目次
- 1.材料と道具
- 2.作り方
- 3.まとめ
普段のカード作りには、送る相手がアメリカ人であっても日本人であっても、英語のフレーズを入れて仕上げることがほとんどです。でも年賀状と暑中見舞いの習慣のある国に生まれ育ったせいか、年始と真夏のごあいさつカードに限っては、デザインによって日本語のフレーズを取り入れたくなることもあります。
数年前にデザインしたスタンプセットが、私の夏のカード作りの必須アイテムになっています。日本語のスタンプ、しかも横書きと縦書きの両方入りです。もともとはダイやペーパーとセットになったカードキットの一部でしたが、今は単品のスタンプとして販売してしています。
オリジナルスタンプを使い、暑中お見舞いカードの作り方をご紹介いたします。
(仕上げ用)
・スタンプ(Summer Greeting)
・アクリルブロック
・インクパッド
・ペーパー
・2つ折りカード
(カード本体)
・夏デザインのスタンプ
・インクパッド
・ブレンダーブラシ(ぼかし背景を入れる場合)
スタンプは、3x4インチシートのミニサイズのセット。フレーズのみのスタンプです。
「暑中お見舞い」と「申し上げます」が別ピースになっているので、1行構成にも…
分けて2行構成にもすることができます。
うっかり季節を逃してしまったら、「残暑お見舞い」にスイッチ!
それぞれ縦バージョンもあるので、フレーズのスペースの位置や形によって使い分けができます。
ディストレスオキサイドインクで作ったぼかし背景(作り方はこちら)に、スタンプしてカットした観葉植物(コーディネートダイの使い方はこちら)のパーツを合わせます。スタンプする場所を決めた後に微調整できるよう、この段階では仮留めが良いでしょう。
スペース的には、2列の横書きでも入りますが…
バランスが良いのは縦書きかな?
パーツに近くなる方の「申し上げます」を先にスタンプしてそれに合わせて「暑中お見舞い」の位置を決める方がスペーシングしやすいです。
脚付きプランターに観葉植物というモダンで西洋風のデザインなのに、縦書きの日本語のおかげでしっとり落ち着いた雰囲気のカードになりました。
続いては、パレタス(アイスキャンディー)のスタンプ(使い方はこちら)で作ったミニパーツを並べます。
これには横書きの1行が良さそうです。
左右のウェイトが均一になり、全体に安定した印象になりました。
真夏のカリフォルニアのビーチのようなシーンなので、Car Vacationセットの「Sending Sunshine」がいちばんふさわしいかもしれないけれど…
ここはあえて縦書きの日本語のフレーズを合わせて、渋さをプラスしました。
日本のカードクラフターさん向けにデザインした、暑中見舞い向けのフレーズスタンプ。完成して以来、毎年出番のある私の夏のカード作りの必需品です。
「SUMMER GREETINGS」や「HAPPY SUMMER」はとてもジェネラルなフレーズなので、どんな夏のカードにもマッチします。「Have a Great SUMMER」も、相手に夏を楽しんでほしいという願いを伝える良い表現です。
「Have a Splashing SUMMER」は、プールやビーチなど、水と関連するモチーフに合わせたい表現です。もともとクジラのデザインのカードキットの一部だったので、「水しぶきが上がるような(勢いのある、エキサイティングな)夏を」というニュアンスで入れています。
可愛らしい海の仲間たちやマーメイドさん、スイカやアイスクリーム、トロピカルな葉っぱやヤシの木などの海外メーカーの定番モチーフと日本語のフレーズを合わせ、ひと味違った暑中お見舞いカード作りを楽しみましょう!