目次
- 1.材料と道具
- 2.作り方
- 3.まとめ
フェルトや布で作ったお花をフォトフレームやウォールアートなどのインテリアに使うのであれば心配ないのですが、ブローチやヘアアクセサリなど、頻繁に手で触れるアイテムに仕立てたい場合はどうでしょうか?とくにヘアゴムなど、引っ張るパーツがあると型崩れが気になります。
何か良い方法はないかな?と考え、思いついたのがくるみボタンのパーツです。ハンドメイドを楽しまれる方にはおなじみのアイテムですね。思った以上にうまく行ったので、作り方をご紹介いたします。
・ハンドメイドの立体モチーフ(布のお花など)
・くるみボタンの裏のパーツ
・フェルト
・穴あけの道具(目打ちなど)
・ヘアゴム
・ヘアクリップなど
・乾きの早いクラフトボンド
・シリコンマット(あれば)
ここのところすっかり気に入っている、コットンやリネン(作り方はこちら)、フェルト(作り方はこちら)などをダイでカットして巻いて作る立体フラワー。
フラワー自体は形を整えながら接着したいので普通のボンドを使いましたが、留め金具に付ける際は乾きの早いボンドが良いと思います。
ヘアゴム作りに使うのは、くるみボタンの裏側のパーツ。
そのままでも良いですが、小さなお子さま向けにしたい場合は金具の縁が隠れるよう、これと同じサイズにフェルトを丸くカットします。
千枚通しや目打ちを使い、フェルトの真ん中に穴をあけます。
くるみボタンのボタンホールの突起を、この穴から出します。
フェルトの裏にボンドをつけて接着します。
ゴムをふたつに折って真ん中を輪にし、ボタンホールに通します。ゴムが太くて入らない場合は、糸通しの要領でワイヤーや丈夫な糸などを通して引き出します。
ゴムの輪が出てきたら…
反対側のゴムの端を結びます。
端を結んで出来た輪に人差し指と親指を入れて、反対側の輪をつかみ…
ゴムの結び目がボタンホールのところで止まるまで引っ張ります。これで結び目の位置が固定されます。
ボタンパーツのプレート部分にボンドをつけて…
お花を接着すればできあがり。直接お花をつかむことなく結べるので、ゴムをぎゅっと引っ張っても形が崩れる心配がありません。
ヘアクリップやブローチの場合は留め金具にある程度平らな部分がありますし、引っ張ることもないので、そのまま接着して仕上げられます。
その前に、葉っぱを作り足しましょう。
お花作りではシジックスのビッグズ(Bigz)という特殊なダイを使ったので外しましたが、通常の薄いステンレスのダイを使う場合はプラットフォームとアダプターを重ねる必要があります(ダイカットマシンの使い方はこちら)。
お花で使ったものと同じ生地でカットしました。
ブローチピンにボンドをつけて…
葉っぱを配置。
必要あればボンドを付け足し…
お花を乗せれば…
葉っぱ付きのファブリックフラワーのブローチの出来上がりです。
ヘアクリップも同様です。ボンドをつけて…
葉っぱを乗せて…
お花をバランス良く重ねます。
お花のヘアクリップの出来上がりです。
原色やパステルカラーの華やかなファブリックラワーも素敵だけれど、ニュートラルなアーストーンで仕上げるのも良いものです。
くるみボタンのパーツを使ったヘアゴムの仕上げ方をご紹介いたしました。実はこれ、私自身が欲しかったものなんです。お花の付いたヘアゴムを結ぶ時、形が崩れるのが心配でぎゅっと握って引っ張ることができず、どうしてもゆるゆる結びになってしまうのが悩みだったのです。これで解消いたしました。
生成りやモノクロのリネンやコットンを使ってお花と葉っぱを作りましたが、もちろんカラフルで明るい色合いで作ってもOK。
でも小さな女の子たちって、みんながみんな我々大人が思っているほど子供っぽいものを好むわけではないんですよね。私自身、幼かった頃、まだ子供のいない母の友人や親戚からいただくお土産には私の年齢に相応しくないものもあり、そのたびお姉さんになったような、嬉しく誇らしい気持ちになったのを覚えています。赤やピンクのキュートなものではなく、たまにはこんなシックなアクセサリーも気に入ってもらえるかもしれません。