細編みのハートの作り方

1．材料と道具

・毛糸
・かぎ針
・ステッチマーカー
・糸切りばさみ
・とじ針

2．作り方

マジックリング（詳しくはこちら）から始めます。

マジックリングに、細編みを6つ入れます。ここまでは、細編みのボールの編み方（詳しくはこちら）と同じです。

2段めを編みます。1段めの最初の細編みの目に、細編みをひとつ入れます。

ここに、1周した時に分かるよう、ステッチマーカーでしるしをつけます。

次の目には、細編みを2つ入れます。これで2段めに合計3つの細編みができました。

これをあと2回繰り返します。3つめの目には細編み1回、4つめの目には2回。

5つめの目に細編み1回、2段め最後の6つめの目に細編みを2回入れると、1周してしるしをつけた目の手前に来た時には合計9つの細編みができています。6目から9目に増し目されました。

3段めは、増し目なしで、それぞれの目にひとつずつ細編みをします。

1周すると、編地がカップ状に。

表と裏を返し…

さらにもう1段（4段め）、増し目なしで1周編みます。

4段めを編み終えたら…

10cmくらい残して毛糸をカットします。

カットした毛糸を引き出して…

糸端をとじ針に通し（行方不明中なので子ども用針で代用）、処理します。

これと同じものを、もうひとつ作ります。

2つめのカップを編み終えたところ。ここでは糸は切りません。そのまま次の作業に進みます。

ステッチマーカーを外し、4段めの最初の細編みの目にかぎ針を差し入れます。

さらに、最初に作ったカップの細編みの目にも差し入れます。

時計と反対まわりにぐるりと毛糸を引っ掛けて…

かぎ編みにかかっているすべてのループから一気に引き抜きます。

左側のカップのつなぎ目（糸を引き抜いたところ）を、5段めの最初の目とします。

5段めを編みます。それぞれの目にひとつずつ細編みを入れます。

ここからは形で確認できますが、一応ひとつめの細編みを入れたら…

ステッチマーカーをつけておきましょう。

増し目なしでぐるりと細編みします。

ステッチマーカーのついている目の手前まで来ると、5段めには18目の細編みができています。

ステッチマーカーを外し、さらにもう1段（6段め）、増し目なしでぐるりと1周細編みします。

6段めの終わりに来ると…

すでにハートが半分できています。

7段めからは、減らし目をして先を徐々にすぼめていきます。最初の4つの編み目には、普通にそれぞれ1回ずつ細編みを入れいます。

5つめと6つめの編み目でひと目減らします。5つめの編み目にかぎ針を入れて毛糸をかけて引き出し…

かぎ針に2つのループがかかった状態で次の編み目に差し込み、毛糸をかけて…

引き出すと、かぎ針にはループが3つ。この状態で毛糸をぐるりとかけて…

3ループから一気に引き抜きます。

減らし目ができました。減らし目については、ボールの編み方の記事でさらに詳しくご説明しています。

普通に細編みを4回して次の2目で減らし目、をもう2回繰り返し、スタート地点に戻ると、7段めは15目で終了しています。

8段めは、最初の3目それぞれに1回ずつ細編みをして…

次の2目で減らし目をします。

これをもう2回繰り返し、1周して戻ってくると、8段めは合計12目になっています。

ここで、綿を半分くらい詰めます。

9段めを編みます。最初の2つの目それぞれに細編みを1回ずつ。

次の2目で減らし目をします。

これをあと2回繰り返すとスタート地点に戻り、9段めは9目になっています。

10段めを編みます。普通の細編みと減らし目を交互に1回ずつします。

1周すると、9目だったのが6目に減っています。

糸を長めに（15cmくらい）残してカットします。

残りの綿を詰めます。

とじ針に通し、ひとつめの目の下に針先を外側からくぐらせます。

反対側で針をキャッチし、糸を軽く引きます。

残りの5目にも同様に糸をかけてその都度軽く引きます。

6つの目すべてに通したら、糸を掴んで…

ぎゅーっと引っ張って輪を縮めます。

中の綿に絡げるような気持ちで本体に何度か抜き差しします。

糸が短くなって通せなくなったら…

カットして糸先を埋めます。

ハートのあみぐるみの出来上がりです。

バレンタインクラフトにぴったりです。

3．まとめ

マジックリング、細編みの増やし目、減らし目とシリーズでご説明し、ハートのあみぐるみの作り方まで辿り着きました。ハートの形は一見複雑なようですが、実は半球をつないでこぶを作り、あとは減らし目で先をすぼめただけ。仕組みが分かればどうと言うこともありません。

バレンタインが近づいているので、ぜひあみぐるみの入門編としてハート形にチャレンジしてみてください。