目次
- 1.材料と道具
- 2.作り方
- 3.まとめ
もうすぐバレンタインデーですね!この季節のハンドメイドに欠かせないチョコモチーフのレジン。今回はとろ~りチョコのかかったアルファベットシェイカーキーホルダーを作ってみました。
丸っこいフォルムが可愛いアルファベットに溶けているチョコがかかっているモールドを使用していますが、普通のモールドにチョコがけ加工をすることも可能です。コツさえ掴めば簡単にできますし、様々なアレンジもお楽しみいただけると思います。シェイカーが苦手…そんな方にぜひチャレンジしていただきたい作品です。
レジンを着色する時のポイントやぷっくりと仕上げるためのコツ、シェイカーフィルムを付ける際の注意点なども詳しくご説明致します。
作家のためのレジン(低粘度)
作家のためのレジン(高粘度)
作家のためのレジン(着色剤)
・クリームソーダ、白、黒、ブラウン
・サクラ、ミモザ
作家のためのレジン(コーティング剤)
アルファベットモールド
フィルム用シート(アルファベットカット)
フィルム用シート(ノーマル)
調色パレット(5個入り)
調色スティック
シリコンブラシ
UV-LEDライト
8㎜ヒートン
接着剤
チョコスプレー封入ミックスパステル
パールミックス
アイスキャンディミックス
ゴールドブリオン
ピンセット
スタービーズ
ネイル用ダストブラシ
トレースライト
うさぎキーホルダー
コンテナ
やすり
クラフトバサミ
アルファベットモールドの右上に押しピンを刺します。
3色のカラーレジンを作ります。調色パレット3つにそれぞれレジンを入れます。
いちごミルクカラーのレジン液を作ります。サクラと白の着色剤を1:3くらいの割合で落し入れ、シリコンブラシでムラが無くなるまで混ぜます。
ブラウンを1滴落し入れ、シリコンブラシでムラが無くなるまで混ぜます。
プリンカラーのレジン液を作ります。ミモザと白の着色剤を1:3くらいの割合で落し入れ、シリコンブラシでムラが無くなるまで混ぜます。
ブラウンを1滴落し入れ、シリコンブラシでムラが無くなるまで混ぜます。
ミントカラーのレジン液を作ります。クリームソーダと白の着色剤を1:3くらいの割合で落し入れ、シリコンブラシでムラが無くなるまで混ぜます。
高粘度と低粘土のチョコレートカラーのレジン液を作ります。調色パレットを2つ用意し、ひとつには作家のためのレジンの通常タイプを多めに、もうひとつにはぷっくりタイプを少なめに入れます。
それぞれにブラウン、白、黒の着色剤を2:2:1くらいの割合で落し入れ、シリコンブラシでムラが無くなるまで混ぜます。同じ色味になるように着色剤を足して調節しましょう。
緑っぽい色味が気になる場合は、反対色である赤の着色剤を少し入れると解消されます。理想の色味になるように少しずつ着色剤を足して調整しましょう。
光を通さない場所に20分ほど放置して気泡を抜きます。今回は100均で購入したコンテナに入れています。
アルファベットモールド上部のチョコがけ部分に低粘度の茶色のレジンを流し入れます。
モールドの角に入った気泡を調色スティックでなぞって取り除きます。
1分硬化します。他のアルファベットモールドで同様にもう2つ作ります。
いちごミルク、プリン、ミントカラーの着色レジンをそれぞれ流し入れます。
気泡を取り除きます。トレースボードに乗せると気泡がライトに照らされてよく見えるのでおすすめです。
表と裏をそれぞれ3分ずつ硬化します。
押しピンを外し、できたレジンパーツをモールドから取り出します。オイル注入用の溝や気泡で空いた穴をレジンパーツと同じ色の着色レジンで埋めて硬化します。
着色レジンで埋めた箇所をやすりで削って平らにします。
ネイルブラシで粉を払い、エタノールティッシュで拭き取ります。
ヒートンの先に接着剤を付け、レジンパーツに予め空けていた穴に差し込んで取り付けます。
フィルム用シートの上にレジンパーツを置いてペンで縁取り、線に沿ってカットします。アルファベット専用のフィルムを使用しても構いません。
封入パーツを作ります。アルファベットの溝の隙間にあるハートや月などの小さなモールドに余った着色レジンを流し入れて硬化し、取り出します。
お好きな封入物を入れます。
フレームにコーティング剤を塗ります。通常フィルムの接着はレジンで行いますが、内側にはみ出しにくいコーティング剤を使用します。それでも量が多いとはみ出してしまいますので、塗り過ぎには注意しましょう。
フィルムをそっと乗せて硬化します。
コーティング剤が足りないところをピンセットで少しずつ埋めて硬化し、フィルムとの段差をなくします。
溶かしチョコレートの部分に高粘度の茶色のレジンを塗り重ねてぷっくりさせます。上手に作るポイントは、先に端の方を塗ってこまめに硬化することです。一気に全部乗せると他の色の部分までレジンが流れ出し、輪郭がぼやけてしまいます。
先に塗って硬化した端の部分を繋ぐように着色レジンを乗せ、全体に塗り広げてしっかりと3分以上硬化します。濃い色のレジンにはライトの光が通りにくいので、長めに照射しましょう。
チョコがはみ出ている場合はやすりで削りましょう。
側面をコーティングします(側面コーティングのコツはこちら)。今回は通常のレジンで施します。
高粘度レジンで裏面をぷっくりと仕上げます。
溶かしチョコレートの部分をデコレーションをします。レジンを薄く塗り、チョコスプレーやアラザンに見立てたクレイやブリオンなどお好きなパーツを乗せて硬化します。
パーツの上からレジンを塗って硬化します。パーツの隙間から気泡が発生しやすいので、注意しながら塗りましょう。気泡ができた場合はその都度取り除きます。
チョコのかかっていない部分のみに高粘度レジンを流してぷっくりと仕上げます。チョコがけの部分まで一緒に塗ると、せっかくのぷっくり感が損なわれてしまいます。
キーホルダーに加工すれば完成です。
とろ〜りチョコのかかったアルファベットのシェイカーキーホルダーを作ってみました。丸っこいフォルムが可愛いアルファベットに溶かしチョコレートをかけたデザインのモールドを使用しました。バレンタインの贈り物にぴったりのチャームが作れます。
複雑そうに見えるかもしれませんが、コツさえ掴めば簡単に作れます。本体の色や封入材、溶かしチョコレート部分に乗せるトッピングなどに変化を付ければ、様々なアレンジが楽しめます。シェイカーレジン作りが苦手…そんな方にもぜひチャレンジしていただきたい作品です。
ヒートンを取り付けて仕上げたい作品には、レジンを硬化してからピンバイスで穴を開けるのが通常のやり方です。しかし今回は最初にモールドに画鋲を刺してそのままパーツ作りを進めることで、穴開けの工程を省略しました。画鋲を外すと穴は残りますが、広がりませんのでモールドは繰り返し使用できます。
いちごミルク、プリン、ミントカラーの着色レジンを作りました。いちごミルクとプリンには少しブラウンを加えてリアルな色味に仕上げています。低粘度と高粘度のレジンをそれぞれチョコカラーに着色する際は、2つが同じ色味になるようにしっかりと調整しましょう。今回は緑っぽくなったため反対色の赤を少し足しています。
モールドに流し入れるレジンの順序も重要です。まずはモールドの溶かしチョコレートのデザイン部分に低粘度のチョコ色のレジンを流し入れます。底の角には気泡が入りやすいので、調色スティックでしっかりなぞるように塗り込んで硬化します。次に入れるのは本体のパステルカラーのレジン液。今回はいちごミルク、プリン、そしてミントの3色で作りました。淡い色のレジン液から気泡を取り除く時はトレースボードに乗せると良いでしょう。ライトに照らされて気泡がよく見えます。
フィルムを付ける際にコーティング剤をフレームに塗っています。通常のレジンよりフレームの内側にはみ出しにくいですが、量が多すぎるとはみ出してしまうので注意しましょう。中央部分以外は薄めに塗り、後ほどコーティング剤が足りないところをピンセットで少しずつ埋めて硬化し、フィルムとの段差をなくしています。
仕上げには、高粘度のぷっくりタイプで作ったチョコカラーのレジン液を使います。最初に作った溶かしチョコレートの部分に塗り重ね、厚みを持たせてぽってり仕上げにします。上手に作るには、先に端の方を塗ってこまめに硬化します。一気に全部乗せるとパステルカラーの部分にまでレジンが流れ出し、せっかくの輪郭がぼやけてしまいます。
溶かしチョコレートの部分をカラフルなトッピングでデコレーションする作業は、まるで本物のバレンタインチョコを作っているよう!お菓子作りをしているような感覚になるのでワクワクしますね。レジンの着色や封入パーツの、そしてデコレーションをお好みにアレンジして、世界でひとつだけのアルファベットシェイカーキーホルダーを作ってみてはいかがでしょうか。