目次
- 1.材料と道具
- 2.作り方
- 3.まとめ
春の到来!お花の美しい季節ですね。
私の住むカリフォルニア州サンディエゴには、バルボアパークという大きな都市公園があります。複数の美術館や博物館、庭園、劇場、さらには動物園まで含む、広大な面積を誇る市民の憩いの場です。敷地内では地元原産の植物だけでなく、世界各地から集められた珍しい木々や花々も見られます。
いつ行っても見どころ満載の公園ですが、お花はやっぱりこの季節が一番!日本庭園の桜を目的にお花見ピクニックに出かけた日の写真をプリントし、久しぶりにスクラップブッキングを楽しみました。
訪問者の殺到で入園規制が掛かっているためか、日本庭園の入り口には長蛇の列。この日は諦め、別の場所に移動してのランチタイムとなりました。植物の写っていないセルフィーだけれど、この季節にぴったりのスタンプセットを使ってお花の咲き溢れるパークのイメージと春の訪れをテーマにしたレイアウトに。
いつもは柄入りのペーパーやステッカーなどがコーディネートされたスクラップブッキング向けのコレクションを使いますが、ここではあえてまっさらな状態からスタートします。スタンプとダイで作る春色スクラップブッキングのご紹介です。
・スタンプセット(Lovebirds)
・アクリルブロック
・インクパッド
・カードストック
・コーディネートダイ(またはハサミ)
・ダイカットマシン(ダイを使う場合)
・ブレンダーブラシ(オプション)
・仮どめテープのり
・テープのり
鳥さん、葉っぱ、そしてお花のデザイン。鳥さんが左右対称になっているので、写真によって位置や向きを決めたいスクラップブッキングのエンベリッシュメントに持ってこいのセットです。
スタンプします(クリアスタンプとアクリルブロックの使い方はこちら)。凸面で構成されたソリッドタイプのスタンプなので、マーカーなどでの色塗りも不必要です。
切り取って使うので、位置や向きは気にしなくてもOK。
コーディネートダイまたはハサミでカットします(ファシーカッティングのコツはこちら)。ずれないようにマスキングテープで留めてダイカットマシンのプレートに挟みます。
ダイカットします。このスタンプセットに含まれるピースは、どれもミニサイズのサイドキックに入ります(使い方はこちら)。
カラフルな鳥さんのパーツができました。
お花と葉っぱも同様にスタンプして…
ダイカットまたはハサミで切り取ります。
多めに用意するとよいでしょう。
ハートのスタンプとダイも含まれています。スタンプに刻まれたフレーズがカード向けなので…
ダイだけ使ってブランクのハートのピースを作ります。
カラーペーパーでカットしてもよいですが、ここではお花の赤インクと揃えたいのでブレンダーブラシ(詳しくはこちら)を使って着彩しました。
お持ちでなければスポンジ式のブレンディングツールやダウバー、または直接インクパッドをペーパーに擦る方法などでも色つけできます。
真っ赤なハートのエンベリッシュメントができました。
タイトルの「SPRING」のバナーを作ります。ラベルなどを作る場合、先に枠をスタンプしてから中の文字を入れることが多いかもしれません。でも実際に比べてみると、逆の方がやり易く、失敗も少ないことに気付かされます。
先に中の文字をスタンプしてから…
外側になるバナーやラベルで囲います。
ハサミでカットします。
タイトルのバナーのできあがりです。
これですべてのパーツが揃いました。
台紙には、トーンオントーンスタンピングというテクニックで作ったパターンペーパーを使います(作り方はこちら)。
写真やエンべリッシュメントの位置に迷って何度もやり直ししたくなりますので、スクラップブッキングには貼って剥がせてまた貼れる仮留めテープのりが便利です。
スタンプとダイカットで作ったパーツをバランスよく配置します。
ハートとバナーは重ねます。
ここにも鳥さんを止まらせようかしら。付けるか付けないか迷ったら付けない、引こうか引くまいか迷ったら引く。あくまでも写真を主役にしたやりすぎないアルバムページ作りを目指す私の持論です。
位置を決めたら、通常のテープのりでパーツを貼り付けます。
サクッと1枚、6x8インチの春のレイアウトの完成です。
いつもはペーパーやステッカーがコーディネートされたスクラップブッキング向けのマテリアルを使って時間短縮を図るところ、あえて無地のペーパー、スタンプ、そしてダイを使って一から手作りしてみました。これはこれで楽しいものです。
アルバムのエンべリッシュメントには、写真のどの位置に入れてもバランスが取れるよう左右対称になったデザインから選べるスタンプセットが向いています。ここで使ったセットの葉っぱと鳥さんには右バージョンと左バージョンが入っていますので、最適と言えるでしょう。
コロナウイルスのせいで外出の機会がぐっと減り、スクラップブッキングからもすっかり遠ざかっていました。久しぶりにセルフィーをプリントしてアルバムページを作り、写真で残す思い出ドキュメントの楽しさを再確認しました。
季節に合わせたデザインのスタンプを使ってのアルバム作り、体験してみてはいかがでしょうか。