目次
- 1.材料と道具
- 2.作り方
- 3.まとめ
そろそろ秋の気配。秋と言えば読書!読書の秋がやってきます。気になっている新書にお気に入りの愛読書…温かい飲み物を片手にページをめくりたくなる、そんな季節の到来です。続きを楽しみに本を開くとき、ほんのり甘い気持ちにさせてくれるブックマーカーがあったら素敵だと思いませんか?
そこで文字通り甘ーい、キャラメルをモチーフにした粘土チャームをぶら下げたブックマーカーを作ってみました。今回ご紹介するのは、本物みたいな3色の粘土のキャラメルの上品でかわいいブックマーカーのレシピです。金具部分を本に挟むとキャラメルパーツが外側に出てぶら下がるタイプのブックマーカーなので、本棚に置いているときにも飾りとして楽しめます。
モールドを使わずフリーハンドでカッターで成形するレシピではありますが、ごくシンプルな形なので初心者さんにも安心して取り組んでいただけます。読書時間を彩る、粘土のキャラメルのブックマーカーの作り方です。
・粘土シート
・樹脂粘土
・アクリル絵の具(黄土、茶、こげ茶、赤)
・粘土用モールドオイル(ベビーオイルでも代用可能)
・ラップ
・定規
・粘土カッター(もしくは似た形状の粘土ベラ)
・たたら板5mm厚2本
・のし棒
・ブックマーカー金具
・平やっとこ2本
・ヒートン
・丸カン
・接着剤
・ピンセット
・ネイル用パーツ
・筆
・空きカップ
・ニス
まず最初にカラー粘土を作ります。直径2~3cmに丸めた樹脂粘土に黄土色のアクリル絵の具を混ぜます。
粘土は乾くと色が濃くなるので、この段階ではやや薄めに着色します。絵の具を混ぜ込んだらよくこねます。
続いて黄土色、茶色、そしてこげ茶色の3色の絵の具を混ぜたものを作ります。
黄土色と赤でも作ります。
ミルクキャラメル、プレーンキャラメル、そしてイチゴキャラメルの3フレーバーになるカラー粘土ができました。それぞれよくこねた後、粘土が乾燥しないようラップに包みます。
たたら板の間に粘土を置き、のし棒で広げて平らにします。
粘土カッターで端を切り落とします。
時計回りに90度回転させて粘土の向きを変え、最初の切り口と直角になるようにカットします。
時計と反対周りに90度回転させて粘土の向きを変え、幅が15mmになる位置でさらにカットします。
15mmの正方形になるよう、残った辺もう1辺をカットします。
次にキャラメルに模様を付けます。粘土カッターにオイルを薄く塗ります。
正方形の真ん中にカッターを押し当てます。
粘土の左端の切り口と中央線の間に等間隔で2本の線を入れます。
右側にも同様に線を2本足します。
90度回して向きを変え、入れた線と直角になるよう同様に5本の線を入れます。
表面にのし棒を軽く転がしてなじませます。
キャラメルができました!数日乾燥させます。
仕上げのニスを塗ります。
キャラメルの角にヒートンを付けます。3つのうちの2つには対角に2つのヒートンを、残りのキャラメルには1角にだけひとつ差し込みます。
キャラメルを丸カンでつなぎます(丸カンの開き方と閉じ方はこちら)。
キャラメルとブックマーカーを丸カンでつなげます。
接着剤でネイル用パーツを付ければブックマーカーの完成です!
のし棒で粘土を広げた後、正方形にカットせずにお花や星などに型抜きしてもかわいい形のキャラメルが作れます。
美味しくって見た目も愛らしい甘ーいキャラメル。いわゆるキャラメル色のひと粒だけでも十分にかわいいけれど、今回は3色作って遊び心のあるブックマーカーに仕立てました。プレーン、ミルク、そしていちごの3フレーバーのキャラメルを作ってつないだ、読書の秋にぴったりの粘土文具雑貨です。
最初に作るカラー粘土の着色のポイントは、どの色にも黄土色を入れること。そうすることで、クリームとお砂糖を煮詰めたようなこっくりとしたまろやかなキャラメルらしい色合いに近づけることができます。黄土色が入るおかげで落ち着いた印象のカラー粘土になり、より本物っぽい仕上がりが望めます。
四角い形ができたら、カッターの刃を当てて表面にキャラメルの特徴的な格子模様を付けます。その際、カッターの刃が粘土から上手く離れないことがあるかもしれません。あらかじめカッターの刃に薄くオイルを塗っておけば防ぐことができます。
等間隔でラインを入れるにはいくつかの方法があります。ひとつは、定規で測って位置を決めて線を引く方法です。今回はそうではなく、目分量で入れる方法を用いました。端から入れるのではなく、最初に中央線を引いて左右をそれぞれ分割します。その方が失敗なく等間隔に線を入れられます。
まだ粘土の柔らかさなどに慣れていらっしゃらない初心者さんは、もしかしたら力加減がわからず失敗することもあるかもしれません。でも、こね直して再チャレンジできるのが粘土のいいところ!納得の行く出来栄えになるまで練習を兼ねて挑戦してみましょう。
やや厚みのある作品です。ニスを塗ったりヒートンを付けたりと次のプロセスに進む前にしっかりと乾燥させましょう。完全に乾いたことを確認し、仕上げのニスを塗ればキャラメルパーツ本体の完成です。そのまま飾りやおままごとのピースとしても楽しめます。
今回はヒートンを付けて3つのキャラメルをつなぎ、ブックマーク金具を付けました。少しシンプルすぎたかな?と感じましたので、星の形のネイルパーツでちょっぴりおめかししています。それだけで一気に上品さとおしゃれ感がぐんとアップしました。
ネイルパーツは小さいので、キャラメルの飾りにちょうどよいサイズです。かわいらしいデザインのものがたくさんあって迷いそうですよね。お好きなネイルパーツでデコレーションしたキャラメルをつないでオリジナルのブックマーク作りなんていかがでしょうか。秋のハンドメイドタイムにぴったりです。