パスポートサイズのノートブックカバーの作り方
作品レシピ
2020年09月16日

パスポートサイズのノートブックカバーの作り方

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前から欲しかったものを作りました。使い分けているミニノートブックをひとまとめにするためのソフトカバーです。 

 

ゴムバンドで引っ掛けるだけなので、ノートブックのサイズのばらつきも多少なら問題なし。何より自分で選んだ生地で作れるのがうれしい!バッグに入れて持ち歩くのが楽しくなります。 

 

寸法は自由ですが、ここではパスポートくらいのサイズで作っています。 

ジャンル:
ソーイングソーイング

目次

  1. 1.材料と道具
  2. 2.作り方
  3. 3.まとめ

1.材料と道具

notebook cover supplies

・生地(裏と表)
・接着芯(フォーム)
・裁ちばさみ
・布用印つけペン
・まち針
・ミシン(手縫いの場合は針)
・糸
・糸切りばさみ
・クロパダイル(ハトメ打ち)
・アイレット(ハトメ)
・ゴム

2.作り方

生地をカットします。表地、裏地、接着芯、すべて同じ寸法にカットします。パスポートサイズを作る場合は6x9インチ。

notebook cover 01 dimensions

縫代は3、4mm。縫線の印はつけてもつけなくてもOKです。

notebook cover 02

私はつけない場合の方が多いですが、角をカーブさせたいので全体に印つけペンで線を引きました。

notebook cover 03

接着芯、表地、裏地の順に重ねます。裏地は下に向けます。

notebook cover 04

接着芯がアイロン接着可能なものであれば、ここでくっつけてもOK。アイロン接着式である必要はありません。

notebook cover 05

7、8cmの返し口を残してぐるりと縫います。

notebook cover 06 guides

厚みのある接着芯(これは4mmほど)を使う場合、待ち針を普通に打つと歪みが生じてしまうので、あればクリップ式のものが便利です。

notebook cover 07

なければ接着芯の表面だけすくって生地をとめます。

notebook cover 08

縫い始めと縫い終わりは、返し縫いをして強化します。

notebook cover 09

角を丸くカットします。

notebook cover 10

縫い残した返し口から表と裏をひっくり返します。

notebook cover 11

角はカーブさせたので指で十分だと思いますが、直角に縫った場合など出しにくい場合は内側からヘラなどで押して整えます。

notebook cover 12

アイロンで生地をスムーズにならします。

notebook cover 13

返し口を折り込み、必要であればアイロンで跡をつけます。

notebook cover 14

返し口を縫い閉じます。

notebook cover 15

私は返し口だけ縫いましたが、アクセントを兼ねてぐるりと全体にステッチを入れても良いと思います。

notebook cover 16

裏地側を上に向け、真ん中に目立たない印(または消える印)をつけます。縫代と接着芯の厚みで私のカバーは約8.75インチ弱になっていましたので、両端から4.375インチのところです。

notebook cover 17

中心から左右に0.375(3/8)インチ、上からも同じく0.375インチのところに印をつけます。

notebook cover 18 guides

センチ表記です。中心から左右に1cmずつ、上からも1cmのところに印をつけます。印と印の間隔は2cmになります。

notebook cover 19 guides

下側にも印をつけます。合計4つの印が入ります。

notebook cover 20 guides

印をつけたところに、千枚通しや目打ちなど先の尖ったものを刺して穴をあけます。

notebook cover 21

穴を広げます。

notebook cover 22

あれば、布用やレザークラフト用の穴あけパンチが便利です。

あけた穴に、表地側からアイレット(ハトメ)を差し込みます。

notebook cover 23

根元までしっかり差し込み、繊維がかぶさっていたら取り除きます。

notebook cover 24

クロパダイル(使い方はこちら)またはその他のアイレットセッターで留めます。

notebook cover 25

表側。

notebook cover 26

裏側。

notebook cover 27

残りの3つの印にも同様にアイレットを付けます。

notebook cover 28

表側を上に向け、左側の端にも印をつけます。タテにちょうど半分、端から2cm(0.75インチ)くらいのところにつけます。

notebook cover 30

アイレットを付けます。

notebook cover 31

全部で5箇所にアイレットが付きました。

notebook cover 32

内側を上に向け、右上の穴のこちら側から細めのゴムひもを通します。

notebook cover 33

左上の穴に通してこちら側へ戻します。

notebook cover 34

左下の穴から向こう側に通します。

notebook cover 35

その隣の穴からこちら側へ戻します。

notebook cover 36

これをもう1回繰り返します。

notebook cover 37

後で調節できるよう、軽く結びます。

notebook cover 38

太めのゴムを2つに折って輪にします。

notebook cover 39

端の穴に内側から輪を入れて引き出します。

notebook cover 40

輪の大きさ(ゴムひもの長さ)は、カバーの閉じ方で決まります。タテにかけたい場合は長めに。

notebook cover 43

ヨコにかけたい場合は短めになります。

notebook cover 42

ノットを結びます。

notebook cover 41

ノートブックを挟みます。

notebook cover 44

4冊のノートブックをひとまとめにすることができました。

notebook cover 45

完成です。

notebook cover 46

パスポートが収まるので、旅行ノートにも良いサイズです。

notebook cover 47

3.まとめ

半年以上温めていたノートブックカバーのプロジェクトが、やっと実現いたしました。コロナウイルス流行のため、手芸店やホームセンターが軒並みクローズ。再びオープンしても、手作りマスクへの需要からかゴムひもの値段が高騰し、生地の棚もすっからかん。材料を揃えるまでが長い道のりでした。

さっそく試作をしてみて、出来上がりに大満足!サイズを変えたり、表紙に刺繍やアップリケを入れたり、チャームを付けたりして、ノートブックカバー作りを楽しみたいと思っています。

ノート好きさん、手帳好きさん、ぜひお試しください。

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編む、縫う、刺す、切る、貼る…ハンドメイドはどのジャンルも子どもの頃から大好きで、海外に移住した現在...
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