炭酸と泡をレジンで簡単再現！小さいけれどリアルなビールジョッキの作り方

1．材料と道具

レジン液

コーティング剤

着色剤

シリコンモールド（円柱）

シリコンモールド（ヒートン）

調色パレット

調色スティック

UVライト

ニッパー・やっとこ

ヒートン

輪ゴム

マスキングテープ

2．作り方

レジン液を着色します。調色パレットまたは適当なモールドを2つ用意し、マスキングテープで拭って埃を取り除きます。

ひとつの調色パレットには多めに、もうひとつには少量のレジン液を入れます。

それぞれのレジン液を白と黄色に着色します。

レジンを多く入れた方に黄色の着色剤を0.5滴、少ない方に白を1.5滴入れます。黄色は薄めに、白は濃いめに色付けます。

調色スティックでムラが無くなるまでしっかりと混ぜます。

黄色の着色レジンをしっかりと混ぜて気泡を作ります。あえて気泡を作り、ビールの炭酸を表現します。

ビールの上半分を作ります。モールドの円柱型に7割くらいまで黄色の着色レジンを入れます。調色スティックを使って1滴ずつ垂らしましょう。

60秒硬化します。

白の着色レジンをしっかりと混ぜて気泡を作ります。

調色スティックで1滴ずつ垂らし入れます。ぷっくりとするくらいまで施しましょう。

ヒートンを真ん中にそっと刺して120秒硬化します。今回は9ピンで作ったヒートンを使用しています（作り方はこちら）。通常のヒートンでも構いません。

ビールの上半分ができました。

次にビールの下半分を作ります。モールドの2割くらいまで透明のレジンを入れ、前後左右に傾けて60秒硬化します。透明のレジンで底を作ることで横から見たときにジョッキらしくなります。

黄色の着色レジンを再度しっかり混ぜて気泡を作り、モールドの8～9割くらいまで入れて60秒硬化します。

黄色の着色レジンを少量塗り、最初に作った上部分をそっと乗せます。横から見て傾いていないことを確認して120秒硬化します。

側面のバリをニッパーで優しくカットして凹凸が無くなるまで削ります。

ヒートンを平やっとこで挟み、持ち手を輪ゴムで固定します。

側面と底をコーティングします。ヒートンを付けた泡の面は塗りません。

塗り残しがないか確認し、くるくると回しながら120秒硬化します。

透明レジンの層を厚くするためにもう一度コーティングします。塗り残しがないか確認し、くるくると回しながら120秒硬化します。コーティングの回数はお好みで調整しましょう。

置いた状態で両面をそれぞれ120秒硬化します。

白の着色レジンを泡の部分に少し乗せてよりふっくらと仕上げます。量はお好みで調整しましょう。

乗せたレジンがこぼれないように、泡の部分を上に向けた状態で180秒硬化します。

ジョッキの取っ手を作ります。ヒートン型のシリコンモールドを使います。

適当なモールドに透明のレジンを少量出します。

ヒートン型の輪の部分にレジンを入れます。

120秒硬化します。

ニッパーで取っ手の形になるようにカットします。

取っ手に透明のレジンを付け、ジョッキに添えて60秒硬化します。

取っ手にレジンを塗ってコーティングし、硬化します。

完成です。

3．まとめ

ミニチュアだけどリアルな、レジンで作るビールジョッキのレシピをご紹介いたしました。いつもは足を引っ張る存在の気泡も、ビールの炭酸と泡を表現するのに大活躍。あえてしっかりと混ぜて気泡を作ることが、よりリアルに仕上げるポイントです。泡をこぼすように乗せたり、アレンジも楽しんでいただけるのではないでしょうか。

今回レジンの着色は黄色は薄めに、白は濃いめにしました。本物のビールの色味に近づけるように着色剤の量はお好みで調整しましょう。ビールの種類も沢山ありますし、色味を変えてアレンジするのもよいでしょう。

ビールジョッキの底を透明レジンで作ることもポイントです。側面も何度かコーティングして透明レジンの層を厚くしています。コーティングの回数はお好きな厚みになるように調整していただければと思います。

取っ手はヒートン型モールドの輪の部分を使って作りました。代用できるものがあればヒートン型でなくても構いません。

今からの季節にぴったりなレジンで作るミニチュアビールジョッキ。ピアスなどのアクセサリーはもちろん、カニカンを付けてポーチやバッグのチャックに付けても可愛いです。ぜひ作ってみてはいかがでしょうか。