目次
- 1.材料と道具
- 2.作り方
- 3.まとめ
来週末はバレンタイン!食べられるチョコレートももちろん美味しいけれど、レジンで作ればうんと長く楽しめます。今回は甘々なチョコがけの板チョコのチャームを作ってみました。
使ったのは、かじった形跡のあるちょっとユニークなシリコンモールド。食べかけの板チョコがユーモラスなデザインです。ゴールドでアクセントを付けたので、大人可愛いイメージになりました。ミルクチョコレート、ホワイトチョコ、そしてミックスの3フレーバーで作ります。
チョコレートをモチーフにしたレジン作品には、硬化不良の心配がつきまとうものです。不透明に仕上げたいので、どうしても着色剤の分量が多くなるためです。しかしレジンを主材料としたそのままでも硬化可能の特殊な着色剤を使えば問題なし!Comarimadeさん監修のスイーツカラー6色セットを使ったので、安心してレジンのチョコレート作りに取り組むことができました。
必要な材料や道具を含め、詳しい作り方をご説明いたします。バレンタインに間に合います!
・作家のためのレジン
・チョコのモールド
・調色パレット
・作家のためのレジン 着色剤スイーツカラー6色(チョコレート、ホワイトチョコ)
・竹串
・ヤスリ
・カーテン用のふさかけフック
・耐震マット
・LEDマットコーティング液
・クリアファイル
・油性ペン(ゴールド)
・ピンバイス
・接着剤
・ヒートン
・平やっとこ(アクセサリー工具セット)
・丸カン
・Tピン
・パール
・ゴールドビーズ
・カニカン
・UV-LEDライト
ちょっぴりかじったデザインがかわいい板チョコのモールドで本体を作ります。
作家のためのレジンを使います。
調色パレットを2つ用意し、それぞれにレジン液を流し入れます。
作家のためのレジン着色剤のチョコレートとホワイトチョコでカラーレジンを作ります。
左側のパレットにはチョコレートの着色剤を、右側のパレットにはホワイトチョコの着色剤をお好みの量を入れます。
それぞれよく混ぜます。必要あればエンボスヒーターで気泡を飛ばします(やり方はこちら)。
モールドの底には、「MILK」とエンボス文字が入っています。このくぼみ部分に気泡ができないよう、竹串など尖ったものの先で埋めるように着色レジンを少しずつ流します。
文字の部分を埋め終えたら、上から着色レジンを流し入れます。
モールドいっぱいに流し入れ、竹串などで均して硬化します。
ホワイトの着色レジンでも同様に作ります。気泡が入らないように注意しましょう。
モールドから取り出します。
ミルクチョコとホワイトチョコの本体ベースができました。
気泡が入った状態で硬化すると、端が欠けたようになってしまいます。欠けを見つけた場合は、竹串の先に着色レジンを付けてちょんちょんと入れて補修し、硬化します。
ヤスリでバリを削り整えます。
チョコの裏側を上にして固定し、着色レジンをぷっくり盛って硬化します。
次にチョコとホワイトのミックス板チョコを作ります。ホワイトの着色レジンをランダムに置きます。
続いてチョコカラーの着色レジンもランダムに入れます。
ある程度の分量を入れたら竹串で2色のレジンを軽く混ぜます。
その上から再びランダムにそれぞれの着色レジンを入れます。
モールドいっぱいになるまで入れたら竹串で軽く混ぜ、模様を整えてから硬化します。
モールドから取り出します。
ミルクとホワイトのミックスチョコレートができました。
ミックス板チョコの裏側を上にして固定します。
ホワイトの着色レジンをランダムに置きます。
ミルクチョコの着色レジンをランダムに置きます。
竹串で軽く混ぜ、模様を整えてから硬化します。
ミルクチョコ、ホワイトチョコ、そしてミックスの3種類のかじりかけ板チョコができました。
このままですと、裏側がツルツルとしていてチョコレートらしくありません。
そこでLEDマットコーティング液を塗って本物のチョコレートらしい雰囲気を持たせます。
裏側全体に塗布したら硬化します。
少し白っぽくなり、マットな感じのおかげでよりチョコレートらしくなりました。
表面を上にして耐震マットに乗せ、固定します。
ゴールドのペイントマーカーを使います。
クリアファイルの上にペン先をぎゅっと押し付け、多めのインクを出します。
竹串でインクを取り、「MILK」のエンボス文字の中に入れます。
全体に入れたら乾かします。
金のエンボス文字入りのチョコレートになりました。
調色パレットにチョコレートの着色剤を入れます。
竹串の先に取り、ホワイトの板チョコの角に塗ってミルクチョコレートがけのデザインにします。
裏側にも塗り、硬化します。
コーティングをします。
チョコがかかっている部分にコーティング液を塗って硬化します。
ピンバイスで穴を開けます。
こちらの接着剤を使います。
接着剤を竹串で取ります。
穴に接着剤を付けます。
ヒートンにも接着剤を付けます。
ヒートンを挿し込み、丸1日乾かします。
丸カンを用いてカニカンと繋ぎ(丸カンの開け方と閉じ方はこちら)、お好みでパールなども付ければ完成です。
もうすぐバレンタイン!チョコレートの準備は進んでいますでしょうか。今回はちょっとひねりのきいたシリコンモールドを使ってあま~い板チョコのチャームを作ってみました。
板チョコの角をちょっぴりかじったようなユーモラスなデザインのモールドは、そのままレジンを入れて固めるだけでかわいいチャームに。今回はさらにひと手間かけて完成度をアップさせています。
板チョコのそれぞれのピースには、「MILK」のエンボス文字。本物のチョコレートにもブランド名などが入っていることが多いですよね。くぼみのままでももちろん良いのですが、今回はそこにピグメント入りのインクを塗り込んでアクセントにしています。ゴールドのおかげでうんと大人可愛いイメージになりました。
きれいに作るためには、いくつかのポイントを押さえる必要があります。ひとつは、気泡を入れないこと。エンボス文字の部分には気泡が残りやすいので、竹串など尖ったものの先で少量のレジンを取って埋め込むように流します。
板チョコの端に気泡が入ったまま硬化すると、欠けたような感じになってしまいます。そんな時は竹串でちょんちょんと埋めて硬化すればOK。きれいに修復することができます。
チョコレートやホワイトチョコのようなレジン作品は不透明に仕上げたいので、どうしても着色剤の分量が多くなってしまいます。となると心配なのが、硬化不良。着色剤多めの色の濃いレジン液は紫外線を通しにくいため、未硬化を起こしてしまう恐れがあります。しかし作家のためのレジン着色剤を選べば問題ありません。
従来のものと違い、作家のためのレジン着色剤はレジンを主材料とした特殊な仕様です。そのため、なんとレジンに混ぜなくても硬化するという性質を持つのです。どんなに濃く作ったカラーレジンでもしっかりと固まるので、今回のようなミルクチョコレートやホワイトチョコレートに見立てた不透明な作品にも安心です。
今回使用したのは、Comarimadeさん監修のスイーツカラーの6色セット。チョコレートとホワイトチョコはこのレシピにぴったりの着色剤でした。他にいちごみるく、抹茶ラテ、ミントアイス、そしてカスタードプリンの4色が含まれた、レジンのスイーツ作りにぴったりの色展開です。レジンにたくさん混ぜても未硬化を起こす恐れがないので、自身を持ってミルキーカラーの作品に取り組めます。
食べるチョコレートも美味しいけれど、ずーっと残るレジンのチョコレートももらったら嬉しいですよね。友チョコに添えるプレゼントに、ぜひ作ってみてはいかがでしょうか。