目次
- 1.材料と道具
- 2.作り方
- 3.まとめ
15年ほど前の誕生日プレゼントにいただいて、ピローミストなるものの存在を知りました。ピロー、つまり枕に吹きかけて使う、アロマスプレーのこと。好きな香りに包まれて眠りたいと言う願いを、一番手っ取り早く叶えることができる方法です。
バス用品の雑貨店やスーパーのランドリーコーナーにも売られているのでたびたび購入していましたが、エッセンシャルオイルを揃えてアロマテラピーを楽しむようになってからは、欲しい時に欲しい香りで欲しい量だけ自分で作っています。
普段からフェイシャルトナーや夫のアフターシェーブローションを手作りしている我が家にとっては、まさに常にある材料のみで作れる簡単アイテム。そうでなくても、材料はドラッグストアで気軽に購入できるものばかりです。
いろんな作り方や配合があるようですが、ここでは私の定番レシピをご紹介いたします。
・エッセシャルオイル 20滴
・ウィッチヘーゼル(またはアルコール)30ml
・精製水 30ml
・計量カップ
・スプレーボトル
スプレー式のボトルであれば容器はなんでもOKですが、フレッシュなうちに使い切りたいなら小さめのものが良いでしょう。これは2オンス(60ml)ボトル。ここではアンバーグラスを使っていますが、透明のガラスやプラスチック製でも問題ありません。
好きな香りを選ぶのが一番ですが、眠りを誘う、または眠りの質を上げるなど、ベッドタイムに効果があるとされるエッセンシャルオイルから選ぶのも手です。これはベルガモット。緊張を和らげる効果があるそう。
ラベンダーは安眠オイルの代表ですね。
スウィートオレンジにも、リラックス効果があるのだそうです。フレッシュな香りも睡眠時にぴったりです。
イランイランは意外かもしれませんね。幸福感をもたらす効果があるそうなので、良い夢が見れそう。
私の今日のチョイスは、サンダルウッド。寝付きを良くし、深い眠りが期待できるエッセンシャルオイルです。
スプレーボトルのふたを外し、オイルを入れます。出来上がり2オンス(60ml)に対し、20滴。これはエッセンシャルオイルが2%の濃度になるレシピです。1オンス(30ml)に対してオイル10滴と覚え、希望の出来上がり量に合わせて調節します。
オイルを入れるときのご注意点は、勢いよく振り入れないこと。ボトルを傾け、自然に垂れてくるのを静かに待って雫の数を数えます。
底にオイルを入れたボトルに、ウィッチヘーゼルを入れます。ウィッチヘーゼルとは、日本語ではハマメリスと呼ばれる植物の葉っぱや樹皮から採られたエキスのこと。収れん作用や殺菌効果があり、ネイティブアメリカンの間では大昔から民間療法に取り入れられていたそうです。現在でもアルコールの代わりとして普通にどこにでも売られており、私は夫のアフターシェーブローションの主材料として常備しています。なければアルコールやウォッカで代用します。
出来上がり2オンスに対し、ウィッチヘーゼル(またはアルコール)は1オンス。出来上がり量の半分をボトルに注ぎます。目分量でOK。
ここでは一応計りましょう。
小さなボトルに液体を移す際、あればじょうごを使うと良いでしょう。
こぼさずに入れられます。
もう半分は、精製水です。我が家では加湿器や夫のCPAPマシン(睡眠時無呼吸症候群向けの呼吸器)に使うのでたくさんの買い置きがあります。日本でもドラッグストアなどで買えますが、なければ普通の飲み水でも代用可能です。
出来上がり2オンスに対し、精製水は1オンス。ウィッチヘーゼル(アルコール)とお水、半々のレシピです。
ふたを締めれば出来上がり。
枕に吹きかける前に、その都度よく振って混ぜます。枕から30cmほど離してスプレーし、満遍なくミストがかかるようにすると良いでしょう。
気軽に楽しめるアロマクラフト、ピローミスト。エッセンシャルオイル、ウィッチヘーゼル(アルコール)、精製水のたった3つの材料を混ぜるだけで作れます。
ラベンダーやベルガモットなど、安眠に良いエッセンシャルオイルが向いていますが、ご自分がお好きなものが一番良いでしょう。気に入った香りに囲まれると幸せな気持ちになりますものね。
使う時は、その都度よく振ってしっかり混ぜてからスプレーします。噴射口が枕から近いと濡れてしまうので、30cmほど離してうっすらミストがかかるようにすると良いでしょう。
何種類か作って試してみるのも楽しいです。好みや効果が分かってきたら、オイルをブレンドするのも良いですね。よく眠れますように。