目次
- 1.材料と道具
- 2.作り方
- 3.まとめ
ちょっぴりくすんだ秋カラーのアクセサリーが欲しい季節。いつものレジンパーツにお手製のトランプマークを乗せたチャームを作ってみました。市販のパーツもあるけれど、今回はワイヤーで自作にチャレンジです!
細い針金でトランプマークを作るなんて聞くと、熟練したワイヤーワークのスキルが要りそうと感じられるかもしれませんね。でも実は簡単。丸カンとTピンという、すでに扱いやすいサイズや形をしたワイヤーを使えばあっという間です。
アクセサリー作りをする方ならきっとすでにたくさんお持ちの丸カンとTピン。丸みや直線を活かせばいろんなシェイプに作り替えることが可能です。トランプの4つのマークは、練習として最適のデザインです。
トランプマークをモチーフにした、大人可愛い秋カラーのキラキラレジンチャームの作り方をご紹介いたします。
・作家のためのレジン
・モールド(ダイソー)
・コーティング液
・竹串
・ヤスリ
・耐震マット
・クリアファイル
・カラージェル(ベージュ・シナモンベージュ・ヌーディーコーラル・プラムピンク・グリッターゴールド)セリア
・マットトップジェル
・アイシングジェル
・ネイルブラシ
・メイク用ブラシ
・ミラーパウダー
・丸カン(各サイズ)
・Tピン
・ピンセット、平ヤットコ、ニッパー
・ネイルクリーナー
・綿棒
・ペン型LEDライト
・UV-LEDライト
丸型の薄いシリコンモールドでベースを作ります。
モールドいっぱいまでレジンを注ぎます。
もしも気泡が入った場合は、竹串など先の尖ったもので突くかエンボスヒーターを用いて(やり方はこちら)取り除きます。
気泡を丁寧に取り除いたら硬化し、できたパーツをモールドから取り出します。
必要あればバリを削って形を整えます。
耐震マットにのせて固定します。
カラージェルで着色します。
ムラにならないように気を付けながら、パーツの表面全体に均等に塗布します。
複数同時に作る場合は、他のパーツにも同様にカラージェルを塗布し硬化します。
トランプマークは全部で4つあるので、もう2色のカラージェルを使って4つ作りましょう。
できたレジンパーツの表面全体にムラにならないように塗布し、硬化します。
マットトップジェルを塗ります。
4つすべてのレジンパーツの表面全体に均等に塗布し、硬化します。
アイシングジェルも使いましょう。
レジンパーツの縁に細い筆を用いてアイシングジェルを塗布し、硬化します。
次にトランプマークを作ります。使うのは、アクセサリー作りをされる方ならすでにお持ちの丸カン。同じサイズの2つの丸カンを加工して組み合わせてハート形のパーツを作ります。
やっとこ2つの先で挟み、丸カンの片側の先を引っ張って真っ直ぐに伸ばします。
これを2つ作って向かい合わせに並べれば、ハートの形になるのです。
次にダイヤ形を作ります。ダイヤには、こちらもアクセサリー作りでおなじみのTピンを使います。
やっとこの先で挟み、少しずつ位置をずらしながら4回内側に折り曲げます。
余分なワイヤーをニッパーでカットします。
形を整えたらダイヤ形の完成です。
続いては、クローバーを作りましょう。必要なのは丸カン3つです。
ニッパーで2ミリ程カットします。
丸カン3つとも同じようにカットします。これで本体部分はOK。
丸カンをもうひとつ用意し、クローバーの足の部分を作ります。
2ミリ程の長さにカットします。
もうひとつ同様に用意します。
Tピンを1.5ミリぐらいの長さでカットします。
クローバー形の完成です。
スペード形は、ハート形の応用編。まずハート形を作り、逆さまに配置してクローバーの足の部分と同様の短いワイヤー付け足せばスペード形になります。
本体の仕上げに戻りましょう。アイシングジェルを塗って硬化した部分にミラーパウダーを擦り付けます。
余計なパウダーをメイクブラシ等で払って取り除きます。
取り払い切れなかったパウダーは、ネイルクリーナーを含ませた綿棒で拭き取るとよいでしょう。
コーティングします。
コーティング液を少量クリアファイルの上に取ります。
ネイルブラシでミラー部分をコーティングし、硬化します。
丸カンやTピンで作って用意したトランプマークのパーツを耐震マットの上に貼り付けて固定します。
レジン液を少量クリアファイルに乗せます。
竹串など尖ったものの先を使い、トランプマークの中にレジン液を行き渡らせます。
レジン液が染み出さないよう、必要箇所に行き渡らせたらすぐに仮硬化します。
すべてのトランプマークにレジンの膜を張ったら、強度を上げるためにもう一度同じ作業を繰り返します。4つとも仮硬化を終えたら、本硬化してパーツを仕上げます。
完成したトランプマークのパーツにレジン液を付け、丸い本体パーツに乗せます。
マット加工しているので、トランプマークはそーっと乗せます。
すべてのトランプマークのパーツを乗せたら、動かないように仮硬化します。
4つとも仮硬化まで終えたら、本硬化します。
グリッタージェルで仕上げます。
トランプマークの内側にグリッタージェルをぷっくりするまで乗せます。
すべてのトランプマークの上にグリッタージェルを乗せてぷっくりさせたら、硬化します。
トランプマークの部分にコーティングを施します。
コーティング剤を塗ったら硬化します。
完成です。
アクセサリーをおしゃれにするトランプマーク。探せば市販のチャームも見つかりますが、今回は丸カンやTピンを利用して自作し、カラージェルで手軽に色付けをしたレジンパーツに乗せてみました。
輪っかやTの形をしたごく小さなワイヤーパーツを切ったり曲げたりする作業は少し難しいかも知れませんが、慣れればトランプマーク以外にもいろんなものが作れるようになります。ビーズやレジンなどアクセサリー作りを楽しまれる方ならすでにたくさんお持ちの丸カンやTピン。お値段も手頃なので、これを加工しない手はありません。
4種類のトランプマークは、練習に大変ふさわしいデザインと言えるでしょう。丸カンのワイヤーの片側を引っ張って真っ直ぐに伸ばし、2つを向かい合わせに並べればハートの形に。これを上下ひっくり返して足の部分を付け足せばスペードになっちゃいます。
クローバーも丸カンのカーブを利用すればあっという間にそれらしいフォルムにすることができます。ダイヤは直線でできているので、Tピンの長さを利用して少しずつ折り曲げれば完成させられます。
季節に合わせ、ちょっぴりくすんだ印象の秋カラーのジェルで色付けしたレジンパーツにさらにミラーアートを施しました。子どもっぽく見えがちなトランプマークも、ゴールドのグリッターを使うことによって大人も楽しめるパーツになるかと思います。
ヒートンをつけてペンダントトップに、裏側にピンを付けてブローチに。ひとつでも、4つ並べても、どちらでもおしゃれになるでしょう。ぜひぜひ次のレジンクラフトに取り入れていただきたいアイデアです。