ファブリックタブ付きでよりきれいな仕上がりに/ジッパー付きフラットポーチの作り方
作品レシピ
2021年06月21日

ファブリックタブ付きでよりきれいな仕上がりに/ジッパー付きフラットポーチの作り方

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今年の手帳の表紙の柄に雰囲気を合わせようと買っておいた布地で、ペンケースを作りました。マチのないフラットポーチですが、ジッパーの両サイドをファブリックタブで包んで仕上げています。 

 

もともとは、長さの合わないジッパーを必要サイズにカットして使う際の仕上げ方として覚えました。ジッパーの端が重なってポーチの角がぽこっと脹れるのを防ぐし、なにより見た目がきれいにできるので気に入っている作り方です。 

 

ファブリックタブは本体と同じ布地を使っても良いですし、対象色などまったく違うもので作ってもアクセントになります。ここでは裏地に合わせています。 

ジャンル:
ソーイングソーイング

目次

  1. 1.材料と道具
  2. 2.作り方
  3. 3.まとめ

1.材料と道具

tabbed pouch supplies

・6x9インチ(15x22cm)の生地4枚
・1x2インチ(2.5x5cm)の生地2枚
・7インチ(18cm)のジッパー
・仮止めクリップまたは待ち針
・仮止めのり(あれば)
・ハサミ
・ミシン糸
・ミシン
・ヘラ
・(必要であれば)接着芯

2.作り方

表地2枚と裏地2枚を用意します。生地はすべて同じサイズです。できあがり寸法の5x8インチ(13x20cm)に縫い代0.5インチ(1cm)をつけ、6x9インチ15x22cmにカットしています。

tabbed pouch 01

必要あれば、表地の裏側に接着芯を貼ります(貼り方はこちら)。

tabbed pouch 02

ファブリックタブにする生地は、2枚用意します。1x2インチ(2.5x5cm)にカットしています。

tabbed pouch 03

幅がジッパーと同じになっていることを確認します。

tabbed pouch 04

タブを長い辺の真ん中で2つ折りにして、アイロンをかけてあとをつけます。

tabbed pouch 5

アイロンでつけた線に布端が来るようにそれぞれ左右を折ります。

tabbed pouch 06

アイロンをかけてしっかり押さえます。

tabbed pouch 07

これを2つ作ります。

tabbed pouch 08

ジッパーの端にタブをつけます。

tabbed pouch 09

ジッパーの金具から0.5インチ弱(1cm)のところで耳を切り落とします。

tabbed pouch 10

タブを被せ、金具が隠れることを確認します。飛び出るようならさらに切ります。

tabbed pouch 11

反対側はスライダーがあって揃えにくいので…

tabbed pouch 12

スライダーを開いてセロファンテープやマスキングテープなどで止めます。

tabbed pouch 13

0.5インチ弱(1cm)ほど残して耳を切り落とします。

tabbed pouch 14

それぞれの端にタブを被せ、ミシンで縫いつけます。

tabbed pouch 15

仮止めはクリップや待ち針でもよいですが…

tabbed pouch 16

あれば布用のりが大変便利です。

tabbed pouch 17

ジッパーの方につけて…

tabbed pouch 18

タブを被せます。固定されるので、縫う時にずれません。

tabbed pouch 19

金具の上を通るとミシン糸が折れてしまいますので、真ん中に近づいたらゆっくりとひと針ずつ進めると良いでしょう。

tabbed pouch 20

縫い始めと縫い終わりは、しっかりと返し縫いをしてほつれないようにします。

tabbed pouch 21

左右両方にタブをつけます。

tabbed pouch 22

ここからは、タブをつけない基本形のフラットポーチと同じです(作り方はこちら)。

tabbed pouch 23

ジッパーを縫いつけ、トップステッチをかけたところです。

tabbed pouch 25

次の作業に入る前に、ジッパーを半開きにしておきます。これを忘れると、最後に表と裏を返せなくなってしまいます。

tabbed pouch 26

表地同士、裏地同士を重ねて開き…

tabbed pouch 27

ジッパーが裏地側に倒れるようにして…

tabbed pouch 28

仮止めクリップで固定して、ご自分のこぶしが入るくらいのサイズの返し口を残してぐるりと1周ミシンをかけます。縫い代は0.5インチ(1cm)です。

tabbed pouch 29

この時に注意したいのが、タブを一緒に縫い込まないこと。タブのギリギリ外側を狙って縫います。

tabbed pouch 30

いつもなら付けない方も、サイドだけ縫い線のガイドを入れると安心かもしれません。

tabbed pouch 31

グレー、ピンク、白の3色が一体になった布用印つけペンは、こういった時にさっと芯を変えられてとても便利です。

tabbed pouch 32

ぐるりと縫い合わせたら、角を切り落とし、返し口から表地を引っ張り出します。

tabbed pouch 33

きれいにタブが付きました。

tabbed pouch 34

返し口を縫い閉じて形を整えれば出来上がりです。

tabbed pouch 35 a

1月から計画していたプロジェクトがようやく実現。15年近く使っていたミントグリーンのペンケースが合わないので、手帳に合わせてピンク系に作り変えたかったのです。満足です!

tabbed pouch 36

3.まとめ

かんたんで作りやすい、フラットポーチ。基本にちょっぴり手を加えることで、よりきれいな形に仕上がります。

ここでは裏地とファスナーの色に合わせましたが、タブは表地と同じでも、またはまったく別の目立つ色柄を使ってもOK。実は最後の最後まで、白黒のストライプのタブにするかピンクにするか悩みました。もしかしたらその方がスタイリッシュな雰囲気になったかもしれません。

ジッパー付きのポーチはソーイング初心者さんが挑戦してみたいアイテムの代表のひとつですね。お気に入りの布地でぜひ作ってみてください。

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編む、縫う、刺す、切る、貼る…ハンドメイドはどのジャンルも子どもの頃から大好きで、海外に移住した現在...
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