ヒートエンボスでピカピカ&ツヤツヤ!大判クリスマスフレーズのパーツの作り方
作品レシピ
2021年11月03日

ヒートエンボスでピカピカ&ツヤツヤ!大判クリスマスフレーズのパーツの作り方

お気に入りに追加

今年のクリスマスカード作り向けに、にぎやかな背景に乗せても埋もれない大胆なフレーズのスタンプを購入しました。実物ではなくネットショップで見て買ったのですが、届いてみたら…思った以上に大きかった!これは単に「添える」のではなく、フレーズをメインモチーフにしたデザインのカードにしなければその良さが活かせません。 

 

そこで単にインクパッドで仕上げるのではなく、ヒートエンボスでキラキラで存在感のあるフレーズの大判ピースにすることに。スタンプで作るパターンの背景だけでなく、気に入って取っておいたクリスマス柄のラッピングペーパーや昨年使って余っていたスクラップブッキングペーパーなどに合わせても立派なカードに変身させられるパーツの作り置きです。 

 

基本のヒートエンボスのご説明です。 

ジャンル:
ペーパー
クラフトペーパー クラフト

目次

  1. 1.材料と道具
  2. 2.作り方
  3. 3.まとめ

1.材料と道具

heat emboss supplies

・大判フレーズスタンプ
・アクリルブロック
・エンボスインク
・エンボスパウダー
・静電気除去剤(あれば)
・ヒートツール
・コーディネートダイ(あれば)
・ダイカットマシン(ダイを使う場合)
・ペーパー

2.作り方

受け取ってみたら、思った以上に大きかったBig On Christmasというスタンプセット。シートサイズが4x8インチと、スタンダードサイズよりも長いのです。

heat emboss 01

普通のスタンプインクでももちろん良いですが、メタリックなパウダーを使ってホリデーらしいピカピカのフレーズのパーツを作りましょう。私がよく使うのは、ヒーローアーツ社のエンボシングパウダー。ブラックやホワイトの他に、ゴールド、シルバー、コッパー、プラチナ、ブラス(真鍮)など、色味が微妙に違うメタリック系が豊富です。

heat emboss 02

「love & joy」にはゴールドを使いましょう。

heat emboss 03

スタンプをシートから剥がします。大判のスタンプは端っこを掴んで無理に引っ張ったりせず、ゆっくりと全体を起こすように剥がします。

heat emboss 04

剥がしたスタンプをアクリルブロックに貼り付けます。

heat emboss 05

これでウッドの持ち手がついたラバースタンプと同じように使えます。

heat emboss 06

エンボシングパウダーは静電気でペーパーの余計なところにまで付いてしまうので、あれば先に静電気除去剤を擦ります。

heat emboss 07

ブラシの先から少量出てくる便利なパウダーツールのタイプと…

heat emboss 08

布製の袋に入った広範囲に適したタイプがあります。

heat emboss 09

ヒートエンボスには、バーサマークというインクが最適です。透明のねちねちしたテクスチャーのインクで、熱を加えて溶かすまでの間、パウダーを「仮どめ」しておくために使います。

heat emboss 10

普通に色のインクを使うのと同じように、スタンプに付けます。アクリルブロックの方が大きいので、パッドを持って伏せるようにしてぽんぽんとインキング。

heat emboss 11

静電気除去剤を擦ったペーパーにスタンプします。

heat emboss 12

ここで私はコピー用紙を使います。半分に折って…

heat emboss 13

その上でパウダーを振りかける作業をするのです。

heat emboss 14

余分なパウダーを落とします。

heat emboss 15

残ったパウダーは、裏から指でとんとんと軽く叩くと落ちます。あまり強く弾くと、文字についたパウダーまで飛ばしてしまいますので優しく扱います。

heat emboss 16

もしもまだパウダーが残っていたら、乾いたブラシなどで払うと良いでしょう。

heat emboss 17

2つ折りにしたコピー用紙の上で作業するのは、落としたパウダーを瓶に戻すのが楽だからです。ザーッと一気に戻せます。

heat emboss 18

ヒートツールでパウダーを溶かします。

heat emboss 19

光の当たる角度で溶けた部分とそうでない部分を確認しながら進めます。「e」の右側だけまだ溶けておらず、艶もなく色も濃いのがお分かりいただけますでしょうか。

heat emboss 20

熱でペーパーが歪んでしまったら、裏からも少し当てて矯正します。

heat emboss 21

ピカピカ&キラキラ~。美しいフレーズになりました。

heat emboss 22

これがいちばん大きくてびっくりだった、「merry & bright」。カードの長い辺の端から端まで届いちゃいます。

heat emboss 23

これにはブラス(真鍮)を。

heat emboss 24

ゴールドよりも赤みがあります。アンティーク風のデザインにもマッチする色味です。

heat emboss 25

「fa la la」は、クリスマスソングの歌詞の一部。

heat emboss 26

これはレッドのパウダーにしてみましょう。

heat emboss 27

ゴールドやブラスと違い、これはメタリックではなくエナメル風のツヤツヤフィニッシュです。

heat emboss 28

あればコーディネートダイで、なければハサミでカットアウト(ファシーカッティングのコツはこちら)します。

heat emboss 29

私はあまり買わないのですが、クリスマスカードは同じデザインのものを複数作るので、今回はダイカット(ダイカットマシンの使い方はこちら)。

heat emboss 30

存在感のあるフレーズのパーツを作り置きしておけば、折り紙やパターンペーパーを使って手軽にカードが完成させられます。

heat emboss 31

ターンアバウト(使い方はこちら)スタンプで作った背景にもバッチリ!ブラスの「merry & bright」がいい感じ。

heat emboss 32

「love & joy」もまるでこれのために作られたようなマッチ具合。どちらにしようかな?

heat emboss 33

3.まとめ

買ってみたら思った以上に大きかったフレーズスタンプ。これは主役級に使わないと大胆さが活かせずもったいない!ということで、ヒートエンボスをしてピカピカ&ツヤツヤ仕上げにしました。クリスマスカード作りには欠かせないスタンプバリエーションです。

きれいに仕上げるコツは、あらかじめ静電気除去剤を用いたりブラシで余計な粉を払ったりして要らないプツプツを避けること。完成度が違ってきます。

メインモチーフになるようなデザイン性のあるフレーズスタンプは、パーツとして作り置きしておくと何かと便利。スタンプで仕上げたカード背景だけでなく、ラッピングペーパーや折り紙、スクラップブッキング用のパターンペーパーなども立派なカードに変身させられます。

キラキラはホリデーカードに欠かせない要素。この機会にヒートエンボスデビューしてみませんか?美しい光沢に惚れ惚れしますよ。

この記事で紹介したアイテム

前の記事をみる次の記事をみる
marikobrown
marikobrown
編む、縫う、刺す、切る、貼る…ハンドメイドはどのジャンルも子どもの頃から大好きで、海外に移住した現在...
前の記事をみる次の記事をみる