目次
- 1.材料と道具
- 2.作り方
- 3.まとめ
今月は日本でもお馴染みのハロウィン。10月31日に子供たちが「Trick or Treat!」と叫んで家を回り、お菓子をもらうのがハロウィン定番のイベントですよね。お店でもハロウィン限定パッケージのお菓子が沢山あり、とてもワクワクします。そこで今回は、見た目が可愛いスティックキャンディ風レジンをハロウィンバージョンに仕上げてみました。
作り方はとても簡単。レジンの定番ツール、球体モールドで飴を再現します。そこに実際のキャンディ作りでも使用するロリポップスティックを合体させれば全体像の完成です。最後にお顔を描けば、ポップなハロウィンキャンディに大変身!複雑な工程はなく、初心者さんでも挑戦しやすいレシピです。
今回のレシピをマスターすれば、どんなキャンディにも大変身させられます!キャンディの基本的な作り方を詳しくご紹介いたします。
レジン液
調色パレット
マスキングテープ
着色剤
エンボスヒーター
UVライト
クリップ
球体モールド
レジンクリーナー
調色スティック
ピンバイス
ヒートン
平やっとこ、ニッパー
ジェルネイル
ロリポップスティック
油性マーカー
筆
定規
ヤスリ
デザインナイフ
着色レジンを作ります。調色パレットまたは適当なモールドを用意し(道具の説明はこちら)、マスキングテープで埃を取り除きます。
透明のレジン液を、調色パレットの半分くらいまで流し入れます。
今回はオレンジの着色剤を使ってジャックオランタン風にデザインします。レジン液にオレンジの着色剤を入れます。
調色スティックでよく混ぜます。
エンボスヒーターで温めて気泡を抜きます(詳しくはこちら)。気泡を抜いたら冷まします。
ロリポップスティックを定規で測り、3cmの長さにカットします。ニッパーの内側の切り口は潰れてしまいますので、使用する3cmの方に外側を向けてカットしましょう。
着色レジンにスティックを7mmくらい浸します。先にコーティングしておくことでスティックから出る気泡を防ぐことができます。
レジン液が垂れないようにくるくると回しながら、120秒硬化します。
レジンに浸していない方をクリップで挟みます。クリップの先からレジンを塗布した7mm程度出しましょう。
直径16mmの球体モールドに着色レジンを満タンより気持ち少なめに流し入れます。球体モールドはスティックのサイズに合わせるとバランス良く仕上がります。
着色レジンを入れたら、スティックをそっと挿してクリップを立てます。
スティックが真ん中にくるよう調整して180秒硬化します。
反対側からもライトを当てて180秒硬化します。
ある程度硬化したらクリップをそっと外し、さらに120秒硬化します。
モールドごと傾けて裏面も180秒硬化します。
球体を取り出します。レジンクリーナーを適当な筆に染み込ませてレジンとモールドの間に入れましょう。
モールドの底から揉んでクリーナーを全体に行き渡らせ、取り出します。
スティック周りの凹みを透明レジン液で埋めて硬化します。
球体のてっぺんにペンで×印をつけ、横から見て位置を確認、調整します。
印をつけたところに、ピンバイスを使ってヒートン用の穴を開けます。
穴の周りにペンのあとが残っている場合は、ヤスリやデザインナイフで削って綺麗に取り除きましょう。
ヒートンの先に透明のレジン液を少量付けて穴に挿し、硬化します。
調色パレットに透明のレジン液を流し入れ、球体を浸してコーティングします。球体とスティックの境目は調色スティック等でコーティングしましょう。
余分なレジン液をしっかり落とし、平やっとこでスティックを挟みながらくるくる回して全体にまんべんなく行き渡らせます。
回しながら120秒硬化します。
球体モールドにスティックを挿した状態で正面と裏面を120秒ずつ硬化します。
ヒートンを球体モールドに差し込み、さらに120秒硬化します。
コーティングがしっかり硬化したら、お顔を描きます。黒のジェルネイルでジャックオーランタンの口と目を描き、硬化します。描き方に決まりはありません。お好きな手順で描きましょう。
ハロウィンキャンディ風チャームの完成です。
球体モールドとロリポップスティックで作る、ハロウィン風キャンディのレシピをご紹介いたしました。ジャックオーランタン風にデザインした色味と表情で、ハロウィンらしい美味しそうなキャンディに仕上がりました。
ロリポップスティックのような棒状のプラスチックをニッパーで切る際は注意が必要です。ニッパーの内側に来る断面は潰れ、口が閉じたようになってしまいます。まん丸の断面を保つため、ニッパーの外側でカットしましょう。
今回使う道具の主役は、球体モールド。普段は直径12mmのものを使用することが多いですが、今回はスティックの大きさに合わせて16mmを使いました。球体モールドはスティックのサイズを考慮して選ぶとバランス良く仕上がります。
スティックをそのままレジン液に挿して合体させると、気泡が出てきてうまく行きません。これは、浸す部分をあらかじめレジンでコーティングすることで防止できます。ほんの先の部分だけレジン液で覆い、硬化してから本体に挿しましょう。
球体のような形をしたモールドは、硬化後のパーツが外しにくいことがあります。無理に取り出そうとするとモールドを傷つけてしまいますので、そのような場合はレジンクリーナーを使用します。筆にクリーナーを染み込ませてレジンパーツとモールドの間に塗り、全体に行き渡らせてから取り出します。
お顔を描く手順に決まりはありませんが、大きいパーツから描くことでバランスよく仕上がると思います。大きな口が特徴のジャックオーランタンは、口→目の順番で描きました。
今回はハロウィン風に仕上げましたが、このレシピはキャンディの基本的な作り方となりますので色々なデザインにアレンジできます。ピアスやイヤリングはもちろん、いろんな種類を作ってまとめてキーホルダーにしても可愛いでしょう。ぜひ、作ってみてはいかがでしょうか。