目次
- 1.材料と道具
- 2.作り方
- 3.まとめ
人気の球体レジン。まん丸のモールドを使う方法もありますが、ここでは100円ショップでも気軽に買える半球のモールドを使用した作り方をご紹介いたします。
半球を2つ作って接着する場合、余計なところへのレジン液の付着や気泡が入りやすいなど、さまざまな問題が発生します。予防の仕方やトラブルシューティングをひとつひとつご説明いたします。
レジン
モールド
UVLEDライト
やすり
ピンバイス
透明レジン
平やっとこ
エンボスヒーター
輪ゴム
レジンの半球を2つ作ります(作り方はこちら)。
半球を作った際にできたフチをハサミで切ります。
ハサミで切っただけではバリが少し残ります。
やすりで半球からはみ出している部分を擦り、バリを取り除いて綺麗にします。最後にコーティングをするので、全体に傷がついていても問題ありません。
やすりに角度を付け、このように削ります。
両方の半球のふちを削ったら水で洗って粉を落とします。
ピンバイスを使い、ヒートン用の穴を開けます。
半球を合わせて球体にします。個々の半球を作った際に使ったモールドを用意します。ヒートン用に開けた穴の位置を確認し、透明のレジンを半球の底の全体にたっぷりと塗ります。
空気が入らないように注意しながらもうひとつの半球を乗せます。
もしも気泡が入ってしまった場合は、水平にずらして戻すと抜けます。
しっかり合わさっていることを確認したら、ヒートン用の穴が真上に来る向きにしてモールドに戻します。
しっかりモールドに押し込みます。
横から見るとこんな感じです。
しっかりモールドに入っているのを確認したら、2分硬化します。モールドから出して確認し、向きを変えてもう1度硬化します。後で空気が入らないよう、接着面はしっかりと硬化します。
この方法で接着すると、接着面から漏れたレジンが余計なところにまで付着してしまいます。
凹凸しているところは、コーティングの前にすべて削ります。強く擦ると接着面が剥がれて中に空気が入ってしまいますので、力を入れ過ぎずに優しく削ります。
凹凸がなくなるまで削ったら、水で洗って粉を落とします。
ヒートンをつけます。この段階でピンバイスを使うと接着面に負担が掛かって空気が入りやすくなるため、半球の状態で穴を開けておくのです。ヒートンの先に透明のレジンを少量塗り、穴に入れて2分硬化します。
コーティングをします。平やっとこでヒートンを挟み、持ち手を輪ゴムで固定します。
コーティング用のレジンをエンボスヒーターで温めます。レジンは温めるとサラサラになり、つけ過ぎと塗りムラの防止になります。
球体をレジン液に浸し、くるくる回しながら全体に付けます。
余分をしっかり落とし、全体にレジンがついていることを確認して硬化します。最初の1分はくるくる回しながら硬化。
さらに固定して2分硬化します。
平やっとこから外して確認します。ずれのない綺麗な球体ができました。
半球から球体を作るコツをご紹介しました。ポイントは4つです。
ひとつめは、半球の段階でバリをしっかりと削ること。ふたつめは、半球の時点でヒートン用の穴を開けること。接着してからピンバイスを当てると、空気が入りやすくなってしまうからです。
3つめのポイントは、半球を作った時に使ったものと同じモールドに入れて硬化すること。そして4つめのポイントは、硬化後の研磨は優しく行うことです。
このポイントさえ押さえれば、どなたにも綺麗な球体が作れます。レジンアクセサリーのステップアップに、ぜひ挑戦してみてはいかがでしょうか。