目次
- 1.材料と道具
- 2.使い方
- 3.まとめ
カードメイキングの本場アメリカでは、まだまだステンシルブームが続いています。何枚も重ねてよりリアルで複雑なイメージを作り出すレイヤーステンシルなども増え、続いているというより人気上昇中と言ったほうが正しいかもしれません。
元々好きだった私も、ブレンダーブラシに出会って以来さらに頻繁にペーパークラフトに取り入れるようになりました。スポンジのアプリケーターでは届かない隙間にもブラシの細いブリストルでインクがつけられるため、より鮮明なイメージが表現できます。濃淡もつけやすいので、高いスキルを持っていなくてもニュアンスのあるステンシルが楽しめます。
私が愛用しているテイラードエクスプレションズ社のブレンダーブラシに、その後ミニサイズのセットが新登場。これは大は小を兼ねるタイプのツールかしらと購入を保留にしていましたが、レギュラーサイズのブラシを使用中に「もう少しヘッドが小さかったら」と思う場面が何度かあり、この度オーダーしたものが届きました。
ビッティー(bitty、「ちっちゃい」という意味)ブレンダーブラシのご紹介です。
・ステンシル
・ビッティーブレンダーブラシ
・インクパッド
ビッティーブレンダーブラシは、ステンシルやその他のクラフトのインク付けに使うためのブラシの6本セットです。
歯ブラシによく似た形をしていますが、ブリストルが大変細く、真ん中がこんもりと丸くなるようにカットされた、インク付けのために生まれたクラフトツールです。
レギュラーサイズのブレンダーブラシとの違いは、ヘッドのサイズとボディの色。ハンドルの長さと形は同じですが、ブラシ部分がうんと小さく出来ています。
インクの色が混ざらないようレギュラーサイズのブラシはハンドルの色で使い分けができるようになっていますが、ミニサイズのハンドルはすべて白。うっかり別の色のインクを擦ってしまわないよう、ハンドルにアクリルのペイントを付けるなりマスキングテープを巻くなりして目印にすると良いと思います。
または、別売りのラベルを貼り付けます。
これならうっかり間違えることもありません。
よく使う色のラベルを貼り、私だけの6本セットになりました。
レギュラーサイズが12本セットなので、おそらく6本以上必要になるであろうと見込んで2箱購入いたしました。必要に応じでラベルを貼って愛用しようと思っています。
レギュラーサイズのブラシを使っていて「ミニサイズが欲しいな」と感じるのは、こんなデザインのステンシルの使用中。
ハートの窓がまばらなエリアや穴が極小の場合、ブラシのヘッドが小さい方が動きにもインクにも無駄が出ません。
ヘッドが大きいと必要のないところを広範囲で擦ることになり、インクのロスにも繋がります。
このようなデザインのステンシルの場合、両方あるとハートが密なところはレギュラーサイズで、まばらなところはミニサイズで、と使い分けが可能です。
ピンクのハートのポップな背景が出来ました。
こんな場面でも、ミニサイズの必要性を感じていました。複数のインクで塗り分けたい時です。
レギュラーサイズの大きめヘッドだと…
どうしても隣のラインにまでインクが付いてしまいます。こういったデザインのステンシルを使う場合はインクをつけたくないところはマスキングテープで覆っていましたが、ミニサイズのブラシがあればその手間が省けます。
小さなダイカットパーツの着彩にも、ミニブラシが大変便利。
グラデーションも簡単につけられます。
部分的にインクの色も変えられます。このニュアンスには大満足!
ビッティーブレンダーブラシ、私のペーパークラフトの必需品になりそうな予感です。
大小の両方のセットはさすがに必要ないかな、と購入を見送っていたミニサイズのステンシルブラシのセット、ビッティーブレンダーブラシ。ペーパークラフトのツールには大は小を兼ねるものが数多くありますが、これは例外でした。ミニブラシにはミニブラシの良さがあります。
インクをつけたい部分がまばらなデザインのステンシルには、ミニブラシを使うと無駄が出ません。また、1枚のステンシル上で複数の色のインクを使いたい時も、ミニブラシならピンポイントでアプライできるので混ざるのを防げます。
さらに、小さなペーパーパーツのインク付けにも大変便利。グラデーションが出せるだけでなく、ヘッドが小さく小回りがきくのでお花と茎の塗り分けも可能です。
すでにステンシルをクラフトに取り入れていらっしゃる方にも、これから始めたい方にも、ビッティーブレンダーブラシは大変便利で使いやすいツールです。より適したブラシを選んでステンシルクラフトをもっともっと楽しみましょう。