目次
- 1.材料と道具
- 2.作り方
- 3.まとめ
作家のためのレジン着色剤に、夜空カラー6色セットが新登場。宵闇グレー、星屑ネイビー、夜明パープル、月影グリーン、彦星ブルー、そして織姫ピンクと、色味もネーミングもうっとりするようなカラーバリエ。ラメ入りなので、上品で美しい光沢が楽しめます。
今回はその夜空カラーのセットから2色選び、グラデーションがきれいなネコのレジンチャームを作ってみました。雲やゴールドの月パーツも合わせ、まるで夜空を閉じ込めたような神秘的な雰囲気に。モールドの厚みを活かした複数層仕上げなので、奥行き感も抜群です。
ポーズがかわいらしいネコのモールドは、毎年のお楽しみ、クロッチャのお正月向けスペシャル福袋に含まれています。袋に入り切らず、直接箱に詰め込んでしまったという盛りだくさんの福袋(箱?)。ネコのモールドだけでも3タイプも揃っています。いずれのサンプルもお見せいたします。
月と雲が浮かぶグラデーションの夜空を閉じ込めたネコのチャームの作り方です。
・作家のためのレジン
・ネコのモールド(スペシャル福袋)
・作家のためのレジン着色剤 夜空カラー
・調色パレット
・竹串
・エンボスヒーター
・ねり消しゴム
・クリアファイル
・ピンセット(アクセサリー工具セット)
・月メタルパーツ
・英字シール
・カーテン用のふさかけフック
・耐震マット
・UV-LEDライト
クロッチャの福袋に含まれるネコのモールドは、3種類。今回使うのは、そのうちのネコパーツの下部にカンがあるタイプのモールドです。
2つめは、ネコパーツの底部分に穴ができるタイプ。こちらを使用すると、ペンやLEDライトを挿し込むこともできます。
3つめのデザインもネコのポーズはほぼ一緒で、こちらはシェイカーパーツが作れるモールドです。
新発売のかのん(château chaton)さん監修の作家のためのレジン、夜空カラー6色セットで着色レジンを作ります。
作家のためのレジンを使います。
調色パレットにレジンを流し入れます。
宵闇グレーと星屑ネイビーを使って着色します。
お好みの量の着色剤をレジンに入れます。
調色スティックまたは竹串の先などでやさしく混ぜます。これらの着色剤にはとても細かいラメが入っています。上品な発色と光沢が魅力の着色剤です。
調色スティックまたは竹串の先などでやさしく混ぜ、必要あればエンボスヒーターで気泡を飛ばします(やり方はこちら)。
ネコの上部に宵闇グレーの着色レジンを流します。
モールドを傾けて硬化し、グラデーションにします。
続いてネコの下部に星屑ネイビーの着色レジンを流します。
モールドを傾けて硬化し、グラデーションにします。
封入する雲を作ります。ねり消しゴムを使います。
ねり消しゴムを伸ばし、クリアファイルに優しく落として雲の素を作ります。
雲を置きたい箇所にレジンを流します。
ピンセットで雲を配置します。
竹串で雲にレジンを馴染ませながら配置し、硬化します。
レジンだけの層を5ミリ程作って硬化します。
月パーツを配置したい箇所にレジンを流します。
月パーツを配置します。
月パーツの下に英字シールを配置して硬化します。
2層めの雲を配置したい箇所にレジンを流します。
1層めの雲の上から少しずらし、雲の量を変えて配置します。そして竹串でレジンと馴染ませて硬化します。
モールドいっぱいになるようにレジンを流し入れ、硬化します。
モールドから取り出します。
ネコの本体パーツができました。
耐震マットに乗せて固定し、表面にレジンをぷっくり盛ります。
竹串で全体に行き渡らせて硬化します。裏側も同様にレジンでぷっくりさせ、硬化します。
完成です。
ネコの下部に穴のあるモールドでも作りました。
こちらには、夜明パープルと織姫ピンクの着色剤を使いました。
シェイカーパーツが作れるモールドでも制作しました。
月影グリーンと彦星ブルーの着色剤で作っています。
ポーズがかわいいネコのモールドを使い、夜空を閉じ込めたようなレジンのチャームを作りました。細かいラメの入った着色剤のおかげで、ニュアンスのある発色と上品な光沢がとってもきれいな仕上がりに。月と雲が浮かぶグラデーションの夜空の奥行き感も神秘的です。
今回使ったモールドには厚みがあります。それを活かし、初めから奥行きを意識してデザインしています。着色レジン、雲、透明レジン、メタルパーツ入り、そして再び雲、最後はレジンのみと、何層にも重ねながらモールドを埋めれば、自然で豊かな印象の奥行きが生まれます。
最初に底に敷く着色レジンの層は、モールドを傾けて硬化するという方法でグラデーションにしています。斜めになったモールドの底では着色レジンに濃淡ができるので、ぼかしたりする手間もなく簡単にグラデーション効果が出せるのです。
雲はおなじみ、ねり消しゴムで作ります。左右に伸ばしてふわっとした雲のようなかたまりを作り、レジンに封入します。先にレジンを少量流し、その上にふわっと雲を置いてレジンと馴染ませながら配置するとより本物のように見えます。
さらに立体感を出すため、雲は2層仕上げに。最初の層に入れた量よりも少なめを心がけて2層めに雲を入れると上手くいきます。1層めと2層めに入れた雲が重ならないように配置するのも立体感を際立たせるこつです。少しずらして配置しましょう。
福袋に入っている別バージョンのモールドでも作りました。ネコの底部分に穴ができるタイプのモールドで作ったネコには、夜明パープルと織姫ピンクの着色剤を選びました。シェイカーパーツのネコに使ったのは、月影グリーンと彦星ブルーの着色剤。どれもラメ入りで、とてもきれいな光沢と発色が楽しめます。
年末年始は何かと忙しない時期ではありますが、新しいことを始めるのにもグッドタイミングです。福袋からスタートしてみるなんてとても素敵なことではないでしょうか。可愛いネコのモールドでレジン元年!これから始める方にも上級者さんにも試していただきたい作品レシピです。