ダーニングとは?/ダーニングのやり方/マッシュルームを使った基本のダーニング(使う糸、針、道具の選び方)
補修布で破れたリネンシーツを救って以来、「買った方が早い」、「もしかしたら安いかもしれない」ものをあえて直して寿命を伸ばす、というコンセプトがすっかり楽しくなってしまいました。
西部開拓時代に想いを馳せてホームキャニング(home canning、瓶詰めの保存食作り)に夢中になり、あらゆる野菜や果物を水煮やピクルスにしていた前科(笑)がある私にとっては、「大草原の小さな家」ごっこの第2弾みたいなもの。1ドルもしないトマトやピーチの缶詰を、わざわざ湯むきからはじめて煮沸処理、ガラスの瓶に真空保存、ラベルを作って貼り付けてキャビネットにぎっしり並べる、という一連の作業にロマンを感じるのです。
この流れで前から知ってはいたけれど自分が手を出すとは思わなかった、ダーニングにチャレンジしてみました。ダーニングマッシュルームという木製のツールはこの機に購入しましたが、他の道具や材料は刺繍や編み物などをされる方にはお馴染みのものばかりです。
処分待ちだった夫の靴下や私のカーディガンなど、今までなら修繕しようとも思わなかったような衣類で練習してみました。糸の太さや素材、針の種類やサイズなどを変えながら、私なりにちょっとしたコツも分かってきました。
基本のダーニングです。
編む、縫う、刺す、切る、貼る…ハンドメイドはどのジャンルも子どもの頃から大好きで、海外に移住した現在も身近な素材と簡単な方法を用いた手作りのある生活を楽しんでいます。長らくペーパークラフト一辺倒だったので、ただ今少しずつリハビリ中。毛糸や布に囲まれる暮らしの心地よさを改めて満喫しています。