目次
- 1.材料と道具
- 2.作り方
- 3.まとめ
みなさんは「メンダコ」をご存知ですか?メンダコは深海に生息する体長約20cm程のタコの仲間です。UFOのようなぽってりした体で深海をゆっくり漂う姿はまさに深海のアイドル!
今回は2021年夏に投稿させていただいた深海生物シリーズの中から厳選して、メンダコのビーズブローチの作り方をご紹介します。
メンダコに詳しくなれる豆知識もふんだんに盛り込みましたので、ぜひ一緒に楽しく作ってみましょう。
・ビーズ(ピンク・特小) 体に使用します
・ビーズ(ピンク・スキ・特小) 耳(ヒレ)に使用します
・ビーズ(透明・丸小)
・ビーズ(黒・丸大)
(上記は今回使用したビーズです。お手持ちのビーズがあればそちらをお使い下さい)
・ビーズ用刺しゅう針
・ほつれ止め液
・糸(スパンミシン糸 #60 白 )
・はさみ
・合皮
・ブローチピン
・フェルト
・マーキングフィルム
こちらが図案です。高さ約5cmくらいになるようにフェルトに描き写します。
糸は2本どりで使用します。
最初は外周から刺繍をします。ピンクの特小ビーズを2つずつバックステッチでつけます。
《バックステッチのやり方》
1で針を表に出します。ビーズを2つ針に通します。
2に針を入れます。
3から針を表に出します。進行先のビーズ1つに針を通します。
これを繰り返します。
バックステッチについてもっと詳しく知りたい方は、こちらでご覧いただけます。
https://web.croccha.com/magazines/backstech_0306
足の細かいカーブの部分も丁寧に刺繍します。
メンダコもタコの仲間なので8本の足を持っているのですが、半分以上膜に覆われているためあまり自由に動かせません。スカートのような膜の先に足がちょこんと見えます。
外周が刺繍できました。
続いて内側を埋めます。メンダコの皮膚の模様を表現するため横向きで刺繍します。
メンダコはシンナー系薬品のような匂いがするそうです。網にかかると他の魚に匂いがつかないように漁師さんに捨てられるのだとか。
目を刺繍します。
目の下も横向きで刺繍をします。
メンダコは海の中ではUFOのような姿ですが、水からあげると柔らかい体を支えきれずペシャンコに潰れてしまうそうです。
足を刺繍します。
ちなみにメンダコの味はというと、食べられなくはないものの海水のような味がして非常に不味いのだとか。
足と足の間は透明ビーズで埋めます。
体が刺繍できました。
ピンクのスキビーズで耳(これ、実はヒレなのです)を刺繍します。
最後に裏側を仕上げます。
余分なフェルトをハサミでカットし、周りにほつれ止め液を塗ります。本体にマーキングフィルムを貼ってブローチピンをつけた裏地をブランケットステッチで縫い付けます。
詳しく知りたい方はこちらでご覧いただけます。
https://web.croccha.com/magazines/bees_%20broach_2201
完成です!
いかがでしたか?今回は気軽に挑戦できるようにデザインと使うビーズの種類をシンプルにしてみました。ぜひこの機会にビーズ刺繍に挑戦してみてはいかがでしょうか。