目次
- 1.材料と道具
- 2.使い方
- 3.まとめ
お気に入りのベッドシーツが破れてしまいました。マットレスを包むボックスシーツではなくて、上に掛ける方のフラットシーツ。夫がぐいっと引っ張って頭に被る部分です。何度も同じところを掴まれて薄くなり、ついに裂けてしまったのでしょう。ベルギーリネン100%の上質なシーツだったので、とっても残念です。
新しいシーツをオーダーしましたが、ふと、破れたこれも救えないかしら?と修繕を思いつきました。シーツなんて直して使うものではないと思っていたけれど、破れたところ以外は綺麗だし、一緒に買ったボックスシーツもピローケースもまだまだ行けるし、何より高価だったので処分するのはもったいない。
意外なことに、穴や裂け目を直しながら同じシーツを長く愛用される方も少なくないのか、検索するとさまざまな方法が見つかりました。中でもいちばん簡単そうな、アイロンで貼り付けるタイプの補修布を使ってシーツの寿命を延ばしてみようと思います。
・補修布
・ハサミ
・アイロン
・アイロン台
これが問題の、夫がぐいっと掴んで引っ張る部分。毎晩ではないのですが、肩までかかっているシーツをいきなり引き上げて頭にすっぽり被るという謎の行動があるのです。
アマゾンでいちばん安かった補正布。5ドルもしましたが、日本ではダイソーやセリアなどで100円で買えるようです。
コットンとポリエステルのブレンドで、片側は接着剤でつやつやしています。
補修布をカットします。ギリギリのサイズだと心配なので、裂け目より0.5インチ(約1cm)ほど大きくなるようにカットしました。
角は剥げやすいので、ハサミで丸く落とします。
補修布を当てる部分にアイロンをかけ、しわを伸ばし、温めます。
お洗濯の際に引っかからないよう、糸をカット。
接着剤を下に向けて補修布を被せ...
アイロンを当てます。
すぐにチェックしたい衝動を抑え、完全に冷えるのを待ちます。
しっかり接着できているか確認します。剥がれるようならもう一度アイロンを当てます。
裂け目が塞がりました。贅沢を言えばもう少し薄手がよかったけれど、お気に入りのシーツを救えたからまあいいかな?
アイロンで貼り付けるタイプのおなじみの補修布を使って、リネンのシーツを修繕しました。破れたシーツを救うなんて今までの私の概念にはありませんでしたが、気に入ったものを直しながら長く愛用するって何だかいいものですね。
補修布の使い方そのものは接着芯と同じなので、私にとっても別に目新しいコンセプトではありません。アイロンの熱で溶かしたのりが冷えて固まることで生地が密着するので、温かいうちはいじらずそのまま待つことくらいが注意点になりますでしょうか。
本当に些細なことなんだけれど、ゴミを出さないのはエコの実践だし、物が手に入りにくい時代の慎ましい暮らしの再現みたいでなぜか楽しくなってきちゃいました。他にも何か直して使えるものはないかしら?