目次
- 1.材料と道具
- 2.作り方
- 3.まとめ
通常のアセテートシートは熱を加えると溶けてしまいますが、ペーパークラフト用の耐熱性のあるものならヒートエンボスも可能です。
透明で向こうが透けて見える特徴を活かし、スノーグローブ(スノードーム)のデザインのタグを作りました。市販のシールを使うのでとっても簡単です。
・耐熱アセテートシート
・スノードームのスタンプ
・アクリルブロック
・静電気除去剤(あれば)
・エンボスインク
・ヒートツール
・ハサミ
・マスキングテープ
・クリスマスデザインのシール
・コンフェッティ(オプショナル)
・グリッター(オプショナル)
・クイックスティック(オプショナル)
・細く出せるボンド
・穴あけパンチ
・ひも(コットントワインやリボン等)
クラフト用耐熱アセテートシートは、とても薄いのが特徴です。
スノードーム本体は、スタンプで作ります。
スタンプをする前に、あれば静電気除去剤でシートを擦ります。余計なところについたパウダーをするりと落とすことができ、仕上がりがきれいになります。
エンボスインクをつけ、スタンプします。
ゴールド、シルバー、コッパーの3色のエンボスパウダーを使います。
エンボスパウダーを振り掛ける作業は、2つに折って開いたチラシやコピー用紙などの上ですると後片付けが楽になります。パウダーをたっぷり振り掛け…
傾けて余分な粉を落とします。静電気除去剤を擦っておけば、するりと落ちます。なければくっついたパウダーをブラシなどで払います。
残ったパウダーはチラシの折り目に沿ってサラサラッと容器に戻すことができます。
ヒートツールで加熱し、粉を溶かして定着させます。この時、あまり長く熱を当てるとアセテートシートが歪んでしまう可能性があるので、ヒートツールを十分に予熱(15秒くらい)してからシートに向けます。
パウダーが溶け、光沢のあるコッパーのスノードームになりました。
まわり、特に上に余裕を持たせ、ラフにカットします。同じサイズの四角のシートをもう1枚カットします。
スノードームのエンボスが入った方のシートを下に置き、もう1枚のシートを上に重ねます。
マスキングテープで留めます。
下から透けるスノードームをガイドに、上のシートにシールなどを貼ってデザインします。
スパンコールやコンフェッティ(穴のないバージョン)等をつける場合は、細く出せるボンドとクイックスティック(使い方はこちら)があると便利です。
マスキングテープを剥がしてデザインをした方のシートを作業台に置きます。
グリッターも使う場合はここで加えます。七色に光る大粒のグリッターです。
シールでデザインしたシートの中央にひとつまみ振り掛けます。
スノードームのエンボスを入れたシートの裏側にボンドをつけます。エンボスしたラインに隠れるよう、ごく小さな点で置いていくようにすると、付け過ぎやはみ出しが防げます。
シールやグリッターでデザインしたシートに重ね、貼り付けます。
ボンドが乾いたら、ドームのトップにマーカーで小さな印をつけます。
ホールパンチで印のところにひもを通す穴をあけます。
スノードームのアウトラインの2~3mm外側を、形に沿って切り取ります。
ひもを通す穴も、アウトラインと見なして同様に形に沿って切り取ります。
向こうが透けて見えるスノードームのタグになりました。
お好みでリボン等で飾り、ひもを通せば出来上がりです。クリスマスプレゼントのラッピングに使う予定です。
加熱しても溶けないアセテートシートを使い、向こうが透けて見えるスノードームのタグの作り方をご紹介いたしました。私はラッピングしたクリスマスプレゼントのアクセントに付けますが、カードのメインモチーフやアルバムのエンべリッシュメントとしても最適です。そのまんまクリスマスツリーにぶら下げても可愛いと思います。
アセテートシートには静電気が起きやすいので、スタンプをする前に静電気除去剤を擦っておくとスムーズにエンボスできます。なければ乾いたブラシの先などで余計なところについたパウダーを払い落とします。
ここでは市販のスクラップブッキング用のシールを使いましたが、スタンプしてカットしたパーツやダイカットのコンフェティなど、いろいろ入れて楽しめます。100円ショップの人気アイテムのひとつ、フレークシールなどもぴったりのサイズですね。
クリスマスクラフトにぜひ取り入れてみてください。