目次
- 1.材料と道具
- 2.作り方
- 3.まとめ
市販のバイアステープを使って端の処理をしたハンドタオルが気に入り、夫からもう数枚作って欲しいとのリクエストがありました。あいにく買い置きのバイアステープを切らしていたので、夫に布を選んでもらって自作することにいたしました。
クロバーのバイアステープメーカーがあれば、どなたにも比較的簡単に短時間で作ることができます。基本の作り方ときれいに作るちょっとしたコツをご紹介いたします。
・生地(コットン等)
・ロータリーカッター(またはハサミ)
・カッティングマット
・布用しるしつけペン
・定規
・ミシン
・ミシン糸
・まち針(または仮どめクリップ)
生地を裁断します。バイアス(bias)とは、英語で斜めという意味。バイアステープはよく伸びて丸みを帯びたカーブにもフィットするよう、生地は織り目に対して45度の角度にカットされています。私が使う生地はタテ18インチ、ヨコ22インチのファットクオーターなので…
ヨコに18インチのしるしをつけて角と繋げば45度になります。
対角線を引いてハサミでカット。あればロータリーカッターが便利です。
最初のラインをカットしたら、そこから必要な布幅の帯を切り離していきます。
布幅は、作りたいバイアステープの2倍弱。25mmのバイアステープメーカーを使うので、必要な布幅は50mm弱です。
50mmより2mmほど狭くすることで、使いやすいバイアステープになります。
ハサミまたはロータリーカッターでカットします。しるしをつけなくても良いので、ロータリーカッターの方が手早いです。
48mm幅の布の帯になりました。
これを、必要な長さの分だけ用意します。
18x22インチのファットクオーターを全部カットしました。
布の帯をつなぎます。
片方を裏返しに持って…
表同士を合わせ、切り口を少しずらして重ねます。両端から三角形の余分が見えています。この状態でまち針、または仮どめクリップで固定します。
布と布が交差する90度の角をつないだ線(赤い点線で示したところ)をミシンで縫います。
バイアスカットで伸びやすいため、引っ張りすぎにご注意。縫い始めと縫い終わりは返し縫いをして補強します。
これで2枚の布が繋がります。
縫い代を開いてアイロンを当て…
三角形の余分はハサミで切り落とします。
全部つなげたら…
どちらかの布端をバイアステープの後ろから差し込みます。
滑りにくい場合は、裏の溝に目打ちなどを入れてスライドさせます。
左右の折り幅が均等になるよう、バイアステープメーカーにセッティングします。
フィード部分も均一になっていることを確認して…
最初の数センチをアイロンで押さえます。
バイアステープメーカーをゆっくりと引き、それを追いかけるようにアイロンを走らせます。
つなぎ目は、縫い代が開いていることを確認してから…
アイロンでプレスします。
最後まで来たら…
バイアステープの出来上がりです。
布端を挟むように使う場合は、ここで2つ折りにしておくとさらに使いやすくなります。
アイロンをかけます。
厚紙などに巻き付けてピンで固定すれば、必要な時までの保管がしやすくなります。
ハンドタオル(作り方はこちら)になりました。
市販のバイアステープは色バリエーションも豊富ですし、比較的安価なアイテムでもありますが、自作の方が良い場合も多々あります。共布のバイアステープで目立たせたくない場合や、逆に柄物でデザイン性を持たせたい時などは、手作りバイアステープに限ります。
クロバーバイアステープメーカーがあれば、どなたにも手軽に作ることができます。私のバイアステープメーカーは10年以上前に購入した旧型のものですが、現在は改良されてさらに使いやすくなっているようです。
サイズもいろいろ。用途に合わせてぜひバイアステープを作ってみてください。