目次
- 1.材料と道具
- 2.作り方
- 3.まとめ
ステンシルで遊ぼう!では4種類のアプリケーションをご紹介いたしましたが、楽しい方法はまだまだあります!今日はちょっぴり上級編の、スプレーインクとエンボシングペーストを使ったステンシルです。
・ステンシル
・エンボシングペースト
・パレットナイフ
・スプレッダー
・スプレーインク
・仮止めテープのり
・マスキングテープ
・カードストック
スプレー式のインクは各スタンプ会社からさまざまなタイプのものが出ています。これはディストレスオキサイドスプレーと言って、ピグメントとダイのハイブリッドタイプです。
ステンシルをする時は、仮止めテープのりでペーパーを固定するところからスタート。
ステンシルを被せてマスキングテープで止めます。
スプレーの噴射口からペーパーまでの距離によって雰囲気がだいぶ違ってきます。ステンシルに使う場合は20〜30cmは離したいので、インクが飛び散っても後片付けがしやすいよう、作業台に新聞紙などを敷きます。
ピグメントインクとのハイブリッドなので、粒子が入っています。分離しているため、よく振ってから使います。
ペーパーから30cmほど離して…
スプレー!
お好みの濃さになるまで何度かスプレーします。今回は背景として使いたいので、このくらいでストップしました。
液体のインクは乾きが遅いので、擦ってしまわないよう気をつけて保管します。
続いては、ペーストを使ったステンシルです。
エンボシングペーストという、ステンシルの会社から出ているクリーム状の画材です。ステンシル専用でなくても、モデリングペースト、ジェルメディウムなどで代用できます。
シルバーを引き立たせるため、ブラックのペーパーを土台にします。仮止めテープのりで固定。
ステンシルを乗せて…
マスキングテープで止めます。
パレットナイフやヘラなどを用いて、ステンシルの1辺にペーストを乗せます。
ペーストの厚みが均一になるよう、広げます。
スプレッダーを使ってペーストを伸ばします。定規や下敷きなど、プラスチックやメタルのシート状のもので代用できます。ステンシルの幅よりやや長いものが使いやすいです。
ペーストを乗せた辺からスタートして…
ゆっくり伸ばしていきます。
隙間ができても大丈夫。
反対の辺まで来たら、スプレッダーについているペーストをすくい取って…
塗り残し部分に乗せます。
全体をペーストで埋めたらもういちど最初にスタートした辺にスプレッダーを戻して、余分なペーストを掻くようにひと伸ばしします。
ステンシルを剥がすと…
まるでレリーフのような仕上がりになっています。
ペーストも乾きが遅いので、手で擦ったり重ねてしまったりしないよう、気をつけて保管します。
ゴールドのペーストでもトライ。
ペーストを多めに乗せたら…
一度で全体を埋めることができました。
エンボシングペーストは、乾いたら色を塗ることもできます。白のペーストがあればカラフルなクラフトが楽しめます。
ステンシルというとインクを擦ったり叩いたりと時間のかかるクラフトのイメージかもしれませんが、スプレー式のインクならほぼ一瞬!単色でも、複数のインクを部分的にかけても、面白い効果が得られます。
また、ステンシルは一般には平らな仕上がりですが、ペーストを使えばレリーフのような立体作品に。プラスチックの薄いステンシルでもそれなりの高さを出すことができます。
ステンシルのアプリケーション方法、実はまだまだあるんです。その3に続きます!