目次
- 1.材料と道具
- 2.作り方
- 3.まとめ
カードの表紙の作り方はいろんなメディアで見られるけれど、内側はいったいどうなっているの?メッセージを書く段階になって、疑問に思われる方もいらっしゃるのではないでしょうか。
私はいくつかの理由から、インサート(中紙)をつけています。いつも家にある材料で簡単に作れる、私流インサートの付け方をご紹介いたします。
・コピー用紙(または同じくらいの薄紙)
・テープのり
<オプショナル>
・スタンプ
・インクパッド
・ウォーターマークインク(エンボシングインク)
いつもは表紙完成のところで終わっていますが、今日はここからがスタートです。
カードは中にメッセージを書いて送るものですが、濃い色のカード台紙を使ったため、普通のインクペンでは目立ちません。直接書くには、不透明インクのジェルペンやペイントを使う必要があります。
そこで付けるのが、インサート。私はいつも家にたくさんストックしてあるコピー用紙を使っています。カードよりほんの少し小さく、5.25x8.25インチにカットしてあります。
中がクリーム色や白などメッセージが書けるくらい薄い色のカードストックを使った場合も、インサートをつけています。なぜなら、書き損じてもいくらでもやり直しが出来るからです。
せっかく愛情と時間をかけて作ったカードなのに、メッセージを書く段階でスペルを間違えたり余計なところにインクがついたりしたくらいでボツになったら悲しいですよね。インサートに先にメッセージを書いてからカード本体に貼り付けることを習慣にしていれば、手作りカードが無駄になりません。
また、カードのデザインによっては裏を隠したい場合もあります。ブラッズ(割りピン)やアイレットを使った場合は裏に響きますし、先日作ったこのカードも…
表に貼り付けたサテンリボンの端を裏側に回しています。
こんな場合は、インサートをつければうまく隠せます。
インサートは、必ずしものり付けする必要はありません。封筒に入れるので、そっと挟むだけでも良いですし、きれいなリボンやコードで折り目のところが括られているのをご覧になったこともあることでしょう。
私は、片側の折り目に近いところにテープのりを数センチ引いています。
インサートを2つに折って…
テープのりをつけなかった側に、輪(折り目)をカード本体の真ん中のラインに合わせるように置いて…
カードを閉じます。
これでOK。
くれぐれも両側にテープのりを引かないように。両方を留めるとどうなるでしょうか。カードの折り目の左右に1本ずつテープのりを引いて…
片側にインサートを置いて…
パタンと閉じます。
うまく行ったように見えるかもしれませんが、開くと分かります。インサートが突っ張ってしまい、カードが完全に開きません。
それでは開いた状態で貼り付けてみましょう。
今度は閉じないのです。
そんなわけで、テープのりは片側にだけ引いています。
無地のインサートをたくさん作ってストックしていますが、余裕があればスタンプで少し飾ることもあります。
右上か左下にワンポイントを入れたり、裾や脇にボーダーを入れたり。
とっておきの方法もご紹介しましょう。ウォーターマークインクを使います。パウダーをかけて加熱して溶かす、ヒートエンボスをする時のインクです。
これで普通にスタンプします。
透明のインクなのでよく見えませんが…
濃い色のペーパーに重ねると、透かし模様が入っているのが分かります。
クリスマスカードのインサートに雪の結晶のスタンプを入れるのがとても気に入っています。
内側が濃い色のカードにも普通のペンでメッセージが入れられる、書き損じてもカードが無駄にならない、表紙デザインの裏に響いた部分を隠せる、内側にもデザインを入れられると、利点がいっぱいのインサート。コピー用紙で気軽にストックできる、私のやり方をご紹介いたしました。
インサートは多めに用意して、メッセージを書き終えサインまで入れてから本体に接着すると良いと思います。クリスマスカードのインサートのメッセージ書きとカード作りを別々にして、投函する前に「この方にはこのカード」と選んで貼った年もありました。
インサート、ぜひお試しください。