目次
- 1.材料と道具
- 2.作り方
- 3.まとめ
ふかふかの美味しそうなドーナツは、大人も子どもも、そしていつの時代もみんな大好きな定番おやつです。カラフルなグレイズやスプリンクルのかかった輪っかの形をしたドーナツはその姿も可愛らしいので、雑貨や小物のデザインとしても人気です。
そんなドーナツを粘土で大きめに作ると、まるで本物のような仕上がりに。今回はフレーバーの違う3個の粘土のドーナツを重ね、穴の部分に収納できるペン立てに仕立ててみました。実用的でありながら、見た目もとてもキュートです。鉛筆やボールペンを取るたびに楽しい気分になりそうですね。
粘土をこねたり、絵の具を混ぜたり、ソースに見立てた着色ボンドを塗ったりと、お子さまでもできる楽しい工程が多いのが魅力のこのレシピ。加熱の必要や鋭利な刃物の登場もありませんので安全です。夏休みの自由工作にもぴったりです。
大きさや形を揃えることにこだわりましたが、特別な道具は要りません。ごく身近にあるもので代用していますので、どなたでも気軽にチャレンジできます。
インテリア性もある実用的なオフィス雑貨!ドーナツのペン立ての作り方を詳しくご紹介いたします。
・コースター
・デコパーツ
・軽量スプーン
・アクリル絵の具(黄土色、こげ茶色、白、赤)
・化粧パフ
・ハブラシ
・ラップの芯(2、3周ラップをまいておく)
・ニス
・筆
・ボンド
・軽量粘土
・プラスチックスプーン
・カップ(豆腐やヨーグルトの空きカップでもOK)
・粘土板
粘土を軽くこねて軽量スプーンにすりきり1杯取り、余っている粘土にくっつけて取り出します。
今回土台に使うのは、直径9cmのコースター。ドーナツ1個につき10mlの軽量スプーン5杯分の粘土を使うとちょうど良い大きさになります。
5杯分の粘土をひとつにまとめ、黄土色の絵の具と混ぜます。
よくこねます。
こねたら丸めて…
手のひらで転がして棒状にします。15㎝くらいに伸ばします。
棒状にした粘土をラップの芯に巻きつけます。粘土がくっつかないよう、芯にラップを2、3周巻きつけておくとよいでしょう。
つなぎ目部分を指でなじませます。なじみにくい時は指先に水を少し付けるとうまくいきます。
ラップの芯から粘土を抜き取り、歯ブラシでたたいて質感を表現します。これでプレーンドーナツの形ができました。
イチゴとチョコレートのドーナツも同じように作ります。粘土を軽量スプーンすりきり5杯分ずつ取り、それぞれひとまとめにします。
イチゴのドーナツとなる粘土には黄土色と赤色の絵の具を混ぜます。
チョコレートドーナツにはこげ茶色の絵の具を混ぜます。
ドーナツの形ができたら数日~1週間程度乾燥させます。
プレーンとイチゴのドーナツには、水で溶いた黄土色の絵の具で焼き色を付けます。化粧パフを使ってポンポンと色を付けます。
1番下になるドーナツの裏側にボンドを塗ります。
コースターに貼り付け、くっつくまで時間を置きます。
チョコレートソースを作ります。今回は大きめの作品なので、比較的安価なボンドを使いましょう。カップの中にボンドとこげ茶の絵の具を入れ、へらで混ぜ合わせます。ボンドは乾くと透明になりますので、白の絵の具も追加します。
ソースをドーナツに塗ります。ソースはゆっくりと垂れますので、様子を見ながら量を調節しましょう。
プレーンのドーナツを重ねます。くっつくまで時間を置きます。
続いてキャラメルソースを作ります。カップにボンドを入れ、黄土色と白の絵の具を混ぜ入れます。
ドーナツに塗ります。
イチゴのドーナツを重ねます。くっつくまで時間を置きます。
イチゴソースを作ります。ボンドにと赤と白の絵の具を混ぜます。
ドーナツに塗ります。
ソースが乾かないうちにトッピングでデコレーションします。ここまでできたら1週間程度しっかりと乾燥させます。
完全に乾いたらニスを塗ります。つやのある仕上げにしたい場合は、つや出しニスを塗ります。マット仕上げにしたい場合は、つや出しニスを塗って乾かしてからつや消しニスを塗り重ねます。つや消しニスのみ塗ると作品が白くなることがありますので、それを防ぐために先につや出しニスを使います。
ニスが乾けば完成です!
フレーバーの違う粘土のドーナツを重ねたペン立ての作り方をご紹介いたしました。ドーナツの穴にペンを立てる設計の、見た目がとても美味しそうでかつ実用的な粘土作品。インテリアも兼ねたオフィス雑貨です。
今回使用したのは、軽量タイプの粘土ハーティクレイ。アイスやドーナツのような質感に仕上がるので、豊富や経験やテクニックがなくても本物のスイーツのような作品に。初心者さんやお子さまでも安心して扱えるので、夏休みの自由工作にも最適です。
今回はペン立てにするため、重ねる3つのドーナツのサイズを揃えることにこだわりました。計量スプーンを使えばグラム数を量る必要はありません。それぞれに10mlの計量スプーンすりきり5杯分の粘土を使うことで、大きさを均一にすることができました。
ペン立てにせずドーナツのパーツ作りを純粋に楽しむ場合は、サイズも自由に変えるとよいでしょう。適当な分量の方が、かえって手作り感のあふれた味のある作品になるかもしれませんね。
ドーナツの形成には型などは使わず、ラップの芯を再利用しました。これもドーナツの穴を均一のサイズにする役目を担っています。専門の道具がなくても大丈夫!計量スプーンのような身近なものやラップの芯などの不要物をどんどん使いましょう。
今回ドーナツは、プレーン、イチゴ、そしてチョコレートの3種のフレーバーにしてみました。生地の色だけでなく、それぞれのドーナツに同系色のソースもかけました。そうすることで色や質感がプラスされ、さらに華やかな見た目にすることができました。
粘土に混ぜる絵の具の色やかけるソースを変えれば、色々な見た目の作品が作れそうです。ぜひオリジナルのドーナツペン立て作りに挑戦してみてはいかがでしょうか。さまざまなソースの作り方はこちらでご覧いただけます。
https://web.croccha.com/magazines/decoration_sauce_for_clay_pancakes