作品レシピ
2025年08月27日

お気に入りをぎゅっと集めて作る、はぎれのパッチワーク風縦長巾着ポーチ

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ソーイングのたびに少しずつ増えていくはぎれ。サイズも柄もバラバラだけど、どれも可愛くてなかなか捨てられない…そんなお気に入りの布を集めて楽しめる巾着ポーチを作りました。今回ご紹介するのは、はぎれを組み合わせて作る縦長の巾着ポーチです。 

 

このレシピの特徴はなんといっても自由度の高さ。好きなはぎれを自由に並べてデザインできるので、布選びから楽しい時間が始まります。接着芯の上に少し重ねるように配置してアイロンで貼り付けてからジグザグミシンで縫い留めれば、パッチワークのような風合いに仕上がります。 

 

ジグザグミシンなどちょっぴりユニークなプロセスも含むものの、巾着袋を作るところは基本通り。型紙も要らず、布も少なめで裏布も含めてほぼ長方形に裁断するだけなので、初心者さんでも気軽に始められるレシピです。 

 

縦長なので、ペンやメガネ、文庫本など細長いアイテムの収納にぴったり。ちょっとしたプレゼントにも最適な、実用的で見た目も楽しい巾着ポーチです。はぎれを上手に組み合わせるためのコツなどを含め、詳しい作り方をご説明いたします。 

ジャンル:
ソーイングソーイング

目次

  1. 1.材料と道具
  2. 2.作り方
  3. 3.まとめ

1.材料と道具

お好きなハギレ

接着芯

断ちばさみ

仮止めクリップ

ミシン

アイロン

2.作り方

生地を裁断します。接着芯のサイズは34×16cm。1枚用意します。

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接着芯が埋まる分のはぎれを用意します。さまざまなサイズと色柄のお好みのはぎれを合わせましょう。アイロンをかけておくと作業がしやすくなります。

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はぎれの色に合わせてミシン糸を選びます。

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裏布のサイズは18×16cm。2枚用意します。

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紐通し口の布のサイズは6cmx14cm。2枚用意します。

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1mくらいの紐を1本用意します。今回はワックスコードを使用します。

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り面を上にして接着芯を広げ、上にはぎれをバランス良く並べます。布同士が少し重なるように配置しましょう。柄に向きがある場合は注意し、必要あればカットしながら接着芯を埋めます。

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配置を決めたらアイロンで貼り付けます。

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はぎれが浮いているところをジグザグミシンで縫い押さえます。ジグザグの縫い目の設定はお好みで。ここではミシン目の長さを1に、振り幅を4にしています。上糸は布の色に合わせ、下糸は白などのままでも支障ありません。お好みで選びます。

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縫い始めと縫い終わりの上糸は長めにカットし、手縫い針に通して裏側のミシン目にくぐらせてから下糸と結ぶときれいに処理できます。

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紐通し口を作ります。紐通し口の布の両端を1.5cm折って縫います。

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表布と紐通し口を中表に合わせます。真ん中に切り込みを入れておくと作業しやすくなります。

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裏布を中表に重ね、返し口を残して底を縫い合わせます。

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縫い代をアイロンで割ります。

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表布と裏布を中表に合わせて固定し、袋口を縫い代1cmで縫い合わせます。

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余分な縫い代を斜めにカットします。

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表布同士、裏布同士を合わせて固定します。縫い代は表布側に倒します。

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マチを作ります。表布の縫い目を中心に2cm折り込んで固定します。

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裏布は2cm折って固定します。

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サイドを縫い代1cmで縫い合わせます。

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布の厚みがあるところをカットします。縫い目を切らないように注意しましょう。

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表布と裏布の袋口を中心に半分に折り、片側のマチを縫い合わせます。

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返し口から表に返します。

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返し口を縫い閉じます。

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袋口を縫い押さえます。

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紐通し口に紐を通して端を結べば完成です。

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3.まとめ

ソーイングのたびに少しずつ増えていくはぎれ。サイズも柄もバラバラだけど、どれも可愛くてなかなか捨てられない…そんなお気に入りのあれこれをぎゅっと集めて並べ、作るのも持ち歩くのも楽しい縦長巾着ポーチの作り方をご紹介いたしました。

このレシピの特徴は、なんといっても自由なところ。お気に入りのはぎれを好きなだけ自由に並べてデザインできるので、布選びから楽しい時間が始まります。先に接着芯を裁断し、まるでパズルのピースを並べるようにはぎれを配置します。必要あればカットしながら、出来上がりを想像するのはワクワクの作業です。

布同士の端が少し重ねるように並べ、アレンジを決めたらアイロンで貼り付けます。そして布の境目をジグザグミシンで縫い留めれば、パッチワークのような風合いに。縫い目もアクセント、というより完全にデザインの一部になりますので、布の色に合わせて選ぶと良いでしょう。表に出ない下糸は白のままでもかまいません。

デフォルトの設定のままジグザグミシンをかけると目が粗くなりますので、調整して密にします。幅や縫い目の長さはお好みで。この目の設定もまた、仕上がりの雰囲気を大きく左右します。お好みで調整して、布の雰囲気に合わせた仕上がりを目指しましょう。

ジグザグミシンをかけたあとの上糸は長めにカットして針に通し、裏側に引き抜いてから下糸と結んで処理すると表側に余計な糸が残らず見とてもきれいに整います。ちょっとしたひと手間ですが、仕上がりの印象がぐっと良くなる小技です。この作品に限らず、時間に余裕があるときはぜひ取り入れたい手法です。

今回はワックスコードを紐として使用しましたが、手持ちのテープやリボンを使ってアレンジするのもおすすめです。素材や色によって雰囲気ががらりと変わります。ナチュラルに仕上げたいときは綿テープ、可愛らしく仕上げたいときは柄リボンなど、用途や好みに合わせて選んでみましょう。シンプルな布合わせでも、紐でアクセントを付けるとぐっと引き締まった印象になることでしょう。

はぎれの配置やジグザグミシンなどのちょっぴりユニークなプロセスも含みますが、基本の巾着袋作りの部分はとてもシンプルなレシピです。ソーイング初心者さんでも気軽に挑戦していただけることでしょう。縦長なので、ペンやメガネ、文庫本など細長いアイテムもすっぽり収まります。ちょっとしたプレゼントにもぴったりで、実用的で見た目も楽しい巾着ポーチ。布合わせを楽しみながらぜひ作ってみてはいかがでしょうか?

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