシャン、パープル、ブラウン、グリーン、ブラック）

・クリアファイル

・パールパウダー

・エンボスヒーター

・カーテン用のふさかけフック

・耐震マット

・穴なしパール

・ブリオン

・ピンセット（アクセサリー工具セット）

・りぼんのゴールドパーツ

・樹脂ピアスパーツ

・コーティング液

・UV-LEDライト

2．作り方

円形や半円、四角などのパーツが作れるベーシックデザインのモールドを使います。

本体の形成には作家のためのレジン。

お好きな型にモールドいっぱいになるようにレジンを流し入れます。

気泡があれば竹串などの先で取り除き、硬化します。

できたパーツをモールドから取り出します。

お好きな数だけ作りましょう。

作家のためのレジン着色剤を調色して秋色を作ります。

今回は3色作ります。ひとつめはオーシャン、パープル、そしてブラックの組み合わせ。ふたつめは、ブラウンとブラックのミックス。そして3色めは、グリーンとブラックの着色剤を混ぜ合わせます。それぞれお好みの分量を出し、濃いめのカラーを作ります。

ベルベットのような光沢を持たせるため、パールパウダーを混ぜ込みます。

調色した着色剤それぞれにパールパウダーを加えます。

竹串などでよく混ぜます。

エンボスヒーターで熱を当て、気泡を飛ばします。

先に作っておいた透明のレジンパーツを耐震マットに乗せて固定します。

竹串の先に着色レジンを取り、透明パーツの上に塗ります。

すべてのパーツに塗ったら硬化します。

それぞれのレジンパーツにレジンを少量乗せます。

穴なしパールとブリオンで飾りましょう。

レジンを乗せたパーツの上にバランスよく配置します。

りぼんのゴールドパーツも使いましょう。

パーツの中央に乗せ、硬化します。

作家のためのレジンぷっくりタイプを使って表面をこんもりと盛ります。

パーツの上にぷっくりと流し、盛ります。

竹串で伸ばし、全体に行き渡らせます。

さらにぷっくりタイプのレジンを重ね、もっとぷっくりとさせて硬化します。

ピアスに仕立てます。レジンパーツの裏側を上にして固定し直します。

少量のレジンを出します。

レジンの上に樹脂ピアスパーツを置いて硬化します。

レジンパーツの裏側を樹脂ピアスパーツごとレジンでコーティングします。

竹串で全体に行き渡らせ、硬化します。

コーティングします。

全体にコーティング液を塗り、硬化します。

完成です。

3．まとめ

秋冬色と言えば、こっくりと深みのあるベルベットカラー。今回は着色剤に工夫を凝らした、これからやってくる季節の装いにぴったりのレジンのアクセサリーの作り方をご紹介いたしました。ゴールドやパールもきらりと光る、シンプルだけれど華のある上品なピアスです。

ディープカラーを表現するため、ブルーとパープル、ブラウン、そしてグリーンの着色剤それぞれにブラックを混ぜ入れました。そうすることでトーンが落ち、深みが増し、より秋冬らしい色味が生まれます。そしてさらにパールパウダーを加え、ベルベットのような落ち着いた光沢を表現しました。

アクセントには、深い色味のバックグラウンドにきらめきが映えるゴールドとパールを選びました。小さなパールやブリオンの粒とゴールドのリボンを合わせたら、大人可愛さが倍増！仕立ての良いジャケットやコート姿の耳元をキリッと引き締めてくれそうです。

角度によって見え方が違うのもこのレシピで作るピアスの魅力です。本体を形成するレジンには着色剤を混ぜていません。透明のパーツにベルベットカラーの着色剤を塗り、その上に高粘度のレジンをこんもりと盛って固めるレシピです。つまりカラーとクリアの層になっているので、見え方が違うのです。正面から見た時の深い色味と横から見た時の透明感、この2つの雰囲気がひとつで楽しめるというわけです。

ゴールドやパールのきらめきが深いベルベットカラーの背景に映える、秋冬こっくりレジンピアス。黄色や赤の着色剤のトーンを落としてマスタード色やワインレッドに調色するのもいいかもしれません。これからやってくる紅葉や雪の季節が待ち遠しくなるようなシックなレジンピアス、作ってみてはいかがでしょうか。