作品レシピ
2025年03月29日

お花を宝石に閉じ込める!透明感と煌めきを楽しむ春の華やかレジンチャームの作り方

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色とりどりのドライフラワーを集め、レジンの宝石に閉じ込めてみました。今の季節に身に着けたくなる、春らしく華やかなしずくの形のレジンチャームの作り方のご紹介です。 

 

着色レジンを部分的に使って透明の部分を大きくしたこと、普段はきっちり取り除く気泡をデザインとして活かしたこと、そして使用する着色剤に上品なラメが入っていることから、この上ないクリア感と煌めきが楽しめます。光が差し込んだ時の美しさは、気分を盛り上げてくれること間違いなしです。 

 

手順通りに作ればどなたでも失敗なく完成させられる作品です。必要な材料や道具とともに詳しい作り方をご説明いたします。 

ジャンル:
レジンレジン

目次

  1. 1.材料と道具
  2. 2.作り方
  3. 3.まとめ

1.材料と道具

・作家のためのレジン

・モールド(セリア)

・調色パレット

・作家のためのレジン着色剤 夜空カラー(織姫ピンク・星屑ネイビー・月影グリーン)

・竹串

・エンボスヒーター

・ドライフラワー

・ピンセット(アクセサリー工具セット)

・カーテン用のふさかけフック

・耐震マット

・ヤスリ

・ピンバイス

・ヒートン

・クリップ

・コーティング液

・丸カン

・カニカン

・鈴丸ビーズ6ミリ(クリア)

・UV-LEDライト

2.作り方

本体の形成には、しずく形の宝石のデザインのシリコンモールドを使います。

gem 01

まず最初に、作家のためのレジンを用いて着色レジンを作ります。

gem 02

調色パレットを3つ用意し、それぞれにレジン液を流し入れます。

gem 03

着色します。作家のためのレジン着色剤の織姫ピンク、星屑ネイビー、そして月影グリーンを使います。これらはかのんさん監修の夜空カラーのセットに含まれています。

gem 04

パレットのレジン液にそれぞれお好みの量の着色剤を加えます。

gem 05

調色スティックや竹串などでそれぞれよく混ぜます。

gem 06

必要あればエンボスヒーターで気泡を飛ばします(やり方はこちら)。

gem 07

本体を作ります。モールドの半分まで透明レジンを流し入れます。

gem 08

気泡があれば取り除き、モールドを少し傾かせて全体に行き渡らせてから硬化します。

gem 09

同系色のドライフラワーを集めたものを使います。

gem 10

モールドの8割程度までレジンを流します。

gem 11

お花をランダムに配置します。

gem 12

バランスよく配置したら硬化します。

gem 13

モールドいっぱいになるようにレジンを流します。

gem 14

竹串で伸ばして全体に行き渡らせます。本来気泡があればここで取り除くところですが、今回はそれもデザインの一部として表現したいのである程度残した状態で硬化します。

gem 16

モールドから取り出します。

gem 17

このようにできました。

gem 18

平らな裏面を上にして固定します。

gem 19

上に向けた裏面に着色レジンを乗せます。全体ではなく、部分的に置くように乗せましょう。

gem 20

裏面の上下に着色レジンを置きました。

gem 21

着色レジンのない中央部分に透明レジンを流します。

gem 22

竹串でやさしく混ぜて着色レジンに動きを持たせ、硬化します。

gem 23

ヤスリでバリを削り整えます。

gem 24

ピンバイス穴を開けやすくするため、やすりで削って付けたい部分を平らにします。

gem 25

平らに削った部分にピンバイスで穴を開けます。

gem 26

穴にレジンを流します。

gem 27

竹串で穴の中の空気を抜き、レジンでいっぱいにします。

gem 28

ヒートンを挿し込みます。

gem 29

ヒートンの根元にレジンを絡め硬化し、しっかり固めます。

gem 30

仕上げのコーティングをします。

gem 31

ヒートンの根元までしっかりコーティングします。

gem 32

余分なコーティング液を落として硬化します。この作業をもう1度繰り返し、うるつやに仕上げます。

gem 33

丸カンでカニカンを繋げばチャームの完成です。

gem 34

3.まとめ

春はもうすぐそこ。お花で溢れる暖かな季節の到来です。春らしい華やかなアクセサリーが欲しくなり、お花を詰め込んだレジンのチャームを作ってみました。ピンク系とブルー系のドライフラワーを集めた、しずく形の宝石風のキラキラレジンチャームです。

お花を封入する表側には透明レジンを、裏側には着色レジンを使い、2層にしてパーツを仕上げます。ドライフラワー入りの透明の層は、あえて気泡を残した状態で硬化します。普段ドライフラワーを封入材として使用する際はていねいに気泡を取り除いていますが、今回はデザインの一部として活かしました。

裏面の2層目には、カラーレジンを使います。全体的に乗せるのではなく、部分的にかたまりにして上下にそっと置くようなイメージです。そして着色レジンの間に透明レジンを流し、竹串の先でやさしく混ぜて動きを出してから硬化します。透明部分を増やしたので、光が差し込むととてもきれいに輝きます。

使用した着色剤は、かのんさん監修の織姫ピンク、星屑ネイビー、そして月影グリーン。作家のためのレジン着色剤の夜空カラーセットに含まれる3色です。これらには上品な細かいラメが入っているので、透明感とともにその煌めきも楽しめます。

いつもなら取り除く気泡をそのまま閉じ込めて活かした、カラフルなお花を閉じ込めた宝石の華やかレジンチャーム。キーホルダーに、ペンダントに、またはスカーフピンにと、いろいろなアクセサリーに加工できます。ぜひお試しを。

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