目次
- 1.材料と道具
- 2.作り方
- 3.まとめ
3枚のペーパーパーツを重ねて楽しむルッキンググラスダイのシリーズがとても気に入ったので、大胆なひまわりとミツバチの夏物でカジュアルなごあいさつのカードを作りました。
カラーペーパーではなく、白のミックスメディア用ペーパーでカットしてインクで着彩。ブレンダーブラシ、ディテールブレンディングツール、そしてブラシ式のマーカーを使い分けることでよりビビッドでより奥行きのあるデザインになりました。
ひまわりとミツバチの夏色ごあいさつカードの作り方です。
・ルッキンググラスダイ
・ミックスメディアペーパー(または水彩画用紙)
・ダイカットマシン
・インクパッド各色
・メディアマット(あれば)
・ブレンダーブラシ
・ディテールブレンディングツール
・黒のマーカー
・ハサミ
・正方形のネスティングダイ(あれば)
・のりまたはテープのり
・ペーパートリマー
・2つ折りカード
・フレーズスタンプ
ひまわりの花、葉っぱ、そしてミツバチが重なる正方形のダイのセット。人気のルッキンググラスというダイのシリーズの夏物です。同シリーズのお誕生日テーマのセットで3つ折りカードを作っています。
用意するペーパーは5枚。ブラシでインクを付けるのでミックスメディアペーパーを選びましたが、水彩画用紙でも普通のカードストックでも代用可能です。いずれも2.5x2.5インチの正方形にカットします。
ペーパーの真ん中に置いてマスキングテープで固定し、ダイカットマシン(使い方はこちら)でカットします。
ひまわりのみ、2枚カットします。残ったもう1枚はそのままにしておきます。
インクでの着彩にはブラシが最適です。小さいダイなので、ミニサイズのブレンダーブラシ(詳しくはこちら)の方が小回りが効いて使いやすいでしょう。
葉っぱにグリーンのインクを擦ります。シリコン製のメディアマットの上で作業するとブラシで擦ってもペーパーとインクパッドが動かず、後片付けも楽になります。ここでは単色仕上げにしていますが、複数の色をブレンドしてグラデーションにしてもよいでしょう。
ひまわりの花びらにイエローのインクを擦ります。
もう1枚のひまわりのパーツでマスクを作ります。ハサミでひまわりの種の丸い部分を切り取ります。
色をつけたパーツに重ねます。
ずれないようにマスクを押さえ、ブラウンのインクを擦ります。
イエローとブラウンが混ざることなくくっきりとした色つけができました。
ミツバチのパーツを色分けしようとすると、ミニサイズでもブラシでは上手くいきません。そこで、ディテールブレンディングツールというアプリケーターを使います。
どうということはありません。木製のスティックの先に小さなスポンジが付いているだけです。綿棒などでも代用できます。
ミツバチのボディの部分にレモンイエローのインクを擦ります。
羽根の部分はグレー。
触覚や足、しましま模様はさらに細かいので、マーカーに持ち替えて塗ります。ブラシ式のマーカーが塗りやすいでしょう。
ダイカットせずに取っておいた最後の1枚のペーパーで背景を作ります。青空にしたいので、ブルーのインクを擦ります。これは比較的広い範囲なので、お持ちであればレギュラーサイズのブラシの方が早いでしょう。
ネスティングダイ(詳しくはこちら)でフレームを作ります。
ダイがなければカッターで切り抜いて作ります。
パーツを貼り重ねます。細く出せるペン型ののりが便利。全体をべったりとのり付けする必要はありませんが、葉っぱの先など突起した部分は剥がれやすいので念入りに塗ります。
青空の背景、葉っぱ、ひまわり、ミツバチ、フレームの順に貼り重ねます。
もしもフレームからはみ出す場合は、ペーパートリマーで各辺を1mmくらいずつ切り落とします。
メインモチーフの出来上がりです!
2つ折りカード(作り方はこちら)の表紙に貼り付けて…
フレーズのスタンプを入れれば…
夏のごあいさつのカードの完成です。ここではなんでもない日に送るカードのフレーズの代表のひとつである「just because」を使っていますが、暑中見舞い向けのスタンプも合うと思います。
大胆な構図のひまわりとミツバチのダイのセットを使い、夏らしいごあいさつカードを作りました。重ねて楽しむ目的のダイのセットなので、悩まなくてもサイズ感やバランスはバッチリ。3色のペーパーでカットして重ねてもよいですが、ブラシやブレンディングツールでインクをつけることでより鮮明な仕上がりになっています。
ダイカットしたパーツにインクを付けたい時はブラシがいちばん手っ取り早く、グラデーションなどの効果も簡単に出せます。小さい場合はミニサイズのブラシを使用。さらにディテールを再現したければ綿棒などで塗り分けたり、ブラシ式のマーカーを使います。
ダイカットパーツは必要箇所を切り取るだけでマスクにもなるので、色の塗り分けをしたい場合は覚えておくとよいでしょう。マスキングテクニックはこちらでも詳しくご説明しています。
夏の代表モチーフ、ひまわりのデザインのダイを使って暑中見舞いカードなんていかがでしょうか。ルッキンググラスのシリーズ、とっても楽しいです!