ファブリックフラワーのヘアゴムの作り方/崩れやすい布製立体モチーフをヘアゴムに仕上げる方法
作品レシピ
2021年05月22日

ファブリックフラワーのヘアゴムの作り方/崩れやすい布製立体モチーフをヘアゴムに仕上げる方法

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フェルトや布で作ったお花をフォトフレームやウォールアートなどのインテリアに使うのであれば心配ないのですが、ブローチやヘアアクセサリなど、頻繁に手で触れるアイテムに仕立てたい場合はどうでしょうか?とくにヘアゴムなど、引っ張るパーツがあると型崩れが気になります。 

 

何か良い方法はないかな?と考え、思いついたのがくるみボタンのパーツです。ハンドメイドを楽しまれる方にはおなじみのアイテムですね。思った以上にうまく行ったので、作り方をご紹介いたします。 

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目次

  1. 1.材料と道具
  2. 2.作り方
  3. 3.まとめ

1.材料と道具

hair supplies

・ハンドメイドの立体モチーフ(布のお花など)
・くるみボタンの裏のパーツ
・フェルト
・穴あけの道具(目打ちなど)
・ヘアゴム
・ヘアクリップなど
・乾きの早いクラフトボンド
・シリコンマット(あれば)

2.作り方

ここのところすっかり気に入っている、コットンやリネン(作り方はこちら)、フェルト(作り方はこちら)などをダイでカットして巻いて作る立体フラワー。

hair tie 01

フラワー自体は形を整えながら接着したいので普通のボンドを使いましたが、留め金具に付ける際は乾きの早いボンドが良いと思います。

hair tie 02

ヘアゴム作りに使うのは、くるみボタンの裏側のパーツ。

hair tie 03

そのままでも良いですが、小さなお子さま向けにしたい場合は金具の縁が隠れるよう、これと同じサイズにフェルトを丸くカットします。

hair tie 04

千枚通しや目打ちを使い、フェルトの真ん中に穴をあけます。

hair tie 05

くるみボタンのボタンホールの突起を、この穴から出します。

hair tie 06

フェルトの裏にボンドをつけて接着します。

hair tie 07

ゴムをふたつに折って真ん中を輪にし、ボタンホールに通します。ゴムが太くて入らない場合は、糸通しの要領でワイヤーや丈夫な糸などを通して引き出します。

hair tie 08

ゴムの輪が出てきたら…

hair tie 09

反対側のゴムの端を結びます。

hair tie 10

端を結んで出来た輪に人差し指と親指を入れて、反対側の輪をつかみ…

hair tie 11

ゴムの結び目がボタンホールのところで止まるまで引っ張ります。これで結び目の位置が固定されます。

hair tie 12

ボタンパーツのプレート部分にボンドをつけて…

hair tie 13

お花を接着すればできあがり。直接お花をつかむことなく結べるので、ゴムをぎゅっと引っ張っても形が崩れる心配がありません。

hair tie 14

ヘアクリップやブローチの場合は留め金具にある程度平らな部分がありますし、引っ張ることもないので、そのまま接着して仕上げられます。

その前に、葉っぱを作り足しましょう。

hair tie 15


お花作りではシジックスのビッグズ(Bigz)という特殊なダイを使ったので外しましたが、通常の薄いステンレスのダイを使う場合はプラットフォームとアダプターを重ねる必要があります(ダイカットマシンの使い方はこちら)。

hair tie 16

お花で使ったものと同じ生地でカットしました。

hair tie 17

ブローチピンにボンドをつけて…

hair tie 18

葉っぱを配置。

hair tie 19

必要あればボンドを付け足し…

hair tie 20

お花を乗せれば…

hair tie 21

葉っぱ付きのファブリックフラワーのブローチの出来上がりです。

hair tie 22

ヘアクリップも同様です。ボンドをつけて…

hair tie 23

葉っぱを乗せて…

hair tie 24

お花をバランス良く重ねます。

hair tie 25

お花のヘアクリップの出来上がりです。

hair tie 26

原色やパステルカラーの華やかなファブリックラワーも素敵だけれど、ニュートラルなアーストーンで仕上げるのも良いものです。

hair tie 27

3.まとめ

くるみボタンのパーツを使ったヘアゴムの仕上げ方をご紹介いたしました。実はこれ、私自身が欲しかったものなんです。お花の付いたヘアゴムを結ぶ時、形が崩れるのが心配でぎゅっと握って引っ張ることができず、どうしてもゆるゆる結びになってしまうのが悩みだったのです。これで解消いたしました。

生成りやモノクロのリネンやコットンを使ってお花と葉っぱを作りましたが、もちろんカラフルで明るい色合いで作ってもOK。

でも小さな女の子たちって、みんながみんな我々大人が思っているほど子供っぽいものを好むわけではないんですよね。私自身、幼かった頃、まだ子供のいない母の友人や親戚からいただくお土産には私の年齢に相応しくないものもあり、そのたびお姉さんになったような、嬉しく誇らしい気持ちになったのを覚えています。赤やピンクのキュートなものではなく、たまにはこんなシックなアクセサリーも気に入ってもらえるかもしれません。

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編む、縫う、刺す、切る、貼る…ハンドメイドはどのジャンルも子どもの頃から大好きで、海外に移住した現在...
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