目次
- 1.材料と道具
- 2.作り方
- 3.まとめ
細編みの3倍の高さが出せる長編みは、編地ができるスピードも3倍。マフラーも小物もあっという間に完成します。マグカップの下に敷く揃いの大判コースターが4枚すぐに必要だったので、長編みでサクサクサクッと作りました。
・かぎ針
・毛糸
・糸切りばさみ
・とじ針
くさりを4つ編みます(くさり編みの説明はこちら)。
時計と反対まわりに毛糸をぐるりとかけて…
ひとつめのくさりの目にかぎ針を差し入れます。
時計と反対まわりにぐるりと毛糸を引っ掛けて…
くさりの目から引き出します。
すると、かぎ針にはループが3つかかった状態になります。
毛糸をぐるりと掛けて…
かぎ針の頭に近い方の2つのループから引き出します。
すると、かぎ針には2つのループが残ります。
毛糸をぐるりと引っ掛けて…
両方のループから引き出します。
長編みがひとつ入りました。
これをあと10回繰り返します(合計11回)。
11回めを編んだら、最初に作ったくさりの4つめの目にかぎ針の頭を差し込みます。ひとつめのくさりを輪とみなして中に長編みを入れたので、その輪から数えると3つめのくさりです。
ぐるりと糸を掛けて…
すべてのループから一気に引き出します(引き抜き編み)。
これで1段め完了。編み始めの糸端を引っ張って、輪を絞ります。
最初のくさり編み3目を長編みひと目とカウントすると、1段めは12目になっています。
2段めを編みます。くさりを3つ。
次に、引き抜き編みをしたくさりの目に、長編みを入れます。毛糸をぐるりと掛けて…
くさりの目にかぎ針の頭を入れて…
糸をぐるりと引っ掛けて…
くさりの目からのみ引き出します。かぎ針には、ループが3つ。
糸をぐるりと掛けて…
かぎ針の頭に近い方のループ2つから引き出します。
かぎ針には、ループが2つ残ります。
毛糸をもう一度ぐるりと掛けて…
一気に引き出します。
長編みがひとつ入りました。
残りの11目それぞれに、2つずつ長編みを入れます。
最初の3つのくさりも長編みひと目とカウントして、合計24目。
最後のひと目を編んだら、最初のくさりのてっぺん(根元から3つめ)にかぎ針の頭を入れます。
糸を引っ掛けて、引き抜き編みをします。
3段めを編みます。
くさりを3つ編みます。
同じ目に、長編みをひとつ入れます。
くさり3つを長編みひと目と数えると、これで2目。
となりの目には、長編みをひとつ。
合計3目になりました。
次は、長編みを2つ。2、1、2、で、長編みが合計5目(ひとつめは、くさり3目)。
1、2、1、2…と繰り返して、合計36目の長編みを入れるとスタート地点に戻ります。
最初のくさりのてっぺんに引き抜き編みをしてつなぎます。
3段目は、合計36目になっています。毛糸の太さにもよりますが、小さいコースターならここでストップしても良いでしょう。
私はどっしりとした寸胴のマグカップを乗せる大判コースターが欲しいので、もう1段編みます。くさり編み3つからスタート。
となりのくさりの目に、最初の長編みを入れます。
次の目には、2つ。最初のくさり3つをひとつめの長編みとカウントして、1、1、2、で合計4つの長編みが入りました。
1、1、2、1、1、2、と繰り返し、1周したところ。合計48目で終了します。
くさりのてっぺんに引き抜き編みをして丸くつなぎ、処理ができるくらいの長さを残して糸を切ります。
とじ針で糸端を処理します。
あっという間にコースターがひとつ出来上がりました。
細編み3目分の高さがひと目で出せるので、すいすいとあっという間に進められる長編みでコースターを作りました。ひと目が長い分、細編みよりもくったりと柔らかい編み上がりになるのも長編みの特徴でしょうか。マフラーや赤ちゃんブランケットを作るのにポピュラーな編み方のひとつです。
コーヒーや紅茶がこぼれてもしみが目立ちにくいアースカラーを選びましたが、赤や黄色など鮮やかな毛糸を複数使ってもテーブルの上が賑やかになって良いと思います。
コースターにはお洗濯をしても縮まないアクリル毛糸がオススメ。くたびれたらエコたわしに降格させて、無駄なしです!