目次
- 1.材料と道具
- 2.作り方
- 3.まとめ
気温が下がり、ようやく過ごしやすくなった今日この頃。長かった夏の終わりと共に、秋の訪れも感じるようになりました。秋に咲く花と言えばコスモス。コスモスは、和名では秋桜と書きます。その名の通り秋に咲き、花弁の形が桜に似ているところからこの漢字が付けられたようです。今回はそんなコスモスをワイヤーとレジンで作ってみました。
使用するワイヤーは1種類だけ。ワイヤーをフレームにしてレジン液の膜を張って作るコスモスは、透明感のあるガラス細工のような品のある繊細な仕上がりです。ピアスやイヤリング、バレッタなどのアクセサリーにすれば、秋のコーデのワンポイントとして映えること間違いなしです。
ワイヤークラフト初心者の方でも挑戦しやすいよう、上手に作るためのポイントやコツも含め詳しいレシピをご説明いたします。
作家のためのレジン
作家のためのレジン着色剤(赤、白)
調色パレット
調色スティック
エンボスヒーター
UV-LEDライト
ニッパー
平やっとこ
アーティスティックワイヤー#26(ゴールド)
ブリオン
薄い円のモールド
マスキングテープ
着色レジンを作ります。調色パレットまたは適当なモールドを1つ用意し、マスキングテープで埃を取り除きます。
透明のレジン液を流し入れます。
赤と白の着色剤を使ってピンクに着色します。
赤と白の着色剤を1:1くらいの割合で落とし入れます。
調色スティックでムラが無くなるまでしっかりと混ぜます。
エンボスヒーターで温めて気泡を抜き、冷まします。
ワイヤーで花びらのフレームを作ります。サイズ#26(直径0.4mm)のゴールドのアーティスティックワイヤーを使用します。 100均にある太さ0.5mmくらいのワイヤーでも代用可能です。
定規でワイヤーの長さを測ってカットします。ニッパーでワイヤーの端から4cmの位置で切ります。カットしたワイヤーはなくさないよう、マスキングテープに貼って保管しましょう。
同じものを合計8個作ります。
ワイヤーの端から1.5cmの位置で定規の後ろに折り込みます。残りも同様に施しましょう。
ワイヤーを花びらの形に整えます。できる限り先端の細い平やっとこを使用しましょう。折り目の間を平やっとこの先端で挟んでワイヤーを折り曲げます。
反対側も同様に折ります。
折り目をやっとこで挟んだ状態で指でワイヤーを外側にカーブさせ、丸みを付けます。
折り目の間を平やっとこの先端で挟んでワイヤーを折り曲げます。
反対側も同様に折ります。
折り目を平やっとこで挟み、ワイヤーの端同士をくっつけるように指で押します。
花びらの形のワイヤーのフレームができました。残りも同様に作ります。
丸みのあるものを利用して花びらを反らせます。残りも同様に施しましょう。
ワイヤーの端を平やっとこで挟み、ピンクの着色レジンに浸して膜を張ります。隙間があるとうまく張れないので、しっかりと閉じていることを確認しましょう。
レジンが偏ると膜が割れてしまうので、全体に満遍なく行き渡るようにくるくると回しながら60秒硬化します。
残りも同様に施します。膜を張って硬化した花びらにもライトが当たるようにしましょう。
花びらの片面にピンクの着色レジンを塗って60秒硬化します。残りも同様に施します。硬化する際に他の花びらにもライトが当たるようにしましょう。
花びらの裏面にピンクの着色レジンを塗って60秒硬化します。残りも同様に施します。硬化する際に他の花びらにもライトが当たるようにしましょう。
最後の1枚は180秒硬化し、他の花びらにもライトが当たるようにします。
余分なワイヤーをニッパーでカットします。残りも同様に施します。
花びらができました。
薄い円のモールドに花びらを十字に置きます。モールドの縁に立てかけるようにしましょう。
透明のレジン液を花の中心に1滴乗せて60秒硬化します。
残りの4枚の花びらを並べ、透明のレジン液を花の中心に1滴乗せて60秒硬化します。
直径1mmのゴールドのブリオンを19個用意します。モールドの上にブリオンを隙間なく丸く並べ、透明のレジン液を2滴ほど乗せます。
ブリオン全体にレジンが広がったら120秒硬化します。
花の中心に透明のレジン液を2〜3滴乗せ、ブリオンの塊を置いて120秒硬化します。
裏面の花びらの繋ぎ目にレジンを塗って硬化し、補強します。
完成です。
秋コーデのワンポイントとして映えること間違いなし!この季節に咲くコスモスを模ったレジンのアクセサリーのレシピをご紹介いたしました。ワイヤークラフトを用いたレジンのお花は上品な仕上がりになるので、年齢を問わず楽しめるおすすめのアイテムです。
今回使用したのは、#26(直径0.4mm)のワイヤーです。このサイズのゴールドのアーティスティックワイヤーは扱いやすく、また、仕上がりも品よく美しくなります。お持ちでない場合は100円ショップでも購入できる太さ0.5mm前後のアートワイヤーでの代用をおすすめします。挑戦しやすいお好みの太さのワイヤーを選ぶと良いでしょう。
花びらパーツは、フレーム状にしたワイヤーにレジン液の膜を張って作ります。ワイヤーの端の繋ぎ目に隙間があるときれいな膜を張ることができませんので、注意が必要です。隙間ができないよう、ワイヤーの先をきっちりと閉じるようにフレームを作りましょう。
ワイヤーの枠をレジンで埋めた状態でライトを当てる際にもコツが要ります。レジン液が偏ると途中で膜が割れてしまいますので、全体に満遍なく行き渡るようワイヤーをくるくると回しながら硬化します。
個別に作った花びらは、中央でつなげてコスモスの形に仕立てます。少し反らせて作った花びらは浅いカップ状になりますので、薄くて丸いコイン型のモールドなどの壁に立て掛けるように置くと作業がしやすくなります。
中央はめしべに見立てたブリオンで飾ります。ひと粒ひと粒直接乗せるのではなく、独立しためしべパーツにしてからお花本体に接着します。モールドの平らな箇所またはシリコンシートなどの上に複数の小粒のブリオンをきっちりと丸く並べ、レジン液を垂らして広げて硬化。このクラスター状のブリオンをお花の真ん中にそっと乗せて仕上げます。
秋のハンドメイドにぴったりなコスモスモチーフのアクセサリー。他の花にアレンジすることで季節問わずお楽しみいただけます。ぜひ作ってみてはいかがでしょうか?