目次
- 1.材料と道具
- 2.作り方
- 3.まとめ
中世ヨーロッパのような雰囲気がおしゃれと人気のシーリングスタンプ。コラージュや手帳のデコレーションをされる方々の間ではだいぶ前から人気がありましたが、近年は100円ショップなどでも道具や材料が手に入るようになり、さらに注目を集めるようになりました。今回はそんなシーリングスタンプをレジンで作る方法をお伝えいたします。
レジンで作る最大のメリットは、透明感。もともとは熱で溶かして垂らしたろうの上からスタンプを押しつけて紋章などを入れるのがシーリングスタンプですので、通常仕上がりは不透明です。でもレジンなら、クリアなシーリングスタンプが実現します。シアーな着色やラメやパウダーを加えた光沢のある作品も楽しめるのがレジンの魅力です。
シーリングスタンプのヘッドは100円ショップで手に入ります!ハンドルは必要ありません。今回のレシピでは溝の浅いものが使いやすくおすすめです。ヘッドにお好きなカラーに色付けしたレジンを乗せて硬化し、実際のシーリングスタンプのように押印します。お手紙はもちろん、アクセサリーにしても可愛いです。
基本のスタンプ全体を1色のカラーで作る方法と、それを応用したスタンプの柄部分だけにカラーを乗せる方法、そしてスタンプの真ん中から外側に向かってグラデーションにする方法の3種類の作り方をご説明いたします。
作家のためのレジン
作家のためのレジン着色剤
調色パレット(5個入り)
調色スティック
UV-LEDライト
エンボスヒーター
シーリングスタンプ
クリアファイル
マスキングテープ
カラーレジンを作ります。調色パレットまたは適当な容器を用意し、マスキングテープで埃を取り除きます。
透明のレジン液を流し入れます。
レジン液をお好きな色に着色します。今回は赤とゴールドの着色剤を使用しますが、着色せずクリアにしてもよいでしょう。
赤とゴールドを1滴ずつ落とし入れます。
調色スティックでムラが無くなるまでしっかりと混ぜます。
エンボスヒーターで温めて気泡を抜きます(詳しくはこちら)。気泡を抜いたら冷まします。
クリアファイルを小さくカットしたものを用意します。裏面をツルツルに仕上げるためには、表面がザラザラしているモールドやカードスリーブは不向きです。
シーリングスタンプのヘッドを用意します。ハンドルは必要ありません。今回のレシピでは溝の浅いものが使いやすくおすすめです。
基本となるスタンプ全体を1色のカラーレジンで作る方法をご説明いたします。
スタンプの溝の上にたっぷりのカラーレジンを乗せます。一気にレジンを乗せると、溝全体に行き渡らず細かい気泡ができてしまいます。注意しながら行いましょう。
カラーレジンが溝に広がるのを待ちながら、調色スティックで軽く塗り広げます。
スタンプ全体にカラーレジンを少しずつ乗せながら全体に塗り広げます。こぼれないように注意しましょう。
120秒硬化します。
クリアファイルにカラーレジンを流し、スタンプのヘッドを乗せます。滑りやすいので丁寧に施しましょう。スタンプの周りからレジンが少し漏れ出るくらいの量が理想的です。
真上からライトを当て、120秒硬化します。
ひっくり返して180秒硬化します。
端から少しずつヘッドから剥がせば完成です。硬くて剥がしにくい場合は平やっとこを使うと良いでしょう。
続いて、スタンプの柄部分だけに色を入れる方法をご説明いたします。
スタンプの溝の上に少量のカラーレジンを部分的に乗せ、全体にゆっくりと広がるのを待ちます。溝以外にレジンが乗ってしまうときれいに柄が出ませんので、丁寧に少しずつ行います。
120秒硬化します。
透明のレジンをぷっくりするまで乗せ、硬化します。
クリアファイルに透明のレジンを流し、スタンプのヘッドを乗せて硬化します。
スタンプから剥がせば完成です。この方法で作る場合はもう少し濃いめのカラーレジンにすると良いでしょう。
最後に、真ん中から外側にかけてグラデーションにする方法をご説明いたします。
スタンプの溝の上に少量のカラーレジンを部分的に乗せ、硬化します。
透明のレジンをぷっくりするまで乗せ、硬化します。
クリアファイルにカラーレジンを流し、スタンプのヘッドを乗せて硬化します。
スタンプから剥がせば完成です。
ヘッドの溝にレジンが残ってしまった場合は、クリアファイルにレジンを流し、ヘッドを乗せて硬化して剥がすとほとんどは取れます。1度で取れなかった場合は何度か繰り返しましょう。
中世ヨーロッパの雰囲気がおしゃれなシーリングスタンプ。コラージュや手帳のデコレーションなどを楽しむ方々の間ではずいぶん前から人気のあるクラフトです。最近では100円ショップなどでも扱われるようになり、うんと気軽に楽しめるようになりました。今回はそんなシーリングスタンプをレジンで表現。レジンの特徴を活かしたシーリングスタンプ風のチャームの作り方をご紹介いたしました。
本来は熱で溶かしたろうを垂らしたところにスタンプを押し付けて紋章などを入れるのに使われていたシーリングスタンプ。ろうの代わりにレジンを使う最大のメリットは、その透明感。レジンを使えばクリアなシーリングスタンプが実現します。
レジンを塗ったスタンプを押し付けるために使用するシートには、クリアファイルを小さくカットしたものが最適です。レジンを固めて剥がした後の表面がツルツルに仕上がります。表面にざらつきのあるモールドやカードスリーブは不向きです。
今回は赤とゴールドの着色剤を使用したカラーレジンで作りました。着色せず、クリアのままのレジンで仕上げるのも良いでしょう。お好きなカラーで着色したり、ラメやオーロラパウダーなどを加えるなどしてアレンジも楽しめるレシピです。
基本となるスタンプ全体を1色のカラーで作る方法、それを応用したスタンプの柄部分だけにカラーを乗せる方法、スタンプの真ん中から外側に向かってグラデーションにする方法の3種類の作り方をご説明いたしました。
スタンプ全体を1色のカラーで作る場合は、スタンプの溝の上だけにたっぷりのカラーレジンを乗せることがポイントです。一気に全体にレジンを乗せてしまうと、溝全体に行き渡らず細かい気泡ができてしまうので注意しましょう。
スタンプの柄部分だけにカラーを乗せる方法と真ん中から外側にかけてグラデーションにする方法は、溝の上に少量だけ部分的にカラーレジンを乗せましょう。溝全体にゆっくりと広がるのを待つのがポイントです。溝以外にレジンを乗せてしまうと綺麗に柄が出てこないので丁寧に少しずつ施しましょう。
スタンプの柄部分だけにカラーを乗せる場合、カラーレジンは濃いめにするのがおすすめです。
お手紙にはもちろん、アクセサリーとしても可愛いシーリングスタンプ風のレジンパーツ。簡単なのでぜひチャレンジしてみてはいかがでしょうか?