目次
- 1.材料と道具
- 2.作り方
- 3.まとめ
マクラメ編みが楽しい!コットンの糸が撚られたマクラメロープでストラップなど作ってみましたが、だいぶ慣れてきたので他の素材でも編んでみたくなりました。
久しぶりにダイソーへ行ってみたら、クラフト用品コーナーにさまざまなひも類を発見。どれにしようかな?と迷いましたが、ざっくりと素朴な印象のヘンプコード(麻ひも)を選んでみました。なめらかなコットンロープとは違い、繊維がけばけばと立った麻ひもです。
3色入りでそれぞれが20メートルと短めだったので、ミニサイズのプランターハンガーに。部分的に色を変えてアクセントもつけています。
・ヘンプコード(またはコットンロープ等)
・ヤードスティック(定規)または巻尺
・ハサミ
・クリップ
・クリップボード(またはフック、マスキングテープなど)
・プラントハンガーゲージ(あれば)
ダイソーのヘンプコードを使います。3色各20メートル入りとマクラメ作品にはやや短めなので、1色ほぼ使いきりでミニサイズのプランターハンガーを作ります。
定規やメジャーで測り、ヘンプコードを2ヤード(182cm)にカットします。
合計8本カットします。
同じ色、または別の色のヘンプコードで、さらにもう1本同じく2ヤード測ってカットします。
最後の2本は、1ヤード(91cm)ずつカットします。
必要な本数と長さです。
・2ヤード(182cm)x9本
・1ヤード(91cm)x1本
2ヤードのヘンプコード8本をまとめて揃えて持ち、24インチ(60cm)のところを押さえます。24インチというのは、72インチ(2ヤード)を1:2に分割した位置です。これよりも長い、または短いコードで始められる場合は、長さを3で割って押さえる位置を割り出します。
クリップで留めます。
この部分に、プランターハンガーを引っ掛けるリングを作ります。別の色(イエロー)の2ヤードのコードでラップノット(詳しくはこちら)を結びます。クリップからの長さが24インチ(60cm)の短い側に、1.5〜2インチ(4〜5cm)くらいの指でつかめる程度の長さのイエローのコードを重ねます。
クリップからの長さが48インチ(122cm)の長い側に、こぶしの幅くらいの長さのイエローのコードを重ね、折り上げてループにします。
8本のグリーンのコードと、折り上げて2重にしたイエローのコード、合計10本のコードをまとめてつかみ、イエローのコードを巻きつけます。
詰め方が甘いと折り曲げた時に隙間ができるので、きっちり寄せて巻きつけます。
ある程度巻けたら…
巻き始めと巻き終わりを寄せ、リング状にしてみます。小さければさらに巻き、大きければほどいて好みの大きさのリングにします。
リングの大きさを決めたら、最初に作ったループにコードの先を通して…
最初に残したコードを引っ張ります。
ループがだんだんと小さくなり、最終的には巻いたコードの中に潜ります。
両サイドの残りのコードをカットします。
ねじれていたら整え、きれいなリングにします。
1ヤードのコードを使い、リングの根元にラップノットを結びます。
このラップノットの長さは、お好みで調節します。
コードをしっかり引いて余分をカットすれば…
プランターハンガーのリングの部分のできあがりです。
リングから、コードが合計16本出ています。そのうち8本は、24インチ(60cm)。
残りの8本は、48インチ(122cm)からリングの部分として結んだラップノットの長さを引いた寸法になっています。
短いコード2本と長いコード2本を束ね、4組に分けます。
分かりやすいよう、それぞれの束をクリップで留めました。
リングの部分をクリップボードで挟み、固定します。マスキングテープなどで机に貼り付けたり、また、専用のクランプを使って固定しても良いでしょう。上から吊るして作業する方も多いようです。
ひと組だけ手前に引き…
残りの3組は向こう側へ押しやります。
短いコード2本を軸に、スパイラルノット(こちら)またはスクエアノット(こちら)を結びます。
ヘンプコードがうねっていて結びにくかったので、軸にする短い2本をクリップボードに固定したらやりやすくなりました。
スクエアノットバージョンにします。
どんどん結んでいくと…
長さの違ったコードがだんだんと揃ってきます。
結んだスクエアノットの部分が希望の長さになるか、または4本のコードが同じ長さになったら、ストップします。私の場合は4本の残りが同じ長さになった時、スパイラル部分は6インチになっていました。
次の4本ひと組を下ろし…
同様にスクエアノットを結びます。
最初のスクエアノットの部分と同じ長さになったらストップします。
同様に残りの2組も結びます。
4本のスクエアノットのストラップになりました。ねじれないようタコ足状に開き…
隣り合わせの2本を並べます。
クリップボードで固定します。それぞれ4本のコードでできているので、合計8本手元にあります。
左のストラップの右2本、右のストラップの左の2本、つまり8本並んでいるコードのうちの真ん中の4本をまとめ、サイドのそれぞれ2本はクリップで留めて押し上げます。
ここで、お持ちであればクロバーのマクラメプラントハンガーゲージというハンディなツールを使います。ノットとノットの距離を均一に保つのに大変便利なゲージです。
スクエアノットの終わりから4インチの距離のところに、ひとつだけスクエアノットを結びます。軸にする真ん中の2本のコードがゲージの上に来るように設置します。
結び終わりのところにゲージのトップをしっかり押し付けます。
ゲージの下の外側のコード2本をピンと張って下ろし…
クリップ(ゲージの付属品)で留めて…
ゲージのすぐ下にスクエアノットを結びます。
マクラメプラントハンガーゲージをお持ちでない場合は、定規で距離を測るか、または厚紙などでゲージを手作りしても良いでしょう。日本版はセンチ表記で、1センチ刻みで測ることができるようです。4インチに最も近いのは、10cmのゲージです。
ゲージとクリップを外し、次の隣り合う4本のコードのうち左の2本を合わせます。
ゲージをセットし、結び終わりのところから4インチの距離のところにスクエアノットをひとつ結びます。
ねじれないように気をつけながら1周し…
合計4つのスクエアノットを結びます。
4つのうち、隣り合わせの2つのスクエアノットを並べます。
スクエアノットのすぐ上をクリップで挟んでボードに固定します。
真ん中の4本を下に引き、サイドのそれぞれ2本は邪魔にならないようクリップで留めて押しやります。
内側の2本を軸に、スクエアノットから2インチの距離のところに2つめのスクエアノットを結びます。
ねじれないように気をつけながら1周し、合計4つのスクエアノットを結びます。
6インチのスクエアノットの終わりから4インチの距離のところに1段めのスクエアノット、さらにそこから2インチのところに2段めのスクエアノットが結んであります。
2つめのスクエアノットからさらに2インチのところに3段めのスクエアノットを結びます。
ゲージは距離を測るのとコードのテンションを均一に保つのに大変便利なツールです。
最初の6インチのスクエアノットの結び終わりから4インチ、6インチ、8インチのところにひとつずつスクエアノットが入りました。
最後のスクエアノットから1インチの距離にラップノットを結びます。
このラップノットの長さもお好みで決めます。
ぐるぐる巻いてコードの先を輪に通し、最初に残したコードをぎゅーっと引いて絞り、余りのコードをカットして処理します。
16本のテールを同じ長さにトリムすれば…
マクラメプランターハンガーの出来上がりです。
小さめのテラコッタの鉢を入れてみましょう。
入れる鉢のサイズや形は、かなり融通が利きます。
こちらはイエローのヘンプコードをメインに使ったスパイラルノットバージョン。リングとテールを絞ったコードはブルーにしています。
エアプランツをを入れました。空き缶や空き瓶を吊るし、ポトスやオリヅルランなど垂れるタイプの観葉植物の水栽培にもいいと思います。
日当たりの良い窓辺にぶら下げれば、おしゃれなインテリアに。どんどん作り足したくなる可愛さです。
憧れのマクラメプランターハンガーが完成!私のマクラメとの出会いであり、そもそも興味を持つきっかけとなったアイテムが作れるようになって感激です。
実はすでにもう7つも出来ているのですが、このたびダイソーで見つけたカラーのヘンプコードで作ったバージョンは新鮮です。白や生成りのコットンロープとは手触りも風合いも違い、色もポップで明るいイメージが気に入りました。
しかしヘンプコードには摩擦の抵抗があり、また、部分的に太さが違ったりするので、結びやすいかどうかと訊かれればスムーズな手触りで直径も均一なコットンロープに軍配が上がります。まったく初めて、という方は、ロープから始められると良いのではないかな、と思います。ダイソーにもマクラメに良さそうなひもの類が何種類もありました。
作って楽しい、飾ってうれしい、しかも実用的なマクラメプランターハンガー。100円で買える材料でも十分形になりますので、ぜひぜひチャレンジしてみてください。