フレンチニッティングドール(フレンチニッター、ニッティングスプール)の使い方
かぎ針編みのかぼちゃを作ったとき、グリーンの毛糸で編んだアイコードをヘタに見立てました。私はかぎ針と棒針での作り方を知っているのですが、「より初心者さんにもチャレンジしやすいチューブ状のひもの作り方はないかしら?」と検索しているときに出てきたのが、フレンチニッター(French knitter)。フレンチニッティングドール(French Knitting Doll)、ニッティングスプール(knittig spool)などとも呼ばれるものです。
フレンチなんて言うとちょっぴりファンシーに聞こえるかもしれませんが、ハンドメイドをされる方にはお馴染みのツールかもしれません。日本語でリリアン(リリヤン)と呼ばれるおもちゃと同じものなんです。
ウィキペディアによりますと、大流行したのは昭和30年から50年頃。私はこの時期に手芸遊びをした世代からは微妙に外れており、「むかし人気のあったおもちゃの編み機」くらいの認識でおりました。知ってはいても、なぜか一度も触れる機会のなかったクラフトツール。これも何かのご縁かしら?と、興味本位ではじめてのリリアンを購入してみました。
日本では100円ショップなどでも使いやすく進化したものが売られているようですが、ニッティングドールとも呼ばれるくらいなので、私はあえてレトロな木製のお人形のデザインのものを選んでみました。プラスチック製のもの、ペグの数が4本より多いもの、回転盤がついているものなどもあるみたいですが、仕組みはどれもほとんど変わらないようです。
基本の使い方をご紹介いたします。
編む、縫う、刺す、切る、貼る…ハンドメイドはどのジャンルも子どもの頃から大好きで、海外に移住した現在も身近な素材と簡単な方法を用いた手作りのある生活を楽しんでいます。長らくペーパークラフト一辺倒だったので、ただ今少しずつリハビリ中。毛糸や布に囲まれる暮らしの心地よさを改めて満喫しています。