目次
- 1.材料と道具
- 2.使い方
- 3.まとめ
ずっしりどっしり安定感抜群の頼れるマシンなのに、コンパクトにたためて収納にも優れたシジックスのダイカットマシン、フォルダウェイ。ホワイト&グレーのおしゃれなボディカラーも魅力です。基本の使い方をご紹介いたします。
・シジックスフォルダウェイ
・プラットフォーム(付属品)
・アダプター(付属品)
・カッティングパッド(付属品)
・ダイ
・ペーパー
レギュラーサイズのダイカットマシンと聞くと、机のほとんどをどーんと占領するような大きな装置を想像しますが、フォルダウェイはこんなにコンパクトハンドルも本体側に向けてロックできるので、収納棚からはみ出すこともありません。
プレート類を置くベースもハンドルも、使う時のみ広げられます。ハンドルを通常位置に出すためのスイッチは、クランクのにあります。
スイッチ部分を掴んで指で押し下げた状態で…
クランクを横に引けば…
ハンドルが外側を向き、回せる状態になります。
ベースを広げるには、トップに指を入れて…
開きます。
両方のベースを開いたら…
内側へ押し込んで固定します。
ベースを開いただけだと本体との間にギャップがあります。
中央に向かって押し込み、ロックすると完全な水平になります。
ベース部分にはちょっとしたスペースがあるので…
ハサミやピンセットなど、ダイカットの際に欲しいツール類が収納できます。
ダイカットマシンには、いくつかの付属品があります(本体に付いてきます)。こちらはプラットフォーム。
厚みのあるアクリルのブロックで、ハンドルを回してダイとペーパーをマシンの向こう側へ送り出す時の荷台のような役目をします。
こちらはアダプター。ほとんどのメーカーがフォーマットとしている、薄いステンレスのダイを使う際に圧力調整のために挟みます。
プラットフォームよりもうんと薄いアクリルのプレートです。
そしてカッティングパッド。ダイとペーパーを挟むサンドイッチのパンの役目をするので、2枚必要です。
カットしてみましょう。
薄いタイプの通常のダイでカットする場合は、プラットフォームの上にアダプターを乗せて…
その上にカッティングパッドを1枚。
カッティングパッドの上にペーパーを乗せて…
ダイの刃の方を下に向けて伏せるように置き…
2枚めのカッティングパッドを被せます。
ダイカットマシン本体のいずれのベースの上に設置して…
ハンドルを回します。
クルクル回すとプレート類がマシンの向こう側へ送り出され…
ペーパーがカットされます。
カッティングパッドには、刃の傷がつきます。これは自然なことです。
何度も使ううちに透明だったパッドの向こうが見えないくらい傷だらけになり、さらに圧力でそり返ってきますが、カットに支障はありません。
カッティングパッドは別売りされていますので、傷跡がペーパーの表面に模様をつけるようになったり、カットしたフェルトや布地が食い込んで剥がしにくくなったりしてきたら、買い替えされると良いでしょう。
シジックスのミニマシン、サイドキック(詳しくはこちら)でダイカットデビューされてる方もいらっしゃることでしょう。カッティングプレートを並べてみると、こんなにサイズが違います。
レギュラーサイズのフォルダウェイがあれば、サイドキックには入らなかった大判ダイを使ったペーパークラフトも楽しめます。
サイズを活かして、こまごまとしたパーツを一気にカット!も可能です。
1回のカットでパーツが揃い、すぐにカードのアセンブリーに取り掛かることができます。
ビッグズ(Bigz)という、フォーマットの違うダイもカットできます。
薄いステンレスのダイに慣れていると、「いったい何だろう?」と疑問に思うような形とサイズ。
片側がスポンジ素材になっていて、この中にダイの刃が埋まっているようです。薄いステンレスのダイよりもヘヴィデューティーで、チップボード、レザー、メタルシートなど、ペーパー以外の素材にも対応できるのが利点です。
ビッグズダイを使う際は、プラットフォームとアダプターは要りません。カッティングパッドに刃(スポンジ素材側)を上に向けて置き…
その上にカットしたいもの(ペーパー、フェルトなど)を乗せます。
もう1枚のカッティングパッドを被せ…
マシンにセットして、ハンドルをクルクル。
気持ち良いくらい、スパッとカットされました。
マシンを使い終わったら、ベースを左右から引っ張ってロックを外し…
畳みます。
ハンドルも戻せば、収納しやすいコンパクトな状態に。
すぐに手が届く棚や机の足元に置いても邪魔にならないので、いつでも使えて便利です。
作りが大変しっかりしていて、丈夫で頼れるカッティングツール、フォルダウェイ。これまで使っていた同レベルのマシンは底が吸盤になっていましたが、フォルダウェイはそれがなくても安定する、ずっしり&どっしりなマシンです。
タフな中身とは裏腹に、見た目はホワイトとグレーのおしゃれな姿。しかもコンパクトにたためるので、収納場所も取りません。
ダイカットマシン初心者さんにも、買い替えをご検討のベテランクラフターさんにも、ぜひぜひお試しいただきたいフォルダウェイ。私のクラフトルームにはなくてはならない存在です!