目次
- 1.材料と道具
- 2.作り方
- 3.まとめ
冬の風物詩とも言える、雪うさぎ。発祥は日本有数の豪雪地である新潟県二本木だそうです。真っ白な丸いフォルムに葉っぱの耳、そしてつぶらな瞳が可愛いですよね。そんな冬にぴったりの小さな雪うさぎをレジンで作ってみました。
100均モールド1つで形を作ることができます。手順も少ないので、どなたでもチャレンジしやすいレシピです。小さく作ってピアスやイヤリングに、大きく仕上げてキーホルダーにと、いろんなアクセサリーに応用可能です。
冬の時期にレジンを扱う際のポイントやぷっくりとした丸いフォルムにするためのコツを合わせ、詳しい作り方と説明いたします。
作家のためのレジン
着色剤(白、緑)
楕円モールド
調色パレット
調色スティック
UVライト
平やっとこ
エンボスヒーター
ジェルネイル(赤)
マスキングテープ
爪楊枝
輪ゴム
調色パレットまたは適当なモールドを2つ用意し、マスキングテープで拭って埃を取り除きます。
ひとつの調色パレットには多めに、もうひとつには少量のレジン液を入れます。
それぞれのレジン液を白と緑に着色します。
レジンを多く入れた方に白の着色剤を、少ない方に緑をそれぞれ1滴入れます。白は薄めに、緑は濃いめに色付けます。
調色スティックでムラが無くなるまでしっかりと混ぜます。
エンボスヒーターで温めて気泡を抜きます(詳しくはこちら)。気泡を抜いたら冷まします。
楕円のモールドに白の着色レジンを表面がふっくらするくらいまでたっぷりと入れます。モールドは同じものでなくても、楕円であればどんな大きさでも問題ありません。
120秒硬化します。
緑の着色レジンで楕円の3分の1くらいの長さの葉っぱを描きます。楕円モールドの横の隙間に施しましょう。
120秒硬化します。
同じ大きさの葉っぱをもう1枚描いて120秒硬化します。
お好みで重ね塗りして葉っぱをぷっくりと分厚くします。
楕円の周りをやすりで少し削ってなめらかにします。
てっぺんよりも少し前側にピンバイスでヒートン用の穴を開けます。
少量のレジンを穴に入れ、ヒートンを挿して硬化します。
葉っぱを接着します。白の着色レジンをヒートンの斜め前に1滴付けます。ぷっくりしている面を下にして葉っぱを添えます。
添えたまま60秒硬化します。
ヒートンを挟んで対称となる位置にもう1枚の葉っぱを付けて硬化します。
補強のため、葉っぱと楕円の接着部分に少量のレジンを塗って硬化します。
できたパーツをレジンでコーティングします。ヒートンを平やっとこで挟み、持ち手を輪ゴムで固定します。
調色パレットにクリアまたは白の着色レジンを入れ、エンボスヒーターで温めます。冬は低温でレジンの粘度が上がりますが、温めてサラサラにすればコーティングしやすくなります。
レジンの中に沈めて白い部分をコーティングし、余分な液をしっかりと落とします。
塗り漏れがないか確認し、くるくると回しながら120秒硬化します。
置いた状態で両面をそれぞれ120秒硬化します。硬化が終わってからすぐに触らず、硬化熱が冷めるまでしっかりと待ちましょう。
赤のジェルネイルを少量モールドに出し、調色スティックで真正面の葉っぱの真下あたりに点を描きます。
120秒硬化します。
完成です。
真っ白な丸いフォルムに葉っぱの耳とつぶらな瞳が可愛い、レジンで作る小さな雪うさぎをご紹介いたしました。冬のハンドメイドにぴったりの作品です。必要なのは100円ショップでも買える楕円形のモールドひとつ。手順も少ないので、どなたでもチャレンジしやすいレシピです。
今回は100円のモールドを使用してかなり小さく仕上げましたが、もう少し大きく作っても可愛くできます。モールドは同じものである必要はありません。楕円形であればどんなサイズでも構いません。小さくまとめてピアスやイヤリングに、大きく仕上げてキーホルダーや置物にと、お好きなサイズで作れます。
耳のパーツには、緑の着色レジンで作った葉っぱを使っています。ここでは硬化した後にさらに緑のレジン液を重ね塗りしてぷっくりと分厚く仕上げました。お好みで薄い葉っぱにしても、あるいはさらに重ねてぽってりと分厚くしても良いでしょう。
仕上げのコーティングは、レジン液にパーツを浸して行いました。冬は室温が低いためレジンの粘度が上がり、薄く均等に付けるのが難しいかもしれません。そんな時は調色パレットに出してエンボスヒーターで温めるとサラサラになり、コーティングしやすくなります。
冬にぴったりな小さな雪うさぎのチャーム。ぜひチャレンジしてみてはいかがでしょうか?