作品レシピ
2022年05月01日

立体的に縫い付けてこんもり作る、あじさいのビーズ刺繍アクセサリー

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暑くも寒くもなく大変過ごしやすく、そして色とりどりのお花が目にも美しい春。この素晴らしい季節が過ぎたら、次は梅雨のシーズンです。雨の日が続くと気持ちも滅入りがちになってしまいますが、そんな時期に綺麗な姿を見せてくれるのが清々しい色合いのあじさいです。 

 

梅雨を迎えるにあたり、透明感のあるブルー系のビーズを使ったあじさいをモチーフにしたアクセサリーを作りました。ブラウンのチャームでアクセントをつけた、軽やかで爽やかなデザインです。 

 

あじさいの咲く梅雨の時期からシンプルな白Tシャツとデニムを着こなしたい初夏にかけて。普段使いに大活躍してくれそうなビーズのアクセサリー。ピアスとイヤリングの2通りの仕上げ方をご紹介いたします。 

ジャンル:
ビーズビーズ

目次

  1. 1.材料と道具
  2. 2.作り方
  3. 3.まとめ

1.材料と道具

・ファルファーレビーズ 3.2✖️6.5mm

・特小ビーズ

・アクリルパーツ 10mm 2個

・ニッパー・丸やっとこ・平やっとこ

・フェルト 生成 25mm角

・合皮 ホワイト  25mm角

・ビーズ針

・ビーズ糸 ホワイト

・ピアス金具 または イヤリング金具

・丸カン

・Tピン

・ハサミ

・瞬間接着剤

・チャコペン

・目打ち

2.作り方

フェルトに18mmほどの円を描きます。

1

斜め3分の1の位置に線を引きます。左右で線の位置を変え、アシンメトリーにしてもかわいいです。

2

糸は1本取りで、糸の先は玉結びをします。

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フェルトの裏を小さく2回縫って、表に針を出します。

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特小ビーズを3粒取り、ビーズ分の長さを開けた先に針を刺します。

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ビーズ2粒分戻って、ビーズ際から針を出します。

6

ビーズ2粒に針を通します。

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これを繰り返して1周します。

7.5

1周縫い終わったら、ビーズだけに針を通してもう1周します。

8

このひと手間でビーズが綺麗な円になります。

9

円の3分の1の部分にビーズをランダムに縫い付けます。ビーズを3粒取って、3粒分より少し狭いスペースに刺します。

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表面に針を出して、繰り返してランダムに縫います。

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3粒より少し狭い幅にすることで、ポコポコと立体的な仕上がりになります。

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次はファルファーレビーズをランダムに縫います。ビーズを1粒取って2回縫います。大きめのビーズは2回縫って強度を上げましょう。

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繰り返して残りのスペースを埋めます。

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ビーズ刺繍ができました。

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裏を小さく縫って玉どめをします。

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余分なフェルトをカットします。

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表面の完成です。

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裏地を準備します。合皮にビーズ刺繍を乗せ、フェルトの輪郭に沿って印を付けます。

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付けた印に沿ってハサミでカットします。

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ここからはピアスバージョンの作り方です。目打ちで裏地の中央に穴を開けます。

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接着剤で金具を固定します。ブラシタイプの接着剤は細かい作業に最適です。金具の内側に、接着剤を塗ります。

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ここからはピアスとイヤリング共通の作り方です。初心者さん向けと上級者さん向けの2通りの裏地の接着方法から選べます。ここでは中央のみを接着してふちは縫って仕上げる上級者さん向けの方法で仕上げます。接着剤のみで仕上げる簡単な初心者さん向けの方法は、こちらでご覧いただけます。

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上級者さん向けの接着方法です。接着剤を中央に塗り、表面とくっつけます。

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フェルトと合皮の間から、フェルトにのみ針を刺します。玉結びを中に隠します。

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合皮から針を刺し、糸を時計回りに回して針を抜きます。

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少し糸を引っ張ります。

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3mm隣に進んで、繰り返します。1周できました。

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近くの特小ビーズに針を通して、

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2回針に巻きつけた小さな玉結びを、ビーズの中に隠します。

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もう一度繰り返して、適当なところに針を出して糸をカットします。

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ピアスバージョンのモチーフの完成です。

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特小ビーズの外側から目打ちで穴を開けます。

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Tピンに丸小ビーズとアクリルパーツを通します。

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Tピンを指で、45度の角度まで曲げます。

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Tピンを7mmほど残して、ニッパーでカットします。

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丸やっとこでTピンの端を丸めます。構えは右手の平が上です。

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右手首を回しながらTピンを丸めます。

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Tピンの先を丸くできました。

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次に丸カンをつなぎます。左右に広げるのではなく上下に開きます。

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丸カンであじさいモチーフとアクリルパーツを繋げます。

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完成です。アクリルパーツは色に個体差があるのも可愛いです。

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イヤリングバージョンの接着方法をご紹介します。

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イヤリング金具を接着します。

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金具がぐらぐらしないよう、しっかりと接着します。

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裏地の接着方法はピアスと同じです。金具の内側と合皮の中央にも接着剤をつけます。

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ぐらつかないようにしっかり押して固定させます。

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接着剤のみで仕上げる初心者さん向けの方法を取る場合は、ここで完成です。ブランケットステッチで仕上げる上級者さん向けの方法を取る場合は、ピアスと同じように周りを縫います。

イヤリング金具付近は、金具を巻き込むように糸を回します。それ以外はピアスの仕上げ方と同様です。

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アクリルパーツを下げる位置がイヤリング金具に近いので、付けにくいかもしれません。丸カンを少し広めに開くことで解消されます。

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アクリルパーツとあじさいモチーフを丸カンでつなぎます。

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しっかり閉じたら完成です。

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3.まとめ

ほどよいボリューム感なのにとっても軽く、爽やかで清楚なビーズ刺繍のアクセサリーを作りました。気持ちも滅入りがちなじめじめとした梅雨の季節、あじさいのモチーフでモチベーションを上げていきたいですね。

取ったビーズの長さよりも短い距離のところに針を刺すことで、わざと歪みを持たせて立体感を強調する方法をご紹介いたしました。ポコポコとしたテクスチャーがより際立ち、全体に丸みが増してよりあじさいの雰囲気に近くなっています。

裏地の接着の仕方には主に2通りの方法があります。ひとつは接着剤のみで仕上げる方法。補強をしないので、しっかりとふちまで接着剤を塗る必要があります。これは簡単なので、初心者さんにお勧めです。

もうひとつの方法は、ふちをブランケットステッチで縫い閉じる方法。この場合は接着剤は真ん中のみに使用します。接着剤がついて乾いた部分は硬くなるので、針を刺す際には十分注意します。ひと手間増えますが、見た目の完成度もアップしますので、上級者さんにはぜひチャレンジしていただきたい方法です。

梅雨の季節から初夏にかけてぴったりの色合いとモチーフのあじさいピアスとイヤリング。ビーズ刺繍のアクセサリー作りのこと始めに最適のプロジェクトです。

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kana-buhi ビーズ刺繍作家・講師
kana-buhi ビーズ刺繍作家・講師
ハンドメイド作家のkana-buhiです。 カラフルなビーズ刺繍のアクセサリーの作り方、材料が一式そ...
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