目次
- 1.材料と道具
- 2.作り方
- 3.まとめ
ヘアクリップは、お出かけファッションのワンポイントとしてもオフィスでのまとめ髪にも大活躍してくれるアイテムです。今回はかすみ草を閉じ込めた、ほんのりグラデーションが可愛いレジンのヘアクリップの作り方をご紹介いたします。
何度かフィーチャーしているレジンのヘアクリップ。毎回使う材料や手順などを少しずつ変えています。この度のレシピの特徴は、グラデーション作りにもコーティングにも、作家のためのレジンのみを使用しているところです。
さらさらのテクスチャーの低粘度の作家のためのレジンで作るヘアクリップはすっきりとした印象で美しいのですが、上手に扱うには注意点があります。きれいに作るためのコツなどを含め、詳しい作り方をご説明いたします。
作家のためのレジン
作家のためのレジン着色剤
・ピンク
作家のためのレジン着色剤(ニュアンスカラー)
・サクラ
作家のためのレジンコーティング剤25g
調色パレット
調色スティック
シリコンブラシ
UV-LEDライト
ピンセット
ヘアクリップモールド
ヘアクリップ金具
かすみ草
やすり
ラピットバー
接着剤
レジン台
回転台
ハサミ
テープ
お好きな小花
カラーレジンを作ります。調色パレットにレジン液を入れます。
サクラとピンクの着色剤を2:1の割合で加えます。
調色スティックでムラがなくなるまでしっかりと混ぜます。
気泡対策のため、あらかじめかすみ草をレジン液に浸します。調色パレットに入れたお花にレジン液を注ぎ、シリコンブラシで押し付けて気泡を抜きます。気泡が抜けるまで20分以上待ちます。
本体を形成します。モールドのかすみ草を置きたい箇所にレジン液を流し入れます。
かすみ草を下向きに配置します。
さらに華やかに仕上げるため、小花も配置します。
120秒硬化します。
レジンからはみ出ているかすみ草をカットします。省くことも可能ですが、このプロセスを挟めば後で行うやすりがけが楽になります。
カットしたお花のくずをテープに貼り付けて取り除きます。
モールド全体にレジン液を流し入れます。
モールドの縁をなぞって細かい気泡を取り除きます。この状態で30分ほど置くと気泡が完全に抜け、よりきれいに仕上がります。
表と裏をそれぞれ120秒ずつ硬化します。
レジンから飛び出ているお花をやすりで削ります。
内側のバリをラピットバーで処理します。
ヘアクリップ金具の両端にレジン用の接着剤を塗ります。普通のレジン液でも代用可能です。
レジンパーツを乗せ、固定したまま硬化します。
パーツと金具の隙間をレジン液で埋めて硬化します。気泡があれば取り除きます。
上と下部分も同様に隙間をレジン液で埋めて硬化します。
金具にリーンクリップを付けて固定し、サイドをコーティングします。表面にはみ出ても気にせず角までしっかりと塗り、180秒硬化します。
裏面にレジン液を塗ります。回転台の上にクリップの裏面を上にして固定し、パーツの広い部分にレジン液を乗せます。
調色スティックで全体に広げます。レジン液が少ないと弾いてしまうので、少しずつ足しながらたっぷりと塗りましょう。
120秒硬化します。
表面の上部分にカラーレジンを厚めに塗り、クリップを傾けながら硬化します。
硬化したカラーレジンの上半分に重ね塗りし、クリップを傾けながら硬化します。
表面に透明のレジン液を塗ります。クリップをレジン台に挟んで水平になるように固定し、レジン液を流します。クリップの内側からレジン液が垂れやすいので、外側に流します。レジン液が不足しやすいクリップの中央の細くなっている部分には、必要に応じて追加します。
シリコンブラシでクリップの外側に向けてレジン液を広げます。レジン液の重みでクリップの内側の穴の方向へ流れてしまうので、迅速に行いましょう。クリップの幅の広い方の穴の縁は特に液が垂れやすいので、硬化する直前に広げます。
180秒以上硬化すれば完成です。
可憐なかすみ草を閉じ込めたレジンのヘアクリップの作り方をご紹介いたしました。ニュアンスのあるほんのりとしたグラデーションが可愛い、透明感も軽やかなオールシーズン楽しめるヘアアクセサリーです。
レジンを使ったハンドメイドヘアクリップのレシピは何度もフィーチャーしてまいりましたが、毎回少しずつ材料や手順を変えています。今回は、グラデーション作りにもコーティングにも作家のためのレジンのみを使用しました。さらさらとしたテクスチャーが特徴の低粘度タイプのレジン液です。
封入材には、かすみ草のドライフラワーを選びました。レシピ通りに作るのはもちろん、お手持ちのアイテムやお好きなドライフラワー用意されてアレンジを楽しむのも良いでしょう。
かすみ草に限らず、ドライフラワーは気泡が出やすい封入材の代表のようなものです。美しい仕上がりを目指すには、気泡対策が肝心です。ここではあらかじめレジン液に浸して封入前に出るものを出し切る方法を用いました。調色パレットにかすみ草を入れ、そこに透明のレジン液を流してシリコンブラシで押し付ければOKです。
かすみ草だけでなく、小花も配置しました。大小サイズの違うお花をバランスよく並べることで、仕上がりがいっそう華やかに。同系色ですっきりまとめるもよし、カラフルで賑やかな印象を狙うもよし。自由にアレンジできるのがハンドメイドアクセサリーの醍醐味のひとつです。
硬化したパーツに低粘度のレジンを塗り広げる際は、少々注意が必要です。今回使用したモールドで作ったヘアクリップパーツは、乗せたレジン液が真ん中の穴の方へ垂れやすい形状をしています。なのでレジンはなるべく外側に流すようにします。
かすみ草を閉じ込めた、ほんのりグラデーションが美しいヘアクリップ。お好きな花材や着色剤を組み合わせ、100%ご自分好みに作ってみるのはいかがでしょうか。贈り物にも大変喜ばれるレジンアクセサリーです。