作品レシピ
2023年11月18日

初心者さんでも失敗なく簡単に!しずく形モールドを使ったレジンチャームの作り方

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少し難易度の高いしずく形のシリコンモールドを使ったレジンアクセサリー作りのご紹介です。注ぎ口の小さいモールドは、気泡が生じやすい、窪みができてしまう、硬化後のパーツがモールドから取り出しにくいなどの理由から、苦手意識をお持ちの方も少なくないことでしょう。しかしいくつかのポイントを押さえれば、初心者の方にも失敗なく簡単に使いこなすことができます。 

 

なだらかな丸みを帯びたしずく形は、シンプルなのにエレガントでさまざまな装いにマッチします。難しいかな…と敬遠してしまうのはもったいない!コツを覚えてモールドをうまく使い、素敵なアクセサリー作りに活かしましょう。 

 

しずく形のモールドを使った、ほんのり着色&控えめキラキラの品の良いレジンチャームの作り方です。 

 

ジャンル:
レジンレジン

目次

  1. 1.材料と道具
  2. 2.作り方
  3. 3.まとめ

1.材料と道具

・作家のためのレジン

・調色パレット

・作家のためのレジン 着色剤(ブラウン、パープル、レッド)

・竹串

・エンボスヒーター

・しずく形のモールド

・調色スティック

・クリアファイル

・グリッター

・レジンクリーナー

・ヤスリ

・ヒートン

・ピンセット、平ヤットコ(アクセサリー工具セット)

・コーティング液

・丸カン、カニカン

・UV-LEDライト

2.作り方

作家のためのレジンを使います。

drop 01

調色パレットにレジン液を流し入れます。

drop 02

作家のためのレジン着色剤を使います。

drop 03

パレットのレジン液にお好みの量のブラウン、パープル、そしてレッドの着色剤を加えます。

drop 04

調色スティックや竹串などで良く混ぜます。

drop 05

必要あればエンボスヒーターで気泡を飛ばします(やり方はこちら)。

drop 06

しずく形のシリコンモールドで形成します。

drop 07

裏側から見るとこのような形をしています。

drop 08

机の上に調色パレットなどを置き、モールドを立てかけて斜めになるように配置します。

drop 09

側面にゆっくりと流すように着色レジンを置きます。このモールドは底の部分に穴が開く構造になっています。その部分に気泡が入らないように斜めにしています。

drop 10

モールドを傾けて全体の3分の1ほどに行き渡るようにします。レジン液が行き渡ったら斜めにしたまま硬化します。

drop 11

着色レジンと同系色のグリッターを使います。

drop 12

クリアファイルにレジンを少量置きます。

drop 13

レジンにグリッターを混ぜます。

drop 14

グリッター入りレジンを着色レジンの上にランダムに置き、斜めのままの状態で硬化します。

drop 15

底の部分に気泡が入らないように斜めにしてレジンを流します。

drop 16

注ぎ口部分のレジンが少しくぼんだ状態のところまでレジンを流すときれいに仕上がります。レジンを流し入れたら硬化します。

drop 17

このモールドは硬化したパーツを取り出しにくい形をしています。

drop 18

無理に押し出そうとするとモールドを痛めてしまいますので、レジン専用クリーナーを使いましょう。

drop 19

調色スティックの先にクリーナーを少量取り、モールドの注ぎ口に付けます。

drop 20

モールドを左右に伸ばしてクリーナーを行き渡らせます。

drop 21

するっと取り出せます。レジンパーツとモールドについているクリーナーをティッシュや綿棒などで拭き取ります。

drop 22

モールドの注ぎ口部分のバリを削ります。

drop 23

くぼんだ部分にレジンを少量置きます。

drop 24

レジンの量が多ければ調色スティックなどで量を調節し、硬化します。

drop 25

底の部分に丸みが付き、きれいなしずく形のレジンパーツができました。

drop 26

ヒートンを付けます。穴が開いている部分にレジンを流します。

drop 27

穴にレジンを馴染ませます。

drop 28

ヒートンを挿し込み、硬化します。

drop 29

ヒートンの根元にレジンを少量付けます。

drop 30

ヒートンの根元にレジンをしっかり絡めて硬化します。

drop 31

コーティングをします。

drop 32

全体にコーティング液を塗り、硬化します。

drop 33

しずく形のレジンパーツのできあがりです。

drop 34

レジンパーツとカニカンを丸カンでつなげば(やり方はこちら)チャームの完成です。

drop 35

3.まとめ

レジンの注ぎ口が小さくヒートン用の穴ができるタイプのしずく形のシリコンモールドは、難易度が少し高めとされています。気泡が生じやすい、レジン液がしっかりと行き渡らずに凹みができてしまう、硬化後のパーツが取り出しにくい…などなど、作る過程での障害が多いのです。

でもいくつかのポイントさえ押さえれば、初心者さんでも失敗なく簡単に作ることが可能です。出来上がりが想像しにくいので、ここでは着色剤とグリッターを使ったシンプルなしずくパーツの作り方をご紹介しました。

きれいなしずく形に仕上げる最大のポイントは、調色パレットなどに傾けるようにモールドを置いて角度を付けること。通常通りの入れ方を用いると、ヒートンを差し込むための穴の形の部分に気泡が生じてしまいます。モールドを斜めにしてレジン液を側面に伝わせるようにして流し入れれば防げます。

しずく形に限らず、レジン液の注ぎ口が小さいモールドは硬化後のパーツが取り出しにくいものです。球体などが良い例でしょうか。無理にひっぱったり押し出そうとしたりするとモールドを痛めてしまいますので、そんな時はレジン専用のクリーナーに頼ります。

ほんの少量を注ぎ口に付け、モールドを揉むようにしてクリーナーを隙間に行き渡らせます。そうすれば小さな口からでもするりと中身を取り出すことができます。

しずくの底の部分が窪んでしまった場合は、あとからレジン液を付け足して硬化すれば修正できます。なだらかな丸みを帯びたしずく形のチャームは、シンプルなのにエレガントな雰囲気を醸し出します。

形を楽しむレジンアクセサリーの極み。しずく形のモールドを使ってチャレンジしてみてはいかがでしょうか。初心者さんにも上級者さんにもおすすめのレシピです。

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もりもと まきこ
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