目次
- 1.材料と道具
- 2.作り方
- 3.まとめ
今の時期が旬のきのこ。食物繊維が豊富で低カロリーなので、女性の間では年中人気の食品のひとつです。この季節は出回る種類も多く、そして何より美味しい!しかもハンドメイドのモチーフにしてもかわいいというマイティーなきのこを、今回はミニサイズのレジンアクセサリーにしてみました。
アクセサリーチャームとしては複雑な形をしているかもしれませんが、実はこれ、きのこのモールドは要りません。カサ部分にはお馴染みの半球モールドを、柄の部分にはこれまたたびたび登場するカードスリーブを筒状にしたものを使っているのです。つまり100円ショップで買えるアイテムで完成させられる、チャレンジしやすいレシピなのです。
着色剤選びでカラー自在、模様も自由に描けるかわいらしいレジンのきのこ。必要な道具や材料はもちろん、よりきのこらしいフォルムに近づけるためのコツなどを含め、詳しい作り方をご説明いたします。
作家のためのレジン
作家のためのレジン着色剤
調色パレット(5個入り)
調色スティック
UV-LEDライト
エンボスヒーター
平やっとこ
カードスリーブ
半球モールド
ヒートン
ジェルネイル
マスキングテープ
ピンバイス
輪ゴム
ハサミ
やすり
着色レジンを作ります。調色パレットまたは適当なモールドを2つ用意し、マスキングテープで埃を取り除きます。
透明のレジン液を流し入れます。
赤、オレンジ、そして白の着色剤を使います。ここではきのこのカサを赤に、絵の部分を薄いオレンジにします。お好きなカラーで作りましょう。
パレットのひとつに赤の着色剤を1滴、もうひとつにはオレンジと白を1:2くらいの割合で入れます。
調色スティックでムラが無くなるまでしっかりと混ぜます。
エンボスヒーターで温めて気泡を抜き、冷まします。
最初にきのこの柄の部分を作ります。カードスリーブの入り口から2cmのところをハサミでカットします。
両サイドの繋がっている部分をカットします。
2枚のうちの1枚だけを使います。サイドからくるくると丸めて直径3mm前後の筒状にしてマスキングテープで留めます。テープを全体に貼ると中の様子が確認できなくなりますので、見えるように隙間を空けましょう。
薄いオレンジの着色レジンを筒の中に端から1.5mmくらいのところまで入れます。調色スティックで少量ずつ施しましょう。
くるくると回しながら120秒、置いた状態で更に120秒硬化します。
マスキングテープを剥がし、フィルムの筒からパーツを取り出します。
きのこのカサパーツを作ります。半球モールドを裏から指で押します。モールドが劣化しやすい方法なので、使い古したものや100均で購入したものを使うことをおすすめします。
赤の着色レジンをモールドからこぼれないくらいの量入れ、120秒硬化します。
パーツをいったん取り出し、逆さまにしてモールドの上に置きます。
カサと柄を接着します。柄パーツの先端に薄いオレンジの着色レジンを付けます。
カサパーツの内側の凹みに柄パーツを付けて、そのまま120秒硬化します。
カサパーツの内側の凹みに赤の着色レジンを塗り、120秒硬化します。
カサの上部分を尖らせます。カサパーツの外側を赤い着色レジンに浸け、余分な液を落としてから120秒硬化します。
置いた状態で180秒硬化します。カサの上部分を更に尖らせたい場合は、同じ工程を数回繰り返してお好みの形になるように施しましょう。
ピンバイスでヒートン用の穴を開けます。
ヒートンに赤の着色レジンを付けて穴に刺し、120秒硬化します。
柄をカサから1cmくらいのところでカットします。
平やっとこでヒートンを挟み、持ち手を輪ゴムで固定します。
薄いオレンジの着色レジンに柄の端から3分の1くらいを付けてぷっくりとさせます。
レジンが垂れないようにくるくると回しながら120秒硬化します。
お好みの太さになるまで同じ工程を繰り返しましょう。
柄全体に薄い着色レジンを塗ってコーティングします。
くるくると回しながらレジンを全体に満遍なく行き渡らせて、120秒硬化します。
置いた状態で120秒、ひっくり返してさらに120秒硬化します。
白いジェルネイルを用いてカサに模様を描きます。
モールドのふちやシリコンシートなどに白のジェルネイルを少量出し、ランダムにドットを描きます。
120秒硬化すれば完成です。
今が旬のきのこのパーツの作り方をご紹介いたしました。100均アイテムだけで作ることができ、レジンのカラーや模様もアレンジがしやすいのでレジン初心者さんでも挑戦しやすいレシピです。
きのこのフォルムは、カサと柄の別々のパーツを作って後で合体させて作ります。カサの部分の形成に使うのは、レジンアクセサリー作りをされる方にはお馴染みの半球モールド。裏から押し上げて凹ませた状態でお好きな色のカラーレジンを流し入れます。モールドを劣化させやすい方法ですので、使い古しや100円ショップのものをおすすめします。
柄の部分には、これもまた度々登場するカードスリーブを使います。カットして小さな1枚のシートにし、くるくると筒状に丸めてテープで留めたものをモールド代わりにします。中に着色レジンを詰め、硬化して剥がせば棒状のパーツができあがります。
別々に作ったカサと柄のパーツをレジンで接着してきのこに仕立て、さらに形を整えます。柄が付いて掴みやすくなったきのこのカサの部分をカラーレジンに浸し、逆さまにした状態で硬化して尖らせます。お好みのサイズになるまで繰り返すとよいでしょう。柄の先も同様にカラーレジンに浸して硬化。理想の形と太さになるまで繰り返します。
形ができれば後はアレンジを楽しむのみ。今回はカサに模様を入れました。白のジェルネイルでランダムにドットをぽんぽん。本体のカラー選びから仕上げの模様入れまで、自由に選べるのがこのレシピの良いところです。
今が旬のきのこのレジンチャーム。小さくて可愛いフォルムなので、ピアスやイヤリングなどのアクセサリーへの加工に最適です。大きめに作ってインテリアとして秋のお部屋を飾るのもよいかもしれません。ぜひ試してみてはいかがでしょうか。