目次
- 1.材料と道具
- 2.作り方
- 3.まとめ
使いかけの毛糸をぎゅうぎゅう押し込んでウォークインクローゼットの棚に仕舞うための、大きなバスケットが欲しくなりました。
毛糸は増えると体積が大きくなるので、収納にも場所を取ります。それならカラフルなバスケットを作ってクローゼットの中をパッと明るくしよう!と思いついたのが、7色の毛糸をレイヤーにしたレインボーデザインです。
作り方は、手のひらサイズの細編みのボウルと同じです。でも直径40cmと、とにかく大きい!そこで持ち運びする際にわしっと掴めるハンドルをつけました。
ここではハンドルの付け方のみにフォーカスいたします。
・お好みの色の毛糸(1色でも、複数色でも)
・かぎ針
・糸切りばさみ
・とじ針
基本のバスケットの作り方は、細編みのミニボウルの作り方にて詳しくご説明しています。
ミニボウルの作り方では底の円周が42目になったところでストップしてサイドを編み始めましたが、カラフルバスケットはどんどん広くしていって…
186目になるまで編みました。6目の輪から始めて1段上がるごとに6目ずつ増えるので、31段編んだということになります。
サイドは、最初の数段はホワイトの毛糸で続けて、その後ネイビー、ブルー、ティール、グリーン、イエロー、オレンジ、レッドの順に7段ずつ編み…
最後にまたホワイトを持ってきました。ハンドルをつけたい位置まで、普通に細編みで進めます。
ハンドルの幅を決めます。4本の指がちょうど入るくらいにします。
数えたら15目ありました。
最後の細編みから続けて、くさり編みを15目編みます。
15目飛ばし、16番目の編み目に細編みを入れます。かぎ針の頭を入れて…
毛糸を引っ掛けて…
引き出すと、くさりの先がバスケット本体とつながりました。ここからまた普通に細編みで進めます。
バスケットの反対側にも同じハンドルをつけたいので、本体を折って半分の目印を付けるか、目を数えて対角を割り出します。
私のバスケットは合計186目。ハンドルの目数は15目で、2つ付けるので合計30目。186-30=156で、これを2等分するので78目進んだところが次のハンドルの始まりです。ここでくさり編みを15回します。
15目飛ばし、16番目の編み目に細編みをします。
ひとつめのハンドルまで、78目の細編みを入れていきます。
ひとつめのハンドルに来ました。ハンドルの2段目です。
くさりの編み目ではなく、くさりの下をくぐらせるようにかぎ針を入れます。
くさりの向こう側で毛糸を引っ掛けて…
くさりの手前へ引き出し…
もう一度毛糸を引っ掛けて…
かぎ針にかかっている2つのループから一気に引き出して細編みをします。
これをあと14回くりかえし、くさりに合計15目の細編みを入れます。
反対側のハンドルまで普通に細編みで進め(私の場合は78目)、次のハンドルのくさりにも同様に15目の細編みを入れます。
78目の細編みで進み、最初のハンドルの3段目に来ました。
ここでは通常通りに編み目に細編みを入れていきます。
残りのハンドル14目にも細編みをします。
ハンドルっぽくなってきました。小さなバスケットや手提げバッグなどはこれくらいの幅で良いかもしれません。
私のバスケットは巨大なので、もう少し幅広めに…
これくらいならガシッと掴める感じかな。
カラフルなレインボーカラーのバスケットに、私の手にちょうどいいハンドルが付きました。中が空だとくったりしていますが…
中身を詰めると直立します。
エコたわしファンになって以来急激に増えたアクリル毛糸を、ぎゅうぎゅうパンパンに詰めました。安価なアクリル毛糸は気兼ねなく大量使用できるので、こんな巨大なバスケットも作れるし、気軽に色々試作もできて、いいものですね。
ウールやアルパカ、アンゴラなどの毛糸は、虫除け効果のあるエッセンシャルオイルを染み込ませたヒノキの玉と一緒に密封性のある収納袋に入れて保管しています。
基本の細編みと丸く編む方法を覚えれば、手のひらサイズの小物入れから直径40cm超えの収納バスケットまで、サイズ自在に作ることができます。大きなものは、持ち運びに便利なハンドル付きに。くさり編みと細編みで簡単に作れます。
収納バスケットなので切り込みを入れただけのような短いハンドルにしましたが、くさりの目を増やせば手提げや肩掛けのバッグのハンドルにもなります。
バッグを作っていると勘違いした夫が「底が広いとピクニックにも使えるね」と言うので、長めのハンドルでまた似たようなカラフルバスケットを編もうと思っています。