目次
- 1.材料と道具
- 2.作り方
- 3.まとめ
まあるい体にくりっとした目が可愛いらしい、水族館ではいつも人気者のあざらし。まるで赤ちゃんのようなチャーミングさには、大人も子どもも惹かれます。特に「茶柱」と呼ばれる、立ったまま泳ぐあざらしの姿はとてもキュートですよね。今回は水面に顔を出して浮かぶあざらしのチャームをレジンで小さく作ってみました。
あざらしらしいぽってりとしたキュートなフォルムは、100円ショップの球体モールドだけで作ることができます。サイズ違いの球体や半球のパーツを組み合わせ、最後にひれを付けて顔を描けば小さな可愛いあざらしチャームの完成です。ピアスやイヤリングだけでなく、少し大きめに作ってキーホルダーにするのもおすすめです。
レジン初心者さんでも挑戦しやすいレシピです。材料や作り方はもちろん、ポイントであるぽってりとしたフォルムを作るためのコツも合わせてご説明いたします。
作家のためのレジン
作家のためのレジン着色剤
調色パレット(5個入り)
調色スティック
UV-LEDライト
エンボスヒーター
丸やっとこ、平やっとこ、ニッパー
球体モールド
レジンクリーナー
ジェルネイル(マットコート)
ジェルネイル(黒、白)
着色レジンを作ります。調色パレットまたは適当なモールドを用意し、マスキングテープで埃を取り除きます。
透明のレジン液を流し入れます。
白と黒の着色剤を混ぜてグレーのカラーレジンを作ります。
白と黒の着色剤を1:1の割合で落とし入れます。あざらしの背中に斑点を描く場合は黒の着色レジンも用意しましょう。
調色スティックでムラがなくなるまでしっかりと混ぜます。
エンボスヒーターで温めて気泡を抜きます。気泡を抜いたら冷まします。
サイズの違う球体が作れるモールドを使います。グレーの着色レジンを大きい球体モールドいっぱいに流し入れます。
小さい球体のモールドを2つ使います。ひとつには、モールドの9割が埋まる分量の着色レジンを流し入れます。
もうひとつには、5割くらいの高さまで流し入れて半球を作ります。
表を120秒、ひっくり返してさらに120秒硬化します。
硬化熱が冷めたらモールドから取り出します。
小さい球体にピンバイスで穴を開けます。凹みを下にして置き、てっぺんよりも少しずらしたところに施しましょう。
凹みを上にして大きい球体を置き、着色レジンを少し塗ります。
半球をそっと乗せて120秒硬化します。
パーツをひっくり返して置き、真ん中に着色レジンを少し塗ります。
小さな球体の凹みを下にして大きい球体の上にそっと乗せ、真ん中に半球が乗るように位置を調整して120秒硬化します。
ヒートンを付けます。開けた穴にレジンをゆっくりと垂らして入れ、ヒートンを挿して硬化します。
平やっとこでヒートンを挟んで持ち手を輪ゴムで固定します。
大きい球体と半球の接着部分の隙間を着色レジンで埋めます。調色スティックの先に取って丁寧に塗りこんで輪郭をなめらかにします。
くるくると回しながら全体に均一にレジン液を行き渡らせます。
くるくると回しながら120秒硬化します。お好みで重ね塗りしても構いません。
大きい球体と小さい球体の接着部分の隙間を着色レジンで埋めます。調色スティックで丁寧に塗りこんで輪郭をなめらかにします。
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全体に均一にレジン液を行き渡らせ、くるくると回しながら120秒硬化します。この工程を2〜3回繰り返して重ね塗りします。レジンの量が多いと垂れてしまい、歪な形になってしまうので注意しましょう。
ヒレを作ります。1番小さい球体モールドの横に、着色レジンで穴の直径くらいの長さの線を線を2本引いて60秒硬化します。これを全部で4つ作ります。
4つのうち2つを八の字に置き、端に着色レジンを少量塗って60秒硬化します。
端をニッパーで切って形を整えます。
後ろのヒレができました。
ヒレを体に付けます。ヒートンが後ろ頭になるので、それを踏まえて正面を確認しましょう。ヒートンと反対側の端に着色レジンを少量塗ります。
後ろのヒレを添えた状態で硬化します。
体とヒレの繋ぎ目に着色レジンを塗って補強し、硬化します。ヒレにも塗ってぷっくりとさせます。片面ずつ施しましょう。
前ヒレを付けたい場所に着色レジンを塗って、添えた状態で硬化します。反対側も同様に施しましょう。
体とヒレの繋ぎ目に着色レジンを塗って補強し、硬化します。ヒレにも塗ってぷっくりとさせます。片面ずつ施しましょう。
顔の真ん中に着色レジンを2滴塗って硬化し、口元をぷっくりとさせます。今回はグレーのみですが、口元を黒にして目立たせるのも可愛くておすすめです。
ジェルネイル用のマットコートでコーティングします。マットにすることでふんわりとした雰囲気になりますが、透明のレジンでコーティングしてクリアに仕上げるのも可愛いと思います。
塗り漏れがないことを確認し、くるくると回しながら120秒硬化します。
白と黒のジェルネイルを用いて顔を描きます。モールドのふちやシリコンマット等をパレット代わりに、それぞれの色のジェルネイルを少量出します。
ぷっくりさせた口元の間に黒のジェルネイルで鼻を描いて硬化します。
目を描いて硬化します。
白のジェルネイルでヒゲを1本ずつ描いて硬化します。
ジェルネイルにベタつきが残っている場合はレジンクリーナーで軽く拭きましょう。
完成です。
水面に顔を出して浮かぶ姿が可愛らしいあざらしのレジンチャームの作り方をご紹介いたしました。あざらしらしいぽってりとしたフォルムは、100円ショップの球体モールドで作ったサイズ違いのパーツを組み合わせることで表現できます。
あざらしのボディは、大きい球体と小さい球体、そして球体モールドを用いて作る半球の3つのレジンパーツを合体させて作ります。パーツ同士の接着部分にできる隙間が気になるかもしれませんが、これはボディと同じカラーの着色レジンで埋めればOK。不自然に見えるパーツとパーツの隙間に調色スティックで丁寧に塗り込めば、あざらしらしいぽってりとした姿に仕上げられます。
隙間を埋める際に注意したいのが、一度に塗るレジンの量。多いと液が垂れ、いびつな形に仕上がってしまいます。少しずつ塗っては硬化、というプロセスを2、3回繰り返せば、なめらかな輪郭の可愛らしい姿にすることができます。
体のカラーはお好みで着色すると良いでしょう。今回はあざらしらしいグレーの1色だけで施しましたが、背中に斑点を描く場合は黒の着色レジンも用意するとよいでしょう。
全体をジェルネイル用のマットコートでコーティングします。マットにすることでふんわりとした雰囲気になりますが、透明のレジンでコーティングしてクリアに仕上げるのも可愛いのでお好みで施しましょう。
顔はジェルネイルを用いて描きます。硬化後にベタつきが残っている場合はレジンクリーナーで軽く拭いて仕上げましょう。
水面に顔を出して浮かぶ姿を表現したあざらしチャーム。ピアスやイヤリングだけでなく、少し大きめに作ってキーホルダーにするのもおすすめです。レジン初心者さんでも挑戦しやすいレシピなので、ぜひ作ってみてはいかがでしょうか?