目次
- 1.材料と道具
- 2.作り方
- 3.まとめ
梅雨明けが待ち遠しいですね!連日の雨のせいで気持ちも晴れませんが、それでもこの季節ならではの風物詩もあります。梅雨と聞いて連想するアイテムは何でしょうか。傘?紫陽花?カタツムリ?色々ありますが、今回レジンで作るモチーフもそのひとつではないかと思います。
小さくて、ころんとしたフォルムで、ツヤがあって、そして特徴的なグリーンの色をした、可愛らしいカエルです!手足や体の模様などのディテールは省き、そのアイコニックな色合いと小さく丸みのある佇まいのみで表現するシンプルレシピです。
シリコンマットの上にカラーレジンを垂らしてボディを形成するので、カエルのデザインのモールドは必要なし。複雑な工程はなく、ごく基本的なレジンの材料や道具、そして初歩的なテクニックさえあれば完成させられるレシピですので、始めたばかりの方にも挑戦していただけます。
今の季節にぴったりのカエルのパーツ。詳しい作り方はもちろん、ぷっくりフォルムに仕上げるためのコツなども合わせてご説明いたします。
作家のためのレジン
作家のためのレジン着色剤(緑と白)
調色パレット
調色スティック
UV-LEDライト
エンボスヒーター
ジェルネイル
シリコンマット
マスキングテープ
レジンを着色します。調色パレットまたは適当なモールドを2つ用意し、マスキングテープで埃を取り除きます。
それぞれに透明のレジン液を流し入れます。
それぞれのレジン液を緑と白に着色します。
1つには緑の着色剤を1滴、もう1つには白の着色剤を2滴落とし入れます。
調色スティックでムラがなくなるまでしっかりと混ぜます。
エンボスヒーターで温めて気泡を抜きます。気泡を抜いたら冷まします。
シリコンマットの上に緑の着色レジンを数滴垂らします。
調色スティックでスッと上に伸ばして雫のような形にします。レジンを足しながら少しずつ大きくしましょう。
お好きな大きさになったら180秒硬化します。パーツの真上にヒートンを付ける場合は、この時点で添えて硬化します。パーツのお尻や頭に付ける場合は硬化後に裏面に施します。ここではヒートンは付けずに仕上げます。
パーツをひっくり返して置き、裏面に白の着色レジンをぷっくりとするくらい乗せて180秒硬化します。
お好きな厚さになるまでぷっくりとさせて硬化しましょう。重ね塗りする際にきれいに仕上げるコツは、緑と白の境目が真っ直ぐな直線になるようにすることです。そのためにはそれぞれの着色レジンを境目までしっかりと塗ることが大切です。
次に目を作ります。目を付けたい位置にごく少量の緑の着色レジンを少量乗せて60秒硬化します。
同じ位置に緑の着色レジンを少量乗せて硬化する工程を繰り返し、カエルらしい飛び出した目を作ります。
目の全体を緑の着色レジンでコーティングして硬化します。
黒のジェルネイルを用いてカエルの目を描きます。シリコンマットにジェルネイルを少量出します。
正面より少し外側に点で乗せて硬化すれば完成です。
レジンで作る小さなカエルのパーツのレシピをご紹介いたしました。小さくてころんとした可愛いフォルムに癒されます。レジンの透明感も相まって、シンプルながらもその特徴がしっかりと強調された「紛れもなくカエル!」なレジンパーツに仕上がりました。
アイコニックなグリーンときらめく艶感、そしてその小さな佇まいのみでカエルらしさを表現するので、それ専用のデザインのモールドは必要ありません。ボディはシリコンマットの上に着色剤を入れて作ったグリーンのレジン液を雫の形に盛って作ります。
白いお腹はホワイトの着色剤を混ぜたカラーレジンで作ります。くるっとひっくり返せば背中側のグリーンの本体同様にぷっくりと盛ることができます。
今回は付けませんでしたが、ヒートンを付ければピアスやキーホルダーなどのアクセサリーへの加工がしやすくなります。カエルパーツの真上にヒートンを付ける場合は、グリーンのカラーレジンで本体を形成した後に埋め込んで硬化します。パーツのお尻や頭につけたい場合は硬化後に裏に接着しましょう。
カエルらしいふっくらとした姿にするため、ぷっくりとレジンを塗っては硬化すると言う作業を何度か繰り返します。この際、グリーンとホワイトの層の境目がぼやけないよう、また、真っ直ぐになるように気を付けます。重ね塗りする時はトップのみではなく、境目までしっかりと塗るとくっきりとしたラインに仕上がります。
色も形も可愛らしい、抽象デザインのカエルのレジンパーツ。爽やかな雰囲気なので、暑い季節の装いにもぴったりです。ユニークでプレイフルなモチーフは贈り物にも喜ばれそうです。ぜひ作ってみてはいかがでしょうか。