目次
- 1.材料と道具
- 2.作り方
- 3.まとめ
まだまだ暑い季節が続きます。今着けたいのは海や水を表現したような夏レジンアクセサリーですが、作る方はそろそろ秋アイテムも取り入れたくなってきました。深い色合い、趣のあるマーブル柄…今回ご紹介するのは、グリーンを取り入れたこっくり秋カラーのレジンリングです。
パキッとクリアな元気カラーのレジンアクセサリーを楽しみたい夏とは違い、秋物にはくすみや深みが欲しくなるもの。でもベーシックカラーの着色剤で一から調合しようとなると、なかなか難しいのも現実です。あれを足して、これも足してと、どんどん量が増えてしまうなんていうことも。
しかし今はさまざまな着色剤が手に入ります。今回は私の大好きな着色剤の色味をそのまま活かしたレジンパーツ作りをしてみました。モスグレーとウォームホワイトの2色で秋らしさを表現します。
必要な材料や道具の説明を含め、詳しい作り方をご紹介いたします。
・作家のためのレジン
・調色パレット
・着色剤 いろどろっぷ レトロシックカラー(モスグレー)
・着色剤 いろどろっぷ ファンタジーカラー(ウォームホワイト)
・竹串
・球体モールド(パーツクラブ)
・クリアファイル
・ピンセット(アクセサリー工具セット)
・ドロップビーズ
・ブリオン
・パール
・耐震マット
・リングパーツ
・接着剤
・コーティング液
・UV-LEDライト
作家のためのレジンを使います。
調色パレットを2つ用意し、それぞれにレジン液を流し入れます。
モスグレーとウォームホワイトの2色の着色剤を使います。
各パレットのレジン液にお好みの量の着色剤を加えます。
調色スティックまたは竹串の先などでやさしく混ぜます。
球体のモールドを使います。
球体モールドのひとつにモスグレーの着色レジンを入れます。
モールドいっぱいに流し入れます。
別の球体モールドに透明レジンを底から半分程度まで流し入れます。
透明レジンの上からウォームホワイトの着色レジンを竹串で2、3滴入れます。竹串の先でぐるぐるとかき混ぜてマーブル模様を作ります。
モールドいっぱいになるようにレジンを追加して硬化します。
モールドから取り出します。
グリーンとマーブルの2つの球体パーツができました。
クリアファイルに少量のレジンを出します。
レジンパーツ、パール、ドロップビーズ、そしてブリオンにレジンを付けて組み立てます。バランスよく配置したら硬化します。
美しいクラスターができました。
平らな面を上にして耐震マットに固定し、クリアファイルに少量のレジンを置きます。
クラスターのパーツの隙間にレジンを流して硬化します。
くぼんだ箇所にさらにレジンを盛り、球体パーツやパールなどと高さを揃えたら硬化します。
リングパーツの平皿部分に接着剤を付けます。
レジンパーツとリングパーツを貼り付け、丸1日乾かします。
レジンパーツの平らな部分にレジンを盛ります。平皿とパールも覆うようにレジンを行き渡らせましょう。レジンが垂れる心配があるので、まずは片側のみにレジンを盛って硬化します。
反対側も同様にレジンを盛り、硬化します。
こちらのコーティング液を使います。
全体をコーティングし、その後硬化します。
完成です。
毎日暑くてかないませんね。涼しくて過ごしやすい季節の訪れが待ち遠しくなってしまいます。それじゃあ気持ちだけでも先取り!と、秋の装いにマッチするこっくりカラーのレジンアクセサリーを作ってみました。今回ご紹介したのは、大人の女性でも身に着けられるシンプルな秋カラーのリングのレシピです。
秋カラー作りのポイントは、深みやくすみの強いニュアンスのある配色です。しかし赤や青、黒や白などのベーシックカラーの着色剤でスクラッチから作ろうとするのはなかなか大変なことです。好みの色合いになるまであれを足して、これも足して…とどんどん増えてしまったり、なんて経験をお持ちの方も多いのではないでしょうか。
しかし今はさまざまな色味の着色剤が手に入ります。今回は私のお気に入りの2色を組み合わせてみました。ひとつはモスグレー。いろどろっぷレトロシックカラーというセットに含まれるものです。
もうひとつは、ウォームホワイト。温かみのある淡いグレーがこっくりと深みのあるモスグレーを引き立てます。こちらはいろどろっぷファンタジーカラーというセットに入っているものです。
ウォームホワイトの着色レジンはやや不透明なので、クリアレジンと軽く混ぜ合わせることでマーブル模様にすることができます。奥行き感が増し、より雰囲気のある作品に仕上げることができました。
モスグレーの深く豊かな緑色とマーブル模様で動きを感じさせるウォームホワイトの2つの球体。これだけでも十分に美しく秋らしさを表現できますが、今回はさらにパール、ドロップビーズ、そしてブリオンで飾り付け。輝きがプラスされ、より一層大人向けの秋色アクセサリーに仕上がりました。
レジンパーツ自体はシンプルな球体ですので、まだ始めたばかりという初心者さんでも気軽に挑戦していただけるレシピです。秋の訪れを心待ちにしながら、エアコンの効いたお部屋でレジンアクセサリー作り。そんな素敵な時間を過ごしてみませんか。