ヒートエンボスの基本(エンボスパウダーとヒートツールの使い方)
ペーパークラフトにおけるエンボスとは、紙の表面に凸凹模様を入れる手法の総称です。カードやタグ、アルバムページを飾る際に他より少し高くなった部分があると、テクスチャが加わったり陰影ができたりして、趣が生まれます。
エンボス加工は、大きく分けてウェットとドライの2種類。今回はウェットの方、ヒートエンボス加工にスポットライトを当てましょう。
簡単にいうと、スタンプをした画像に粉をかけ、熱で溶かして定着させるというのがヒートエンボス。普通にインクでスタンプしたところは色が違うだけで平らですが、粉が溶けて固まったところは他より高さが出て、手で触るとぷくっとしています。
エンボス用のパウダーは色が豊富に揃っているだけでなく、つやつやのエナメル加工、ピカピカのミラーのようなメタリック加工、キラキラのグリッターの入ったザラザラ加工など、テクスチャもいろいろ。美しい光沢が楽しめるので、招待状、席札などのウェディングの手作りペーパーアイテムにも好まれる手法です。
意外と簡単なのに手作りしたとは思えないような仕上がりに、きっとますますペーパークラフトにのめり込んでしまうことでしょう。
編む、縫う、刺す、切る、貼る…ハンドメイドはどのジャンルも子どもの頃から大好きで、海外に移住した現在も身近な素材と簡単な方法を用いた手作りのある生活を楽しんでいます。長らくペーパークラフト一辺倒だったので、ただ今少しずつリハビリ中。毛糸や布に囲まれる暮らしの心地よさを改めて満喫しています。