作品レシピ
2025年02月08日

ちょっぴりかじったデザインが可愛い!3フレーバーのレジンのチョコがけ板チョコレートの作り方

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来週末はバレンタイン!食べられるチョコレートももちろん美味しいけれど、レジンで作ればうんと長く楽しめます。今回は甘々なチョコがけの板チョコのチャームを作ってみました。 

 

使ったのは、かじった形跡のあるちょっとユニークなシリコンモールド。食べかけの板チョコがユーモラスなデザインです。ゴールドでアクセントを付けたので、大人可愛いイメージになりました。ミルクチョコレート、ホワイトチョコ、そしてミックスの3フレーバーで作ります。 

 

チョコレートをモチーフにしたレジン作品には、硬化不良の心配がつきまとうものです。不透明に仕上げたいので、どうしても着色剤の分量が多くなるためです。しかしレジンを主材料としたそのままでも硬化可能の特殊な着色剤を使えば問題なし!Comarimadeさん監修のスイーツカラー6色セットを使ったので、安心してレジンのチョコレート作りに取り組むことができました。 

 

必要な材料や道具を含め、詳しい作り方をご説明いたします。バレンタインに間に合います! 

ジャンル:
レジンレジン

目次

  1. 1.材料と道具
  2. 2.作り方
  3. 3.まとめ

1.材料と道具

・作家のためのレジン

・チョコのモールド

・調色パレット

・作家のためのレジン 着色剤スイーツカラー6色(チョコレート、ホワイトチョコ)

・竹串

・ヤスリ

・カーテン用のふさかけフック

・耐震マット

・LEDマットコーティング液

・クリアファイル

・油性ペン(ゴールド)

・ピンバイス

・接着剤

・ヒートン

・平やっとこ(アクセサリー工具セット)

・丸カン

・Tピン

・パール

・ゴールドビーズ

・カニカン

・UV-LEDライト

2.作り方

ちょっぴりかじったデザインがかわいい板チョコのモールドで本体を作ります。

bar 01

作家のためのレジンを使います。

bar 02

調色パレットを2つ用意し、それぞれにレジン液を流し入れます。

bar 03

作家のためのレジン着色剤のチョコレートとホワイトチョコでカラーレジンを作ります。

bar 04

左側のパレットにはチョコレートの着色剤を、右側のパレットにはホワイトチョコの着色剤をお好みの量を入れます。

bar 05

それぞれよく混ぜます。必要あればエンボスヒーターで気泡を飛ばします(やり方はこちら)。

bar 06

モールドの底には、「MILK」とエンボス文字が入っています。このくぼみ部分に気泡ができないよう、竹串など尖ったものの先で埋めるように着色レジンを少しずつ流します。

bar 07

文字の部分を埋め終えたら、上から着色レジンを流し入れます。

bar 08

モールドいっぱいに流し入れ、竹串などで均して硬化します。

bar 09

ホワイトの着色レジンでも同様に作ります。気泡が入らないように注意しましょう。

bar 10

モールドから取り出します。

bar 11

ミルクチョコとホワイトチョコの本体ベースができました。

bar 12

気泡が入った状態で硬化すると、端が欠けたようになってしまいます。欠けを見つけた場合は、竹串の先に着色レジンを付けてちょんちょんと入れて補修し、硬化します。

bar 13

ヤスリでバリを削り整えます。

bar 14

チョコの裏側を上にして固定し、着色レジンをぷっくり盛って硬化します。

bar 15

次にチョコとホワイトのミックス板チョコを作ります。ホワイトの着色レジンをランダムに置きます。

bar 16

続いてチョコカラーの着色レジンもランダムに入れます。

bar 17

ある程度の分量を入れたら竹串で2色のレジンを軽く混ぜます。

bar 18

その上から再びランダムにそれぞれの着色レジンを入れます。

bar 19

モールドいっぱいになるまで入れたら竹串で軽く混ぜ、模様を整えてから硬化します。

bar 20

モールドから取り出します。

bar 21

ミルクとホワイトのミックスチョコレートができました。

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ミックス板チョコの裏側を上にして固定します。

bar 23

ホワイトの着色レジンをランダムに置きます。

bar 24

ミルクチョコの着色レジンをランダムに置きます。

bar 25

竹串で軽く混ぜ、模様を整えてから硬化します。

bar 26

ミルクチョコ、ホワイトチョコ、そしてミックスの3種類のかじりかけ板チョコができました。

bar 27

このままですと、裏側がツルツルとしていてチョコレートらしくありません。

bar 28

そこでLEDマットコーティング液を塗って本物のチョコレートらしい雰囲気を持たせます。

bar 29

裏側全体に塗布したら硬化します。

bar 30

少し白っぽくなり、マットな感じのおかげでよりチョコレートらしくなりました。

bar 31

表面を上にして耐震マットに乗せ、固定します。

bar 32

ゴールドのペイントマーカーを使います。

bar 33

クリアファイルの上にペン先をぎゅっと押し付け、多めのインクを出します。

bar 34

竹串でインクを取り、「MILK」のエンボス文字の中に入れます。

bar 35

全体に入れたら乾かします。

bar 36

金のエンボス文字入りのチョコレートになりました。

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調色パレットにチョコレートの着色剤を入れます。

bar 38

竹串の先に取り、ホワイトの板チョコの角に塗ってミルクチョコレートがけのデザインにします。

bar 39

裏側にも塗り、硬化します。

bar 40

コーティングをします。

bar 41

チョコがかかっている部分にコーティング液を塗って硬化します。

bar 42

ピンバイスで穴を開けます。

bar 43

こちらの接着剤を使います。

bar 44

接着剤を竹串で取ります。

bar 45

穴に接着剤を付けます。

bar 46

ヒートンにも接着剤を付けます。

bar 47

ヒートンを挿し込み、丸1日乾かします。

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丸カンを用いてカニカンと繋ぎ(丸カンの開け方と閉じ方はこちら)、お好みでパールなども付ければ完成です。

bar 49

3.まとめ

もうすぐバレンタイン!チョコレートの準備は進んでいますでしょうか。今回はちょっとひねりのきいたシリコンモールドを使ってあま~い板チョコのチャームを作ってみました。

板チョコの角をちょっぴりかじったようなユーモラスなデザインのモールドは、そのままレジンを入れて固めるだけでかわいいチャームに。今回はさらにひと手間かけて完成度をアップさせています。

板チョコのそれぞれのピースには、「MILK」のエンボス文字。本物のチョコレートにもブランド名などが入っていることが多いですよね。くぼみのままでももちろん良いのですが、今回はそこにピグメント入りのインクを塗り込んでアクセントにしています。ゴールドのおかげでうんと大人可愛いイメージになりました。

きれいに作るためには、いくつかのポイントを押さえる必要があります。ひとつは、気泡を入れないこと。エンボス文字の部分には気泡が残りやすいので、竹串など尖ったものの先で少量のレジンを取って埋め込むように流します。

板チョコの端に気泡が入ったまま硬化すると、欠けたような感じになってしまいます。そんな時は竹串でちょんちょんと埋めて硬化すればOK。きれいに修復することができます。

チョコレートやホワイトチョコのようなレジン作品は不透明に仕上げたいので、どうしても着色剤の分量が多くなってしまいます。となると心配なのが、硬化不良。着色剤多めの色の濃いレジン液は紫外線を通しにくいため、未硬化を起こしてしまう恐れがあります。しかし作家のためのレジン着色剤を選べば問題ありません。

従来のものと違い、作家のためのレジン着色剤はレジンを主材料とした特殊な仕様です。そのため、なんとレジンに混ぜなくても硬化するという性質を持つのです。どんなに濃く作ったカラーレジンでもしっかりと固まるので、今回のようなミルクチョコレートやホワイトチョコレートに見立てた不透明な作品にも安心です。

今回使用したのは、Comarimadeさん監修のスイーツカラーの6色セット。チョコレートとホワイトチョコはこのレシピにぴったりの着色剤でした。他にいちごみるく、抹茶ラテ、ミントアイス、そしてカスタードプリンの4色が含まれた、レジンのスイーツ作りにぴったりの色展開です。レジンにたくさん混ぜても未硬化を起こす恐れがないので、自身を持ってミルキーカラーの作品に取り組めます。

食べるチョコレートも美味しいけれど、ずーっと残るレジンのチョコレートももらったら嬉しいですよね。友チョコに添えるプレゼントに、ぜひ作ってみてはいかがでしょうか。

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