目次
- 1.材料と道具
- 2.作り方
- 3.まとめ
目玉焼きを作るためにプライパンに落したような生卵。レジンで作れるモチーフは本当に無限大!今回はユーモアあふれるリアルな卵の作り方をご紹介します。
基本のプロセスのみで作れる、初心者さんでも安心の簡単な作り方です。レジンの最大の特徴である透明感と艶をそのまま活かして、トロっと広がる生卵を作りましょう。
イヤリングやネックレスにすればインパクト大!作り方をご説明いたします。
レジン液
調色パレット
着色剤
調色スティック
やっとこ
UV/LEDライト
エンボスヒーター
マスキングテープ
9ピン
カードスリーブ
爪楊枝
シリコンパレットまたは適当なモールドを2つ用意し(道具の説明はこちら)、マスキングテープで埃を取り除きます。
綺麗になったシリコンパレット2つに透明のレジン液を流し入れます。
オレンジ1色で着色します。
卵の黄身を作ります。片方に着色剤を入れ、しっかりと混ぜます。
次に卵の白身を作ります。もう片方にオレンジの着色レジンを1滴だけ入れて混ぜます。
エンボスヒーターで温めて気泡を抜きます(詳しくはこちら)。気泡を抜いたら冷まします。
9ピンを使ってヒートンを作ります。平やっとこの先で9ピンの輪の根本を掴んで折り上げます。
折り目を平やっとこで挟み、しっかりと折り目をつけます。
折り上げたワイヤーを少しだけ残して残りをニッパーで切り落とします。
根本を折ることで、より抜けにくいヒートンが出来ました。
カードスリーブまたはクリアファイルを用意します(画像では見やすいようにカードスリーブに白い紙を入れています)。
薄いオレンジ色に着色したレジン液を使って白身を雫形に描きます。
9ピンで作ったヒートンを上部に乗せます。
もう1度白身の形を調整します。好みの形に整えたらら60秒硬化します。
濃いオレンジのレジン液を1滴乗せて広がるのを待ち、60秒硬化します。
薄い黄身が出来ました。
作った黄身の上に濃いオレンジのレジン液をそっと重ねます。黄身からはみ出ないように気を付けましょう。重ねたら60秒硬化します。
ぷっくりとした黄身になりました。
次に白身を重ねてぷっくりさせます。60秒硬化します。
このままピアスにするとバリが当たって痛いので、デザインナイフで削ります。
ヒートンを平やっとこで挟み、持ち手を輪ゴムで固定します。
透明のレジン液で全体をコーティングします。
塗り漏れがないか確認し、回しながら90秒硬化します。
さらに置いた状態で両面約60秒ずつ硬化します。
完成です。
黄身のぷっくり具合がリアルです。
思わず食べたくなってしまいそう!レジンで作る、ミニチュアのような生卵のレシピをご紹介しました。ピアスにするとかなりユーモアとインパクトがありますね。
今回は白身に少しオレンジを加えましたが、透明のレジン液を使って簡単に仕上げても良いでしょう。コントラストをつけるため、黄身はかなり濃いめのオレンジに着色するのがポイントです。本物の生卵のような光沢と透明感を持たせつつ、かつ透けない黄身にするのがリアル仕上げの秘密です。
黄身を重ね塗りて瞬時に硬化することで、よりぷっくりとした印象に仕上げられます。新鮮な生卵を表現できますね。卵は鮮度が命!黄身の高さが決め手ですね。
今回ヒートンは9ピンから作りました。先を折り返すことで抜けにくい仕様にしています。また、9やTの部分を使用した後のピンの再利用にもなります。丸やっとこで先を丸めて輪を作り、さらに今回のように輪の反対を折り返せば、簡単にヒートンに作り変えることが可能です。
リアルでユーモアのある生卵。ピアスやイヤリングにぜひ作ってみてはいかがでしょうか。