目次
- 1.材料と道具
- 2.作り方
- 3.まとめ
年中温暖なカリフォルニア州サンディエゴも、朝晩ちょっぴり冷えるようになってきました。大きめのマグカップで飲むミルクティやカフェオレが美味しい季節です。そこで、フレンチニッターで長〜く編んだコードをぐるぐる巻いて、ぽってり厚みのある冬用コースターを作りました。うずまき状にしたコードを自己流で固定して、とっても簡単に仕上げています。
・フレンチニッター(リリアン編み機)
・ピン(または編み針)
・毛糸
・糸切りばさみ
・とじ針
・ヤードスティック(長い定規または巻尺)
・細めの編み棒または竹串
フレンチニッター(リリアン)で長ーいコードを編みます。ニッター本体の頭に毛糸を入れてセッティングします。
毛糸が中にすっと降りていかない場合は、かぎ針を使うと早いです。ニッターの下からかぎ針の先を入れて…
トップで毛糸を引っ掛けて…
下へ引き出します。
これでスタンバイOKです。
右利きの私は、説明書のやり方と逆方向にベースの糸を巻きます(詳しくはこちらへ)。
左手の小指のこちら側に毛糸をかけて…
人差し指、中指、くすり指の外側へ回して…
ニッターを持つと、常に人差し指にかかっている状態で糸がピンと張ります。
ベースにかけた毛糸のループがペグの根元に、2周めの糸が上に張っている状態です。
ピンまたはニードルの先に、ペグの根元にかかっているループを引っ掛けます。
そのまますくい上げて…
ペグの反対側へ持っていきます。
ニッター本体を時計と反対まわりにくるっと90度回転させると、2周めの糸がペグの上部でピンと張ります。
次のペグの根元にかかっているループを拾い上げて…
ペグの向こう側へ倒します。この時、ニードルの腹を使ってひとつ前のペグのループも一緒に押し下げるとスムーズです。
これを繰り返していくと、編み地が出来てきて…
下からコードが出てきます。
必要な長さになるまで繰り返します。
家にある一番大きなマグカップがゆったり乗せられるくらいのサイズにしたいので、1.5ヤード(約137cm)になるまで編みました。
編み終わりを綴じます。最後に編んだペグの下のループを針先に引っ掛けて…
すくい上げ、進行方向の次のペグに掛けます。
下のループをすくい上げて…
ペグの反対側へ倒します。
残ったループを引っ掛けて…
次のペグに掛けます。
これを繰り返し、最後のループに来たら、ニードルに引っ掛けて…
ニッター本体から編み地ごと引き出します。
糸端の処理ができるくらいの長さを残してハサミでカットします。
糸端を引き出して綴じます。
残った糸端は、とじ針で処理します。
コードの中に針を刺して埋め込んで…
そのまま切っても大丈夫ですが、心配なら逆方向にもう一度刺して…
引きつっていたら形を整え、出ている糸をカットします。
コードの端からくるくるとうずまき状に巻いていきます。
きつ過ぎず、ゆる過ぎず、隙間なくぴったりと寄せながら巻きます。
仮止めします。コースターの直径より長く、側面から刺して貫通させられる細さであればなんでもOK。私は編み針を使いましたが、竹串などでも良いと思います。
固定させるため、最初に巻き終わりのところを刺します。待ち針の感覚です。
うずまきがずれないように上から押さえ、棒を水平に差し込みます。
等間隔に、放射状に刺していきます。
時計で言うと、12時、2時、4時、6時、8時、10時の位置を仮止めしました。
それぞれの間、つまり、1時、3時、5時、7時、9時、11時の位置に糸を通します。
インテリア用やぬいぐるみ用のロングニードルをお持ちなら、それを使います。針は長ければ長いほど作業しやすいですが、なければ普通のとじ針でねじ込みます。
針のお尻が完全に潜ると苦戦するかもしれませんが、あとで形を整えられるので大丈夫。
反対側から針先を出したら…
引っ張って糸を引き出します。
引いたり戻したりして形を整えます。
次の糸を通します。
真ん中あたりから押し難くなりますが、ここでコースターの形が歪んでもあとで整えられるのでご心配無用。
針先が出てきたら、引っ張ります。
3本の糸が通ったら…
仮止めにしていた棒を1本抜きます。
抜いたところに糸を通します。
通したら、次の棒を抜いてそこに糸を通します。
放射状に糸を通したら、つっぱっているところを整え、糸端を処理します。
編み地の中へ刺し、コードを数本跨ぐようにするとさらに補強になります。
すべての糸端を処理したら、ぐるぐるコースターの出来上がりです!
フレンチニッターで長く編んだコード。みんなどんなふうに利用しているのかな?と日本語で検索してみると、ブレスレットやストラップなど、アクセサリとして楽しんでいる方が多いようです。
英語で検索しても身に着けるものへの応用が見られますが、側面を縫いつないでファブリック状にし、マットやクッション、ラグ、ブランケットなど、なかなか大物のインテリアに挑戦されている方もいらっしゃるようです。
大きめサイズのコースターでも1.5ヤードも必要だったので、ラグなんかだとどれほどの長さのコードを編むんだろう?興味津々ですが、とにかく無心でどんどん編んでいくのが楽しいので、苦にならないであることは確実です。
とりあえずコースターサイズにしてみましたが、次は直径30cmくらいのプレイスマットを作ってみたいです。途中で毛糸を変えてカラフルにしてもいいかな?
ぜひトライしてみてください。