目次
- 1.材料と道具
- 2.作り方
- 3.まとめ
暖かくなり髪をまとめる機会が増えてきたので、お花のヘアゴムを製作してみました。ふんわりと優しい印象のお花のヘアゴムでヘアアレンジはいかがでしょうか?2点製作して、お子様と一緒にお使いいただいても可愛いかと思います。
画像右から
・接着剤
・手縫針
・ビーズ針
・cosmo 刺繍糸 110
・cosmo 刺繍糸 2762
・ヘアゴムパーツ
・淡水パール
・ハードフェルト 2枚(お花の型紙型 土台になるもの)
・ピッグスエード
・厚紙(お菓子の空箱等で代用可能)
最初に型紙を作ります。ペーパー(チラシやコピー用紙などでOK)を約3.5x3cmのお花の形にカットします。
フェルトを2枚カットします。樹脂加工が施されたハードフェルトは通常のものよりも少し硬めで扱いやすいので、チャームのような使い方をする刺繍に向いています。
1枚は、お花の型紙を乗せてボールペンでなぞって転写し、線に沿って切り取ります。もう1枚は、土台です。刺繍を終えたら切り取って縁取りをするので、お花よりふたまわりほど大きめの丸型にカットします。
お花の形に切り取ったハードフェルトを土台となるハードフェルトの真ん中に重ねます。1本取りの刺繍糸を玉留めし、簡単に縫い合わせます。
2本取りの刺繍糸を玉留めし、お花の中心部に針を刺します。お花型のハードフェルトの縁に向かって針を通しきります。
これをどんどん繰り返し、お花型のハードフェルトを刺繍で埋めます。
全て埋め終えました。
別の色の刺繍糸の1本取りを玉留めし、ランダムに筋の模様を刺繍します。
長短さまざまに刺繍していくと、可愛いと思います。
筋の刺繍が終わったら、お花の輪郭から3mmほど外側に線を描きます。
線に沿ってハサミで切り取ります。縁の幅を均等にすると綺麗に仕上がります。
切り終えたら、玉留めをした2本取りの刺繍糸で縁取りをします。お花の縁ギリギリの位置から針を出し、土台の縁を包むように糸を回して再び裏から針を出します。
これを繰り返して縁を埋めます。白いハードフェルトが見えなくなるくらい密に縁取りを行います。
縁取りが終わったら裏面に糸を出し、玉留めをします。
縁取りが完了し、刺繍部分の出来上がりです。
お花の中央に淡水パールを取り付けます。1本取りの刺繍糸を玉留めし、中心部より3mmほど横に針を出して淡水パールを通します。
通し終えたら、淡水パールすぐの部分に針を刺します。
2、3回ほど淡水パールに糸を通して補強します。通し終えたら裏面で玉留めをします。
厚紙の上に製作したお花を置き、ボールペンで輪郭をなぞってお花を写します。
写した物よりも2、3回りほど小さく切り取ります。
切り取った厚紙に接着剤を塗り、製作したお花と貼り合わせます。
厚紙を貼り付けることでくねっと柔らかいお花に固さを持たせることができ、ヘアゴム等に仕立てたときに使いやすくなります。
裏地を作ります。ピッグスエードの裏面に製作したお花を置き、ボールペンでなぞってお花を写します。
ボールペンで付けた跡に合わせて切り取ります。
お花と同じ形になるように微調整をします。
ピッグスエードを半分に折り、ハサミで真ん中部分に6mmほどの切れ込みを入れます。
ヘアゴムパーツを接着するための切れ込みができました。
切れ込みにヘアゴムパーツを通し、台座に接着剤を塗ります。
ヘアゴムパーツとピッグスエードを接着したら、裏面全体に接着剤を塗り、貼り合わせます。
接着剤が完全に固まったら完成です。ここで使用した接着剤は1日程で固まります。
刺繍のお花のヘアゴムの作り方をご紹介いたしました。ここではホワイトと淡いパープルの2色の刺繍糸を使いましたが、お好みや季節などに合わせて色合いを変えてみるとよいでしょう。
本体は、お花の形にカットしたハードフェルトに刺繍を施して作ります。お花の中央には淡水パールを。お使いになる刺繍糸の雰囲気等に合わせ、ラインストーンなどを選ばれても可愛く仕上がります。
きれいに仕上げるコツは、土台のフェルトの色が見えなくなるほど密に縁取りの刺繍を入れること。出来上がったお花の裏側に厚紙を貼り付けると、ヘアゴムなどのアクセサリー類に仕上げたときにくたっとならず、使いやすくなります。
サイズや形等は、最初の型紙を作る時点で自由に変えられます。お好みのデザインで刺繍のお花のヘアゴム作りを楽しんでみてはいかがでしょうか。